昨日の続きです
乳房雲の出現です
既に形成された雲の下で気流が乱れると発生する雲なのですが
この雲は嵐の前触れで最悪、竜巻を引き起こすとも言われております
珍しい雲が見られてラッキー!なんて言ってられませんね
層雲
雲が絡まり幽玄な世界と代わった或る日の榛名山でした
下の写真は同時刻、赤城山方面の空でした
スッキリと尾を引くこの雲はレンズ雲の一種でしょうか
時間の経過と共に次第に形が崩れ
末端から小石をばら撒いた様な巻積雲へと変化していきました
九月の空は目まぐるしいですねぇ
この日はスッキリ晴渡り巻雲が爽やかです
十五夜で活躍したススキが有るか無しかの風に穂を揺らす様は
こんな雲が良く似あいますね
前線に押されて来た雲の塊が西日を受けました
南方向、すなわち埼玉方面から、こんな雲が良く流れて来ます
しかし西上州の山並みに遮られ行き場を失って右往左往
この雲が山を越えて上空までやって来るのを見た事は無かった気がします
この空も南方向
どんよりした空に頼りない西日がさす光景の中で御荷鉾山(多胡嶺)が
二つの嶺をユッタリと横たえています
「多胡嶺に寄せ綱延へて寄せれども あにくやしずし その顔よきに」
これは万葉集に詠まれた御荷鉾山ですが
「嶺に綱を結わえて引き寄せようとしても、もう悔しいな~
あまりにも美人過ぎて私は片思いで終わりそう」
そんな憧れの君に寄せる気持ちを詠った様ですね
詠み人知らず殿、ドンマイ・ドンマイ もう一押し ガンバレ~
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