梅さんのかわら版.umelog

笛吹市~桃の花

プレバト俳句~一斉査定

2021-08-14 11:07:37 | プレバト俳句


題:打ち揚げ花火
5級へ1ランク降格  河合郁人(A.B.C-Z)
 制服のキスの余韻や揚花火
添削 制服のキス揚花火いまひらく
名人初段へ1ランク昇格 森口瑤子 
   花火果て電車空く間のデンキブラン
2級へ1ランク降格  松岡充 
  大煙火五臓六腑を鷲掴む
添削 大花火五臓六腑を鷲掴む
名人5段で現状維持 中田喜子
   まなざしや句読点なき恋花火
添削 まなざしや句読点なき恋、花火

名人7段へ1ランク昇格 千原ジュニア
  手花火の火に手花火と手花火を


永世名人29句目に掲載決定  東国原英夫
音なき音や八月の遠花火

永世名人36句で掲載ボツ   梅沢富美男
火を纏う遠州男児筒花火
添削 火まみれの遠州男児筒花火

コロナ禍で今年も花火大会が延期や中止となった
夏と言えば、笛吹川で繰り広げられる鵜飼と花火大会!
子供たちには、夏を奪われたような
いや、青春の一ページが無くなったようなそんな夏となってしまった

花火大会と言えば、「恋」。
みんなこの日に、二人で浴衣を着て見に行くことがステータスだった
告白しようか…
  ◆制服のキス揚花火いまひらく 添削後
 河合郁人の句はそんな風景を描いている
 ドキドキしながらのキス 青春の一ページが今ひらく…

そして、中田喜子の句も恋の句だ
  ◆まなざしや句読点なき恋、花火 添削後
これは、プロポーズ大作戦を詠んだ句のようだ
成功すれば、ハートの花火をあげるというイベント

だが、「句読点なき恋」とは、
止まらない恋 突っ走ってしまう恋だろう
駆け落ちか、道ならぬ恋か(ちょっと古臭い表現かな)
そう詠める

恋の句を得意としている黛まどかさんに、こんな句がある
 ◆会いたくて逢いたくて踏む薄氷
これも又、許されぬ恋か…
恋の歌はこのように品よく詠みたいものだ


◆手花火の火に手花火と手花火を 千原ジュニア
今回、一番感心したのはこの句
この手の句は、本来東国原名人が得意としている
かなりの冒険だ

名人級の句は、何が飛び出すかとてもワクワクする
一般の愛好者も、今は勉強の途中と考えて
思い切って好きな句を作るのがいいと思う
芸人さん達には学ぶことが多い…



金メダル・銀メダルストの盛り上がりは

2021-08-12 15:00:49 | 山梨の町歩き

今日市役所に行く用事があったので、ついでにあの垂れ幕を見ようと思っていた
ところが、垂れ幕はそこではなく、一つ置いて隣の本館だという

レスリング男子65キロ級で金メダルを獲得した乙黒拓斗選手は、笛吹市の出身だ
地元としては誇りであり、その栄誉を皆で讃えたいと思っている

umeさんはちょっとがっかりしたのだが、
何故、あの垂れ幕を皆が多く訪れる市民窓口館にしなかったのだろう
あそこでは限られた人しか見ないし、お祝いムードに欠ける
窓口館にはメッセージも無く、お祝いの痕跡すらない


中央市出身の平野美宇ちゃんはどうだろう
いいなぁこの手作り感満載のボード
みんなでワイワイ言いながら作ったんだろうね
職員が一丸となって、盛り上げているのが分かる


さらに、中央市のホームページを開くと、トップページの真ん中
「今月の真ん中の人 クリックしてみてね」
クリックすると、実宇ちゃんのページに飛ぶ
実宇ちゃんのページ

もうこの時点で、完全に中央市に負けている
乙黒くんは金をとったのに、おおお~い笛吹市!

季語刻々~梅酒

2021-08-11 14:52:31 | 俳句&短歌

毎日新聞の季語今昔に井上先生の句が載っていた
坪内稔典さんが毎日一句あげて鑑賞しているものだ

 梅酒酌む漆光りの夕空に  井上康明

梅酒は夏の季語 晩夏になる
「漆を塗ったような夕空とは豪華だなぁ。
たしかに琥珀色の梅酒が似合いそう。」 鑑賞稔典さん

この欄を欠かさず見ているが、井上先生の句は初めて登場した
梅酒に対し、ものすごく格調高い取り合わせとなっている
さすが井上先生と思う
梅酒については一物仕立てが多く、
たいがい、梅酒の説明が多い

 六月や梅酒抱へて一間過ぐ  廣瀬直人

直人先生の句は、六月と梅酒で季語が二つある
この句のポイントは「一間過ぐ」だろう
座敷がいくつもあるような屋敷の廊下を、
だれか梅酒を抱えて通り過ぎた
その人は?その一間の先は味噌などを置いておく蔵か?

蛇黒く住みつく家の梅酒に酔う  金子兜太

蛇が住み着く家は縁起がいいと言う
さぞかしどっしりとした家だろう
こんな家で酔っ払っている兜太先生が思う浮ぶ




臨時休館の時は…

2021-08-10 11:29:47 | 山梨の町歩き

軒並み休館となってしまった県の施設

美術館では「蜷川実花展」をやっているし
博物館は「特撮のDNA ~ゴジラ、富士山にあらわる~」

夏休みで、見学に行く予定していた人もあるだろう
とにかく、今は移動ができないので少しおあづけだ

美術館では
特別展「蜷川実花展」の見どころを紹介する動画を公開している
「おうちで展覧会をお楽しみ下さい」ということなので
コロナ禍を少し忘れて、お楽しみください

視聴方法
山梨県立美術館公式ホームページから、
「蜷川実花展」のページにアクセスしてご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=NpLcrZSAuNs

生涯学習~第5回目

2021-08-08 16:17:10 | 俳句&短歌

8月6日 第5回目の講習会は、まだ外出自粛要請出ていなかった
ギリギリセーフ
連日増えていたので、感染対策には万全を期しての参加
欠席者も無く、いつも通りの参加者だった

第2回目はこんな感じだった
既にもう5回を数えている
umeさんは前回は欠席だったが
毎回、テーマがあり今回は比喩ということだった

「何々のごとく」

例として、飯田蛇笏のこの句を上げている
 
 たましひのたとへば秋の蛍かな  飯田蛇笏

これは芥川龍之介が亡くなった時に詠んだ追悼句だという
飯田蛇笏と芥川龍之介との関係や、
この句の作られた背景など興味深い話が聞けた

これは一つの例だが、この他にも、代表的な句が上げてあって
参考になった

福田甲子男には比喩俳句が多い
しかし、廣瀬直人先生にはたった一句だけしかないという
このことを井上先生はこのように言っている

廣瀬先生は「ゆる~い俳句を戒めていた」
このことが「比喩」俳句のすべてを語っていると思う

臨時特別協力要請

2021-08-08 06:15:28 | 日記・エッセイ・コラム

何とも涼しそうなローソンのアイスコーヒーカップ「メガ」
飲み終わったら、花など活けてみたい

山梨も,とうとう四日連続で79人越えの感染者数となり
知事から,22日まで不要不急の外出や移動の自粛協力要請が出た

それで急遽、7日に予定されていたダンス講習会は中止となった
8月は当番になっていたので、みんなで準備していたのだが…

22日までの自粛期間中は、公共の施設は利用ができない
山梨大会も近いので、リハーサルなどいろいろな予定していたのだが…
担当者は、何とか開催できるように、会場探しに奔走しているようだ

知事はこの事態を想像していただろうか…
五輪やっているからゴルフ
この時知事は、山梨県教育委員会幹部の行動に対し、
大いに結構と言っていた
umeさんも多くの県民も、この対応に驚いたのだが…

2週間も経たず、臨時特別協力要請だ
あの時の対応は…と県民の多くは思っただろう
お盆と言うのに…子供たちは夏休みだというのに
厳しい8月となりそうだ





プレバト俳句~ソフトクリーム

2021-08-06 05:26:37 | プレバト俳句


題:ソフトクリーム
1位才能アリ 朝日奈央  リハ帰りのプラットホーム氷菓子
2位凡人 玉森裕太(Kis-My-Ft2)  いつ終わる氷菓にぎり長電話
 添削 手に氷菓なかなか終わらない電話
3位凡人 藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)  あどけなし夜中のアイスキミ愛す
 添削 真夜中のアイス愛するキミ愛す
4位才能ナシ 嶋佐和也(ニューヨーク)  夏の雲ソフトクリームと溶けてゆく
 添削1 溶けてゆくソフトクリームそして雲
 添削2 溶けてゆく ソフトクリーム・雲そして

名人4段で現状維持 ★千賀健永(Kis-My-Ft2)
   バニラの香あさの牧場の涼しさよ
添削 朝の牧場仕込むアイスのバニラの香

名人7段へ1ランク昇格 ★横尾渉(Kis-My-Ft2)
   八合目のドラム缶風呂シャーベット

永世名人36句で掲載ボツ ★梅沢富美男
   ババヘラの器用に咲かせ砂日傘
添削 パラソルが派手でババヘラアイス婆

いろいろなシチュエーションのアイスクリームが出てきた
その人となりや生活環境が見えて、楽しいお題だった

今回は、添削について考えてみよう
添削と改作は違う…と夏井先生はいつも言っている
まだまだ初心者の域を出ていない俳句を、直すのは簡単だ
だが、いつも思うのは夏井先生は作者の意図するところを汲んで
改作ではなく、ちゃんと添削をしているのだ

作者の人権と言うか(ちょっと大げさかな)尊重しているのだと思う
改作したら、一生懸命作ってきた作者の思いは何処の言ってしまうの?
きっと、四苦八苦の連続だろう


 藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)  あどけなし夜中のアイスキミ愛す
   添削 真夜中のアイス愛するキミ愛す
これって、夏井先生ちょっと遊んだかな…
だが、いままでもこのように遊んでみる添削はある
俳句は、もともと俳諧味と言って、楽しむものである
こんな句が出てくると、たのしいなぁと思う
目くじら立てて、ダジャレじゃん…なんて思わない方がいい

梅沢永世名人 ババヘラの器用に咲かせ砂日傘
    添削 パラソルが派手でババヘラアイス婆
これも、俳諧味のある添削
umeさんも、ねんりんピックで秋田に行った時、
ババヘラアイスを食べたことがある
起用にへらを操り、バラのようなアイスを作ってくれる、秋田の名物だ
あの時の思いでがいっぺんに蘇って来た
きっと、あのアイスを食べたことのある人は、
懐かしく思い出していることだろう

これも、歴史的事実かな
俳句にはこうした役目もある…なんて思った





共感をよぶ歌

2021-08-05 10:34:51 | 俳句&短歌

昨日、夕立の後に現れた虹
カメラに 端から端まで入らないくらい大きな虹


読売新聞短歌欄の記事より
実は この投稿された歌をumeさんも見ている

≪炊き立てのごはんながめて思います一生懸命いきていこうと≫ 楠井花乃

何と素直な歌なんだろう とその時思った
多くの共感が寄せられたという
そして この歌の力を感じたと結んでいる
ただ それだけの記事ある

8月の忌日についての記事
2015年8月 「夾竹桃 戦争を終えたその日から」

8月は悼む日の多い月である
  原爆の日 終戦の日

字のないはがき

2021-08-04 10:58:54 | 日記・エッセイ・コラム

今月は、戦争にまつわるお話しを

幼児にはちょっと難しいかなと 思ったが
向田邦子の体験を書いた絵本をみつけた
文を 角田光代さんが書きおろし
絵は 西加奈子さんがかいている
これなら 小さなこでも りかいできるだろう

「字のないはがき」
戦争が激しくなり、
一番小さい妹が 疎開することになった
お父さんは 数えきれないほどのはがきをよういした
あて名は全部 自分の住所と名前を書いた

おとうさんは、妹を呼び いった
げんきな日は、はがきにまるをかいて、
いちまいづつポストに入れなさい
(いもうとはまだ字がかけなかった)


最初に届いたハガキは大きな〇
次の日から急に〇が小さくなっていく…


とうとう×になってしまい
やがて、こなくなってしまった
しばらくして、おかあさんが妹を迎えに行った
いもうとは、かぜをひいて、せまいふとんべやにねかされていた


ちいさないもうとがかえってくる日
わたしとおとうとは、にわになっているかぼちゃをぜんぶもぎとった
にじゅうなんこも、へやにづらりとならべた
 ≪ちいさないもうとに、なんとしてわらってほしかった≫


いもうとは よるおそくかえってきた
おとうさんは はだしでそとにかけだし
いもうとをだきしめて
おおん
おおん
とこえをあげて ないた
いつも こわいおこってばかりの おとうさんの
おおきなこえが しずかなよるに ひびいていた