たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

終に飲み込まれた

2013年03月10日 | 日記
気象庁の予報通り偏西風に乗ってやってきた黄色い砂

終に有るはずの山を隠し有るはずの町を覆ってしまいました


(何時もでしたら、この家並みの上には赤城山が有るのですが)


(僅か500メートル先のケヤキの並木も薄ボンヤリ、その上に有るはずの市街地は完全に飲み込まれています)

心なしか玄関先までも


こうなったら雨乞いをするしかないでしょう

すると

何処からともなく黒雲が


一寸したお湿り程度でしたが


捨てる神あれば拾う神あり・・・ですね


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有り難くない訪問者

2013年03月09日 | 日記
市街地が霞んで見えるのは黄砂のせいでしょうか?

気のせいか箕輪も穏やかに晴れているのに今一スッキリしない空模様です

あ~あ、杉花粉  黄砂  PM2・5 というトリプルパンチに洗濯物を外に干す事も出来なければ外出もままならないわ

日本の高度成長期の事も有るので責任を押し付ける訳にはいかないのでしょうが

高度化によるリスクを負わされる無関係な人間にとっては堪ったものではありませんよね


今年も宜しくと庭に咲いた花々は一体どんな気持ちでいるのかなァ




蝋梅が咲きました 

20数年たって、こんなに花を付けたのは初めてです




そして裏の梅もようやく開花しました

何故かここだけはウットリするような香りに包まれて空気も綺麗な感じがします


しかし


早くスッキリした夕焼け空を返して 



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滝と花とだんご

2013年03月05日 | 登山
11時 T さんを迎えに行き K さんと待ち合わせの松井田へ

今日は一気に春が来たような汗ばむ程の陽気だ

K さん(歯科医師の奥様)は元々 T さんの友人で(と言っても年齢差は親子ほど)

T さんのご主人の所へお嬢さんの勉強をお願いに行った事がきっかけで、 以来20年のお付き合いなのだとか

本命の福寿草自生地へ行く前に樹齢1000年という山茶花の古木の有る場所を案内して頂く事にした

妙義湖に向かって車を走らせ山深さが感じられる様になったとき

それは点在する民家の入口に大きく枝を広げ無数の花を散りばめていた






さて、いよいよ本命「虻田福寿草の里」に向けレッツゴー 


松井田からR254に抜ける51号線、この道はもう数えきれないほど通っている

右手に見えてくる福寿草自生地も車の中から何時も気にしていた場所だ

もちろん51号から福寿草が見えた訳ではないが其処に植えられた数千本の紅梅のピンクが嫌でも視界に飛び込んで来たのだ

中小坂の集落は今日の小春日和の中、如何にも長閑な風情だが・・・・・・・・見ての通りの杉の色

今、花粉症で6月まで外出禁止令が出ている Y さんが見たら写真を見ただけできっと涙を流しながらハックショ~~~ンかもしれない


斜面一面、黄色の絨毯

本来ならばその絨毯の上の紅梅を潜りながら鑑賞のはずだった

しかし今年は例年にない寒さの為か蕾にさえ色が無い

残念だがそう人間の都合には合わせてくれないのが自然の面白みなのだろう




花を愛でれば「だんご」の出番

売店の休憩所をお借りして K さん手作りの稲荷ずしをいただいた

少々年増の三人官女、一日遅れの雛祭りである

お茶と沢庵、ジャガイモをサービスして下さった店の人に

“そう言えばもう大分前ですけど、道で蒟蒻詰め放題をしていたので、それではと袋に詰めていると

「そんなおしとやかじゃ幾らも入らないよ、貸してみな、こうしなきゃ」と見本を見せてくれたのを思い出しました”

と言うと話を聞いていた看板娘「それ家の爺ちゃんだ」

それはそれはと一枚撮らせて頂いた


時刻は未だ1時半を少し回ったところ

帰るには早いので近くに有る蒔田(まいた)不動の滝へ行ってみる事にした

T さんは「今年3回目の滝だわ」と大喜び

88段の石段を上り詰めるとこんな山奥になかなか立派な神社が有った

今から約1000年前、比叡山延暦寺の慈恵大師により開かれたという不動尊が祀られているらしいが

暗くて中の様子を伺い知る事は出来ない

が、鐘の澄んだ音色が森閑とした谷あいをこだまし自然と身が清められるそんな気がするのだった




滝は谷を挟んだ崖から40メートルの落差で落ちている

雨季であれば多分豪快な姿を拝む事が出来たのだろうが渇水期の今は水がカメラに写るかどうかも怪しい

しかし気になっていた滝がまた一つブログに更新できた喜びは何にも代えがたい


254を戻る途中、不通渓谷(とおらず渓谷)という看板が目に留まった

矢印に導かれて車を進めるとおよそ10分ほど先に渓谷を見下ろす橋に出た

下へ下りる事は出来ないが オー、これはこれは素晴らしい

高千穂峡を彷彿とさせる(と言ったら九州の人のお叱りを受けるかな?)渓谷の美

振り向けば、こちらは流れも穏やかな下仁田のノンビリした風景

温かいお茶を戴きながら何時までもこの景色に身を沈めた

素晴らしい友人との出会い、自然の美を堪能した満足感

私の冒険はまだまだ終らない






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