昨年、始末してしまおうかと話したトリカブトですが折角、戴いてきた花を絶やしてしまうのは余りにも冷たい仕打ちすぎます。せめて私達が元気な間は咲き続けて貰いましょう。
烏帽子に似ている事から付けられたトリカブト、昔、アイヌの人は矢じりに、この毒を塗って獲物を仕留めたそうです。また養蜂所では花の咲く時期、蜜蜂を外に出さないとか、それほど毒性が強いと言う事なのですね。
ただ花の中にはトリカブトと同等な毒性を持つ花は身近にたくさん有ります。ジキタリス・キンポウゲ・殆どの家が植えている水仙・アセビ・黒ホウズキ・スズラン・ウツギ・家に植えてあるものだけを数えてもこんなに有ります。
トリカブトは保険金殺人で怖いレッテルを貼られてしまいましたが最近では生け花にも使っている様ですので取り扱い方を誤らなければ恐れる事はないのですよね。
しかし何という美しさでしょうか
花を写しておりましたらマルハナバチが蜜を吸いにやって来ました。花に潜っては吸い一口吸えば別の花にを何度繰り替えした事でしょう。
トリカブトに飽きたマルハナバチが次にやって来たのはホトトギスの花。一体どんな格好して吸蜜しているのやら・・写している私にも判らない。
当のトリカブトは「そんなつもりで花を咲かせているのではない」と憤慨した事でしょう。
毒は足の無い植物にとって動物たちに食べつくされない為の防衛本能なのでしょうし
虫は子孫を残す為の重要な運び屋さんです。
しかし不思議ですよね。虫は吸蜜しても害が無いと言うか平気の平左です。神様がそう作ったとしか思えませんよね。
庭も30年を過ぎますと知らぬ間に花の数も増えてくるものですね。何となく一年中、何かしらの花が咲いている庭になりました。
水仙は増えて増えてどうにもならなくなってしまいましたので6月に球根を掘り出し先日、だいぶ数を減らして植え付けました。
ホトトギスは私も大好きな花です。 紫のホトトギスが主流ですが最近、嬉しい事に白花も数を増やして参りました。
それは自ら動くことの出来ない植物の宿命ですので動物たちに食べつくされないための自己防衛法なのでしょうね。
たかが植物とは言え種を残す為に様々な工夫がされているのですね。見上げたものだと思いませんか!
ドクダミは毒と冠していれば毒草と思ってしまいますよね。昔、母が良く煎じて飲んでおりましたが何故、毒が付くのか由来を調べて見ましたら「毒矯め」が転訛したと有りました??。 私が思うに体内の毒を矯めて排出する作用が有ると解釈しましたが間違っているでしょうかね。
実は水仙も有毒なのですよ。ニラと間違えて食べてしまって中毒症状を起こしたニュースを偶に目にしますが花後、水仙の葉の後始末をする際にゴム手を嵌めるか良く洗わないとコレラより怖い目に遭ってしまうかも。冗談では無くです。
マルハナバチは体が結構、大きいので花弁に潜ってしまうとお尻ばかりで吸蜜の様子は全く判りません。出てきた時を狙っても直ぐに次の花に移動してしまうというカメラマン泣かせの蜂でした。
キョウチクトウなどは燃やした煙を吸っただけで中毒症状を起こすそうですから知らないと大変な事になってしまいますね。
それらに限らず植物の多くは毒素を少なからず含んでおります。
山菜等も同じくで採ったら「火に通せ」「水に晒して毒性を弱めろ」と昔の人は良く言ってましたよね。
それを知った上で向き合えば恐れる事も無くその美しさを心行くまで鑑賞できると言う訳です。
この外にも色々と事件を引き起こす材料に使われた花であり小説の題材にまでなった花ですので毒花で有る事は知っておりましたが
まさか日本三大毒花の一つで有ったとは・・・ねぇ。
確か有名な「東海道四谷怪談」の伊右衛門がお岩さんに煎じ薬と言って飲ませたものがトリカブトでしたよね。
そんな怖さを微塵も感じさせない美しい色! 毒々しさより、むしろ優しげに見えてしまいます。
調べて見ますとマルハナバチが頭を突っ込むと、丁度お腹の辺りに雄しべ雌しべが当たる様な構造になっているのだそうですね。
花粉を運ばせるための構造とは言え、動くことの出来ない植物の知恵の凄さに驚かされました。
居間の障子を開けますと先ずこのトリカブトが目に入って来るのですよ。
この花には、その様な物語が有ったのですね。
余りの美しさに魅せられて・・・そうした悲恋物語が生まれそうなあまりにも美しく神秘性を秘めた花ですよね。
素手では触れない人間とマルハナバチの違いは同じ生き物なのに何処が違うのでしょう。
美味しそうに吸蜜して離れないマルハナバチを只々恨めしく眺めておりました。
以前小説の中だけでなく、実際に旦那が妻に
【トリカブト】を盛っただ、証拠がないなどと
テレビをにぎわせていましたが、あれはどーなった
のでしょうか?
そんなバックグランドがあるからか、私には
とてもミステリアスな植物です
それになんて美しいブルーなんでしょうか
虫たちには何ら害がないと言うことは
【トリカブト】は一体何に向けての【猛毒】
なんでしょうかねぇ~
毒を抽出するにも、結構込み入った手順と知識が
必要と聞いた覚えがあります
やはりミステリアスですねぇ~
トリカブト、実物を見た事がないのですが
とても綺麗な色ですね♪
毒があると聞くと魅惑的な花にみえます。(^^;
色々な花がお庭に咲いていてステキですね。
ホトトギスも好きな花です。(´艸`*)
トリカブトもホトトギスの花も存在感があって
美しいですね
トリカブトは怖い花というイメージが大きかったですが水仙も同等の毒性があるのですね
昔、家にドクダミと水仙が植わっていたのですが
最初は見た目からドクダミと水仙を逆に思っていました。
トリカブトは昔から色々なものに役立たれ
最近は生け花にも使われたりしているのですね
生け花に使われる多くの花の中でも主役にもなれそうな花ですね
有難うございます。
また賢くなりました(汗)
そのように毒性があっても育てるのには危険はないのですか?
えっ、水仙もなんですか!
見た目には美しいですね。
ん?「綺麗な薔薇には棘がある」でしたっけ?(笑)
マルハナバチはコロリと死んでしまわないのですか?
>一体どんな格好して吸蜜しているのやら・・
吸蜜の体制は撮れませんでしたか!
だから「台詞」の付け書きがないのですね?(笑)
有難うございました。
トリカブト。
タカさんが言うように、
恐い花かと。
こんなに美しく咲くんですね😄
上手に大切に
咲かせたいですね☺️
テル
トリカブトってサスペンスでよく聞くけどこんな花だったんこんな
実物見る機会ないのでテレビで名前ばかりが頭の中にインプット
綺麗な花ですね毒々しいって感じはしません
トリカブトは、こちらでは伊吹山に登らないと見ることができず、
標高の高いところに咲く花だとばかり思っていましたが、たかさん宅の庭でも育つのですね。
この花は口を大きく開けることが少ないので、マルハナバチも潜り込まざるを得ないようです。
頭隠して尻隠さずで大奮闘ですね。(笑)
この花の色に似た女人が居て、心を奪われた殿方に連れて行かれそうになって、この毒を呷って息絶えた。
そんな悲恋が思い浮かびます。
それほどに美しく咲いて観えるのは、たかさんの想いが通じているからでしょうか。
花には、其々に物語がありますね。
牧野富太郎博士の、花を褥に。
思い出してしまいます。