たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

一年半振りの山歩き「牛伏山」

2021年04月05日 | 登山

4月2日、久し振りの登山です。登山と言える様な山では有りませんが暫く歩いておりませんでしたので足慣らしと言う事で地元の牛伏山を選びました。今年は丑年ですから初登山には良いかもしれませんね。

ドリームセンターの駐車場は枝垂れ桜、ソメイヨシノが満開、山に登らずにこのままお花見をしていてもいいくらい

駐車場から西に200m先が登山口です。牛伏、八束、朝日と三山の駆け抜け登山をされる方もおられる様ですが今年、初登山の私達には無理と言うものでしょう。

山肌に山桜が点々と・・・こんな景色を観るのも久し振り

 

前方でガサガサと言う物音に熊? 警戒してか木株の陰に隠れたそれは丸々と太ったアナグマでした。カメラに手を伸ばしたその時、勢いよく登山道を横切り林の中へ逃げて行きました。その素早かった事、シャッターを押す事さえできずでした。

 

伐採した杉が散乱する道を詰めて上を目指します

マスクは必要ない山の中ですがスッピンなものですから・・・

 

ふわふわとした采咲のこの花はアオダモで宜しいでしょうか

 

山ツツジもチラホラと咲き始めています

桜スミレ(花弁にご注目)

ノジスミレ

タチツボスミレ

結構きつい登りを熟して展望台到着です。普段ウォーキングをしていても山登りとは使う筋肉が違う様です。ヘナヘナとベンチに座り込む情けない私でした。

周辺に散らばる山桜を愛での休止、中々腰が上がらない。やはりコンスタントに登っていないと体全体が山を忘れてしまう様です。 未だ道半ば先に進みましょうか。「続きますのでコメント欄はお休みです」


氷瀑  浅間大滝・魚止めの滝

2021年01月18日 | 登山
温川を後に一部 凍結する道を二度上峠に向かいました。   「ワー」思わず歓声を上げたのは峠を登り詰めた時の事です。見慣れた景色であるはずなのにです
進行方向に優美な姿を披露したのは四阿山でしょうか。そして左手にドッシリと浅間山の雄姿、空の青さと相まって私の心を乱すほど今日は一段と男前





秋に山友と来た浅間大滝と魚止めの滝に着きますと・・エッ?激しい川音。
未だ結氷してなかったんだとガッカリしながら滑りやすい急な階段を恐々下っていきますと
さにあらず凍りついた滝から程よい流れが逆に迫力を生んでいました









 

さて浅間大滝はどうなのでしょうか、ちょっとドキドキしてきました。ウ~ン、早かったようですね。でも白い世界の中を音を立てて流れる大滝は王者の風格





つるつる滑る氷の上を慎重に足を運びこの時期だからこそ行ける滝下まで行って見ました。言葉が有りません。 来て良かった、ただ それだけ





 
この記事は2014年のもので「アクセスされたページ」に載っているのを見まして懐かしくなり、もう一度あげてみたくなりました。過去記事ですのでコメント欄は閉じます。
                                       
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旅の途中で寄った武石峰(1973m)(5)

2020年10月12日 | 登山

ここから美ヶ原へのロングトレイルが伸びておりますが私達はその北端に位置する武石峰まで歩きます。フォロアーであるジュンちゃんの記事を拝見し私も登ってみたいと思った山、標高をみれば1973mと大そうな山ですがアップダウンは有るものの駐車場からの標高差は66m。ノンビリ歩く事に致しましょう。

 

ヤナギランの群生が見事と言われる斜面を5分も登れば思い出の丘山頂。展望は360度と申し分ない場所ですが此処も台風の影響を受けアルプスは雲の中、眼下に松本市が霞む今日の眺望でした。 

 

どこもかしこも開けた気持ちの良い高原のトレイルです

一旦、大きく下って振り返れば思い出の丘はもう、あんなに遠くに

 

 

レンゲツツジの群落が斜面を飾る辺り登り返して・・・う~ん、息が切れるのは登り方を忘れてしまった? ガンバレ!  登山靴に履き替えなかった事を少々後悔

 

如来様が鎮座する1973mの武石山頂に到着です。直ぐ下にホコリタケ(キツネノチャブクロ)がまるでお数珠の様です。

伸び伸びとした高原、久し振りに吸う2000mの風、しかも人影なし、雰囲気抜群

 

昔、靴跡を残した王ヶ頭、王ヶ鼻も目の前でした。今回はアルプスの展望は全く見られなかったが何時か又、登りに来る事にしよう、そう思いながら思い出の丘へと戻りました。


大小山(足利・妙義山) 後編

2018年12月19日 | 登山
続き


この山が大小山です

小粒で如何にも可愛らしい山容ですが中々のスリルと抜群の展望の良さ

実際に登ってみて「なるほど妙義山」の所以が納得できる

そんな山が大小山でした

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山頂からは関東平野は元より富士山、上州の山々、筑波山、日光連山等々

360度の展望を一挙に手の内に納める事が出来ました

ただ稜線に出てからの波を打つ様な西風は治まらず長居をするのは

厳しいものが有った為、直ぐ下の風除けに丁度良さそうな平坦な場所まで

岩伝いに急下降し身を落ち着けました


此処から先を偵察に行った雄さんが戻って来た顔を見ますと

「たかに下れるかな!」と私の左手を案じて苦い顔

10m近いロープと鎖が待ち構えているらしい、しかも2か所

岩をクリアして落ち着いたところでお弁当の方が良いだろうと

食事タイムは先に延ばし・・・私は覚悟を決めます



   



岩が切れ落ちた地点を岩と立ち木を頼りに下り回り込んだ所に

一本のロープが下がっていた 「さぁ来い」と言う様に・・・

大きく深呼吸して足を踏み出した

ロープを掴む左手が心細い でも踏み込んだ以上はやるっきゃ有りません

取り敢えず一本目をクリア

次はロープと鎖の2段構えでした

岩場の下降は足元が見えないのが不気味ですが何よりの救いは

本家・妙義山と違い岩の塊がシッカリしている事でした

ただ難所を過ぎ傾斜は幾分、緩みましたがその「シッカリ」が災いして

靴底に悪戯を仕掛けます

全ての石の先端が尖っているので摺る様な歩き方をしていると足をさらわれ

たたらを踏んでしまうのです

そこでバランスを崩したら谷底へ一直線

緊張を強いられる稜線歩きでした




行く手に大岩が現れました

廻り込むと西に前編で記した大小の文字が目に入りました

「小粒でもピリリと辛いを通り越した激辛だったね」

あの上部から始まった岩の稜線を目で追い溜息と共に

そんな言葉を思わず発した私でした




案内所に洞窟があると書かれておりましたので道の左右を気にしながら

下って行きますと左手にポッカリ口を開けた洞穴

何でも、もう一つ有るらしいのですが見つける事は出来ませんでした


「エッ!また!」岩の急下降です もう勘弁して下さいよ~と泣きが入ります

何せ」頼りになるのは右手と足だけ

もう一踏ん張り働いて貰わねばなりません

此処をクリアして、進む先が見えなくなると「またロープ?」と一瞬

身構えたりを繰り返し・・・


何時しか生い茂る木々に吸い込まれ様とする地点で最後の展望を楽しみ

阿夫利神社へと下降して行きました


帰路、前橋を通過する地点で陽が沈み整列した雲を助手席からカメラに納め

雲に始まり雲に終わった一日を終えました


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大小山(足利・妙義山)栃木県

2018年12月17日 | 登山
12月14日


6時17分の空模様は先ず先ず

雄さんが8時頃出れば余裕と言うので何時もは前夜にお弁当を作るのだが

今朝になってお釜のスイッチを入れ最近では定番になったお弁当箱に

ご飯とおかずを詰め出発です


本日はウイークデイでしたが駐車場は満杯

運よく1台分のスペースに車を納め10時55分、登山道に足を踏み入れました

この山を登るきっかけを作って下さったのは朝早く登っては足利の霧に沈む

街を写されているブロガーさんのお写真を拝見した事によります

時間が時間ですので、そうしたシーンは無理としても調べたところ

小粒ながらスリルに満ちた山体に登降意欲をそそられもしました

   

阿夫利神社で道が二分しておりましたので下山して来た登山者に

尋ねますと左は滝コース、右が南尾根コースで有る事を地図を開き

丁寧過ぎるほど丁寧に説明して下さいました

滝コースとは言え大した滝では無いとの事でしたので、そのまま直進

こんな感じでスタートです

アルミの柵が有ると言う事は猪や鹿が居そうですね

それよりも何? 「マムシ注意」・・・だって

この時期はもうお隠れでしょうが足の無い長い物は嫌~~ 勘弁して下さい




途中、分かれた男坂が合流する小さな岩尾根に出ると今までズッと

木々に隠されていた展望が開け関東平野が目の前に広がりました

天気が良いせいか地平線がクッキリと小気味よい展望です


ここから一登り天狗岩真下のテラスに踊り出ました

此処にはあずま屋が建ち見上げれば「大小」の文字が

しかし、この急峻な岩場にどうにして取り付けたのでしょう

この大小は大天狗、小天狗の事でその昔、ここは天狗様の住まわれていた

霊場だったと言う言い伝えから来ている様です




此処からの展望は更に素晴らしく正面に筑波山が大きく右方に目を向ければ

東京のビル群やスカイツリー迄も確認できる程の空気の澄み具合

今日までズッと天気予報と睨めっこしてきた甲斐が有ると言うものでした

   



広場から少しばかり長い階段を登り岩を巻いた所で下って来た男性が

富士山が見える事を教えて下さいました

其れは其れは(*^_^*) 雲に隠れてしまう前に・・・それ急げ


露岩混じりの尾根を登り詰め






先ずは第一の関門、天狗岩(大小山)に到着です

北側の展望も開け上州の山々が犇めく上に見えました

真っ白な富士山です

赤城や榛名から見るよりも意外に大きく見える事に驚きでした




天狗岩から大きく下って再び岩登り

岩に印が無いのでルートファインディングを怠らない様

落石を起こさぬよう慎重に歩を進めます


そして終に妙義山頂に到着いたしました

取り敢えず前半が終了しました

写真の枚数が多くなってしまいましたので後半は後日に回したいと思います

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