明治期、館林城二の丸跡に建てられた旧上毛モスリン会館事務所に足を向けました
日本毛織・中島飛行機・神戸生絲等々と共に近代史を飾る貴重な建物です
モスリンとは細い単糸を使った平織りの布で原材料が毛であったため
虫に食われやすいと言う欠点があり後に安価で丈夫な合成繊維の開発に
次第に後退して行きましたが閉めても崩れないと言う事から今は
腰ひもや伊達締めなどに利用されている様です
そう言えば私も子供の頃、正月になると友禅模様のこの着物を着た事が有りました
この馬車は美智子皇后の祖父に当たる日清製粉社長の正田貞一郎氏愛用の物です
同敷地内に明治の文豪・田山花袋が
7歳から14歳までのおよそ8年間を過ごした家が保存されておりました
代表作には「田舎教師」が有りますが建物は当時の平均的な武士の住まいだそうです
会場にやって参りました
既にカメラマン、準備万端
座敷席(無料)のロープ外に三脚がズラリと並んでおりました
長さ約1m、直径約20㎝ 竹筒に荒縄を巻き火薬が詰めてあり
これを片腕で抱え一方の腕で支え燃え尽きるまで持ち手は態勢を維持するのです
手筒開始までは未だ2時間余り有ります
小腹が空きましたので焼きそば(凄い量でした)を購入し「日溜りの広場」で一休み
と言っても今日はベンチで寝ている者、談話している者が憩う「風が心地よい広場」でした
川の在る景色はいいものですね
ビルも見えないせいか気持ちもゆったり、6時半まで此処で過ごしました
丁度、手筒花火持ち手が西日本災害被災地の復興支援の義援金を募り
会場を一巡しているところでした
お財布を主人の居る場所に置いて来てしまい私は募金が出来ませんでしたが
生協で募金しているのでマッイッカ!と思っていましたら
引き替えの祭りのうちわを手渡されて・・・イイノカナァと思いつつも
辺りが大分、薄暗くなり西の空は綺麗な夕焼けに染まりました
先ずは本番前のデモンストレーション、打ち上げ花火です
続く
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館林=暑い所、っていうイメージが先にたちますが、この記事の写真は、とても清涼感が漂ってます。
気持ちのいい、夏の夕刻の空気が感じられて素敵です。
でも、ほんとは、暑いんでしょ?
そういえば昔聞いた覚えがあるなぁ・・・と懐かしさのようなものを覚えました。
モスリン会館も繊維産業華やかし頃に建てられたものだけあって素晴らしい建物です。
今は館林市第二資料館として、田山花袋旧宅や正田家ゆかりの馬車などともに展示されているようですね。
夕暮れとともに打ち上げ花火で盛り上げ、徐々にクライマックスへと導く、にくい演出で期待が高まっていきますね。
ブログを拝見している方も期待が膨らんで来ました。次回が楽しみです。
いってみたい所がどんどん…。
おっ、これが手筒花火? と思いましたが、これからの登場なのですね。
16時には何処の駐車場も満車と言う事でしたので13時、家を出ましたが、その時の箕輪の気温の方が、むしろ高かったかもしれません。
ただ2時半に着いて19時までの長かった事・・・幸い会場へ行くまでに興味深い物が幾つか有り時間を潰す事が出来ましたので助かりました。
でも19時から21時までは心身共に燃えましたよ~
夕食を食べ家に帰り付いたのは24時でした。
姉のお下がりのモスリンの着物を出して着せてくれたものでした。足元は畳敷きの「ぽっかん」を履いて、その日ばかりは淑やかに過ごした記憶が蘇ります。
夜空を飾るスターマインは30分弱、、けっこう派手な打ち上げでしたが、やはりメインは手筒花火、気もそぞろで見上げておりました。
そして、いよいよ手筒花火へと・・・・・載せるのは明日になりますが、どうぞお付き合い下さいます様に。
此処は日を改めてジックリ歩いてみる価値が在りそうです。 歴史を大切にする街はやはり魅力が有りますね。
手筒花火は結構、長時間楽しめましたが始まるまでの長かった事、まるで食べ物を前にして「待て」を強要されている犬の様でした。
仕方がないので街で用意したブルーシートに座り私は小説を読んで時間をやり過していたのです。