まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

のんきな職場過去編 「帰れないよ・・・」と彼は答えた

2024年07月03日 22時46分30秒 | のんきな職場
「XXさんはいますか?」

はい、失礼ですがお名前をお伺いしてもよろしいですか?

「あの、家族です。妻、です」

(あ、XX君の妻か。妻なら妻と初めに名乗ればいいのに)

電話を代わると、ぼそぼそと漏れ聞こえてくるやり取り。

「え、無理だよ。帰れないよ・・・」

電話を終えた彼に、何かあったの?と聞くと

「家にゴキブリが出て」

ああ。

帰ってやったら?と言ったが彼は帰らなかったので

妻は一人でどうにかしたのだろうか。

ゴキブリ平気なので、わたしが行ってあげたほうが良かったか?
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10年前もどうでもいいことを考えていた

2024年07月02日 10時51分09秒 | 日々雑感
10年前に何を考えていたのか、ブログを読み返したらこんなことを書いていた。

以下、2014年 6月の日記から



テレビを見ていて、不意に母が「美人だけど不幸な人っているよね」と言うことが度々ある。

ドラマの内容が美人が犯罪に手を染める話だったり、

私生活で不幸な美人女優が出ていたりするときに、そう思うらしいのだが

あまりにも度々なので、一体どういう気持ちからそういう発言が出るのかと考えてみた。

『美人だって不幸になるんだから、別に美人じゃなくてもかまわない』

という負け惜しみなのだろうか。

更に言えば『美人であるがゆえに不幸になることもあるから、むしろ美人じゃないほうがいい』

というもっと上から構えた負け惜しみなのだろうか。

世の中には美人じゃない上に不幸な人もいるのだから、

不幸なんだったら、せめて美人だったほうがいいじゃないかと思うのだが。

そこで母に言ってみた。

「だって、わたしなんか不幸なブスだよ」

すると母は狼狽したように

「えっ。あんたはそんなことないわよ」と答えたので

ブスじゃないって言ってくれるのかと思ったら

「あんたは・・・不幸じゃないもん」

そっちですか。

そっち否定ですか。

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のんきな職場「一日は24時間なのに?」と彼女はつぶやいた。

2024年06月27日 22時09分23秒 | のんきな職場
飛行機に乗ったことのない同僚がいる。

まあ、わたしも一度しか乗ったことないけど。

国際線に一度だけ。

たった一度が国際線というのもどうかと思うけれど。

それはさておき。

その同僚は「あんな重いものが空を飛ぶのはおかしい」という、

誰もが一度は考えたことのある理由から飛行機に乗らないという。

家族旅行で北海道とか沖縄に行きたいっていう話にならない?と聞くと

そういう意見はあるけれど、彼女が飛行機に乗りたくないから却下だそうだ。

そして「船で行けばいいじゃないですか」というので

北海道はなんとなく分かるけど、沖縄までフェリーで行くと何時間かかるのか?という疑問が

その場にいた全員の頭に浮かんだ。

すぐに調べる。

仕事もしないで。

えーと。

調べた人がスマホの画面を見ながら発表する。

「約50時間」

全員が驚愕。

くだんの彼女は「一日は24時間なのに?」

こっちが言いたいよ。

ちなみに。

フェリーで過ごす時間は二泊三日。

この船に乗り合わせたらさ、見知らぬ人でも降りるまでにはすごく親しくなってるよね。

生まれたときから今までのお互いの人生、すべて語り合えるよね。

くだんの彼女は「これからのことも話せますよ。XXさん一緒に行きませんか?」

行きと帰りに四泊六日。

滞在日数三日としても、10日の休みが必要ということか。

休みもらえるかなー。




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のんきな職場 「言えなかったの」と彼女はつぶやいた編

2024年05月25日 20時34分42秒 | のんきな職場
職場で一番ホットな話題といえば、Sさんが猫を飼い始めたことだ。

元々、猫を飼ってる人が何人かいて、かつてはわたしも飼っていた。

なのに、なぜか少しの間、飼い始めたことを黙っていたのだ。

よく言わずにいられたね。

なんで黙ってたの?と聞くと

「・・・ペットショップで買ったから」

ああ、そうか。

少し前にわたしと犬のブリーダーの話になったときに

わたしがブリーダーに対してあまり良い感情を持っていないと言ったから。

「その時にはもう飼ってたんです」

道理で微妙な顔をしたはずだ。

てっきり知り合いにブリーダーがいるのかと思い、慌てて

まあ、ブリーダーも色々だよねとフォローまでしたのだ。

「保護猫とかも考えてはいたんですけど・・・。買ってしまいました!」

言いづらかったのはわたしのせいか。

いいんだ。

その子が売られていた事実は変わらないんだから。

買ったその子を大事にしてくれればそれでいいから。

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のんきな職場・お帰り、ベルト編

2024年05月23日 21時27分36秒 | のんきな職場
落としたベルトが戻ってきた。

王子が届けてくれたわけではない。

「ベルト見つかりました?」と職場で聞かれたときに

帰り道で探したけどなかったよーと答えながら

そう言えば、落とし物検索ってあるんだよね、とサイトを開いて

まさか届いてないと思うけど。

むむ・・・これはもしや。

「市内・路上・ベージュのベルト」

日付も全て条件が合っている。

職場は大騒ぎである。

まじか、まじです。

休日、遺失物を扱っている署に行くと

「あなたの落としたのは、この金のベルトですか。それとも銀のベルトですか」

とは聞かれなかったけれど、落としたと思われる場所と時間を聞かれ

念のために色違いで同じ形のベルトを持参し

「これと同じものを落としました」と見せると

届いていたのはまさしく、わたしのベルトだった。

夕方に最寄りの交番に届けられたらしい。

その夜は雨が降ったので、雨で濡れる前に届けてもらえたベルトはキレイなままだった。

ベルトが戻ってきた話は、笑いと共に職場で共有された。

「どうして落としたのか聞かれなかったのか」という質問をする人が何人かいたが

聞かれなかったなあ。
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のんきな職場③

2024年05月21日 22時30分27秒 | のんきな職場
先日わたしは、通勤途中でベルトを落とした。

そんな人いる?と思われるでしょうが、いる。

子供の頃から落とし物が多いのだが、さすがに大人になる過程で注意深くなり

そんなに大事なものは落とさなくなった。

だが手袋は毎年落とすので左右が合わないものをいくつも持っている。

ベルトを落とした話は職場でも驚かれた。

そんなことってある?

一体、どうして。

ひとしきり盛り上がった後で誰かが言った。

「王子様が探しに来るんじゃない?」

そうだよ、このベルトにぴったりのウエストの女性はいますかって。

本当にわたしたち、このパターンの話が好きだなあ。

ひとしきり笑った後で誰かが言った。

XXさんのベルト、フリータイプだったよね。

そう言えばそうだった。

みんな合うじゃん!
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のんきな職場②

2024年05月20日 21時09分14秒 | のんきな職場
毎度お決まりの「何にでもなれるとしたら何になりたい?」という話をしていた。

平和な職場である。

派閥の話でもなく不倫の話でもなく、誰かの悪口でもなく

「ねえねえ、何になりたい?」

子供か。

でもこれ、意外と(へぇ、この人はこういう人だったんだ)という驚きがある。

「キャビンアテンダント」とか「インフルエンサー」とか

普段のその人からはちょっと思い浮かばなかった答えを聞くと

密かな野望というか欲望を知ってしまったような気になったりする。

しかし、たまに予想の上を答える人がいておかしい。

「魔法使いになりたい」

なるほど、その手があったか。

大抵の願いは叶うじゃん。

以下はもう、誰が何を言ってるのか分からないほどぐだぐだ。


魔法をかけてXXさんをインフルエンサーにしてあげてよ。

でも12時になると魔法が解けちゃうんだよね?

魔女が用意してくれたスマホと配信スタジオで、生配信をして王子様と出会うんだけど

え、王子ってなに?

12時になったら魔法が解け始めてさ、慌てて帰るときに魔女にもらったスマホを落とすんだよね。

で、王子が拾って探しに来るじゃない?

顔認証でスマホの持ち主を探すんだけど、魔法が解けて顔が違うから認証しないの。

見つけてもらえないじゃん!

あとはもう、女子高生のようにコロコロと笑い転げるわたし達。

職場にいつもファンタジーを!




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のんきな職場

2024年05月19日 22時54分55秒 | のんきな職場
職場の人間関係が良ければ、生きている悩みの半分以上は無くなったようなものだ。

と思うのはわたしだけだろうか。

今の職場もいろいろあったが、異動や退職などでメンバーが入れ替わって

ほぼ平和な毎日である。

幅広い年代の同僚がいるが、漫画の貸し借りをしたり

(わたしは「鬼滅の刃」と「ゴールデンカムイ」と「カラオケ行こ」たようなものだ。

と思うのはわたしだけだろうか。

今の職場もいろいろあったが、異動や退職などでメンバーが入れ替わって

ほぼ平和な毎日である。

幅広い年代の同僚がいるが、漫画の貸し借りをしたり

(「鬼滅の刃」と「ゴールデンカムイ」と「カラオケ行こ」を貸して「スラムダンク」を借りた)

アニメの話や誰かの飼い猫の話で盛り上がったりする。

子供の話をしたがる人もいるが、基本的にスルーしているうちにあまり話さなくなった。

職場にいるときは自分の話をして欲しい。

「旦那が」とか「子供が」で始まる話が好きな人は

そういう話が好きな人と話したらいいと思う。

誰も傷つけることなく、マウントの取り合いにもならずに盛り上がる話題が

「もしも・・・だったら」という話だ。

前にも書いたと思うけれど

「もしも願いが何でも叶うとしたら」とか

「もしも生まれ変わったら」なんて話を、いい大人が真剣に話していることに気づいて

大体、大笑いで終わる。

先日は「ドラえもんの道具で何が好き?」という話で盛り上がり

「暗記パンって、当日食べなきゃダメだよね」と本気で言った人がいておかしかった。

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原始人③

2024年05月17日 23時26分11秒 | 日々雑感
Amazonで買い物をしたことがない。

え、そこまで原始人ですかと驚かれそうですが

ネットで買物したことはあるんです。

化粧品とか、お菓子とか。

でも、その会社の公式からしか買ったことがない。

Amazonを信用してないとかそういうことじゃないけれど

(こういうことなんだろうな)という中途半端な理解で利用したくないのだ。

買物も近所のホームセンターやドラッグストアで事足りてるし。

みんな何を買ってるのかなーと思っていたら

どうしても購入したいものがAmazonでしか売っていないという事態に直面した。

便利だからとか安いからとか早いからとかいう理由ではなく、Amazonを利用しなければならない。

いや、楽天でも売っていたのだけど。

どっちみち利用したことがない。

さて、色々な事にびびりながらアナログ生活をしているわたしがどうしたか。

妹に頼んだんです。

「Amazonか楽天でこれ買って、うちに発送してもらって」

原始人極まれリだ。

無事に商品は届いたのだが、職場でわたしは調査を始めた。

名付けて「Amazon大調査」。

①Amazonを利用していますか
②どんなものを買いましたか。
③Amazonを利用する理由はなんですか。

頼まれたわけでもないのにカスタマーアンケートを取り始めた。

結果、職場の70%ほどの人が利用していた。

買っているものは家電やペット用品、化粧品と幅広かったが

早くて便利だからと言う人が多かった。

そしてやはり、近くで探しても見つからないものがAmazonにはある、と言った人もいた。

調査の途中で驚いたのは、職場でPC操作が苦手な人がメルカリまで利用していたこと。

これからは師匠と呼ぼうと思った。




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原始人②

2024年05月15日 21時58分53秒 | 日々雑感
スマホを持っていないことで困ることはないけれど

あったら便利だなーと思うときがある。

それは旅行先で道が分からなくなった時。

子供の頃から方向音痴なので、とにかく道に迷う。

こんなときスマホのナビを見れば少なくとも自分がどこにいるかくらいは分かるんだろうと思う。

でも国内だったら人に聞けばいいじゃん。

仙台で駅の近くで駅に戻れず迷子になった。

なんのこっちゃと思われるでしょうが、田舎に住んでいると駅からの道というのは一本なんです。

迷いようがない。

人の多い道、賑やかな道を歩いていれば駅に出る。

でも仙台くらい都会になると賑やかな通りがあちこちにあり、ちょっと駅から歩いただけなのに

もうどちらへ歩けば戻れるのか分からなくなってしまった。

地元の人らしきご夫婦に道を尋ねると親切に教えてくれた。

ありがとうございますと歩き始めると、人の多さと道の広さに気を取られ

さっき教えてもらった道がよく分からなくなってしまった。

こっちかな・・・

信号待ちをしていると声をかけられた。

先ほどのご夫婦だ。

「駅に戻るんですよね?そちらじゃないですよ」

いやー、お恥ずかしい・・・

「わたしたちも、そちらへ行くのでご一緒しましょう」

本当は、ご夫婦は別の道を通るつもりだったと思う。

でも、全く分かっていないわたしが心配で一緒に駅まで歩いてくれたのだ。

スマホで道を調べていたら、こんないい思い出は出来ないでしょう。

なんて、いい話の押しつけをするつもりはないのだけど。
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