私の若かりし頃・19歳の旅の思い出。
女二人で・・・ 『無銭 北海道半周旅行』
今風には、『バックパッカー』の旅でしょうかね
洗礼を受けたばかりの私。
聖句:『旅には袋も二枚の下着も、履物も杖も持って行ってはならない。』マタイ25-34 に出会った。
『聖句』は何を意味するのだろう? と、
『聖句』通りの旅行をしてみよう!と、思い立った。
私が、同伴者に選んだのは、高校時代からの親友。
親友は、私の『思いつき』に感動して、ためらうことなく承諾で、『ふたつ返事』をした。
親友と私の『無銭 北海道半周旅行』
朝から夕方まで歩き続け・・・夜になると『カトリック教会のドア』をノック!ノック!
「東京から来た無銭旅行者です。泊めてください。」と頼んだ。
大都市の大教会の一つの教会を除いて、ノックする全部の教会がドアを開けてくれた。
宿泊と朝ミサ。 そして 朝食を頂いて、次の町に出発。
ただただ、使徒宣教旅行を思いながら、朝から晩まで、一日中歩いた。
ある町の教会の主日ミサに出席した日。
前夜から夜行汽車に乗って来て、主日ミサに参加の大家族がいらした。
「私の家に泊まりに来ないかい?」 と声をかけて下さった。
ミサ後、汽車にのって、大家族の家を訪問。
宿泊と夕食と朝食を頂いて、私達は朝に出発した。 それから、また一日中歩いた。
『さあ、わたしの父に祝福された人たち、天地創造の時からお前たちのために用意されている国を受け継ぎなさい。
お前たちは、わたしが旅をしていたときに宿を貸してくれたからだ。』 マタイ福音書 25章34-36節
旅の間中。
イエスの『聖句』を思い出して、イエスの聖句の正しさを体験し、感動していた私達二人です。
忘れられない、『御言葉旅行』、無銭旅行です。
『聖句』は何を意味するのだろう? との気持ちが、旅の始まりでした。
人々の無償の親切の中に神の計らいがある。 と実感して、迎えた旅の終わりでした。
一生忘れることのない、私の信仰の原点となった、『信仰を生きる旅』でした。
そして。
今日は7月13日。年間第十四木曜日。
『今日の福音 イエスの御言葉 使徒宣教旅行』
『イエスは使徒たちに言われた。
「帯の中に金貨も銅貨も入れて行ってはならない。旅には袋も二枚の下着も、履物も杖も持って行ってはならない。
町や村に入ったら、そこで、ふさわしい人はだれかをよく調べ、旅立つときまで、その人のもとにとどまりなさい。
その人の家に入ったら、『平和があるように』と挨拶しなさい。」』
マタイ福音書 10章7-15節
使徒たちの無銭旅行の始まり・・・ 『第2次パウロ宣教旅行』
私の『無銭旅行』と同じ。…とは失礼千万でしょうかね
使徒パウロが、同伴者に選んだのは、人々に選ばれた人たちでした。
『使徒たちと長老たちは、自分たちの中から人を選んで、
パウロやバルナバとと一緒にアンティオキアに派遣することを決定した。
選ばれたのは、バルサバと呼ばれるユダおよびシラスである。』
使徒言行録 15-22
『無銭旅行』
何も、金も着替えも、持たない旅行は、人の親切に頼るしかありません。
私達女二人の無銭旅行も、使徒たちと同様に、お人の親切と神の力に頼るしかない旅でした。
自分の無力さを現実とし、他者に頼るしかない、『貧しい人』の私達でした。
それは、正に。
『貧しい人々は、幸いである。神の国はあなたがたのものである。』 ルカ6-20
『神の国』を体験した、私の生涯の宝物となった、歓びの旅でした。
皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
皆様はどんな旅がお好きですか? 私の旅は、『無銭旅行』以来、現地で現地の生活体験です。
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7/13。5時半。 6時出発の夫と、地域公園の久しぶりのラジオ体操参加で、合流した。5㎞。
7月の運動: ランニング 77㎞ 階段上り下り 0回 登山 1回