まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

遠い日の花火だよ!

2016年09月17日 21時04分14秒 | 日々雑感
昔は寝起きが良かったのだが、ここ数年は起きてすぐはぼんやりしている。

しかしこの、昔って言葉もすごい。

どのくらい前のことを昔って言っていいんだろう。

とにかく寝起きが悪くなったので、起きてすぐは何もせずに新聞を読むことにしている。

昔は洗濯したり弁当作ったりしてたのに。

だからそれは、どれくらい前だ・・・っていう話は置いといて。

新聞読みながら、おなかが減るのを待つ。

起きてすぐは胃も腸もぼんやりしてるらしく、いきなり食べると調子が悪くなる。

新聞読んでいると、テレビから新しく始まるドラマの宣伝が流れてきた。

NHKも、けっこう番宣をするのだ。

「シングルマザーがある日、才能あふれる年下のデザイナーと出会い・・・」

なんだかハーレクインロマンスみたい。

興味ねーなーと聞き流していると、「主演は原田知世・・・」

ちょっと興味ある。

「共演は斉藤工・・・」

あー、そうきたか。

嫌いじゃないけど、キャスティングがあざとくないか。

しかもこの番宣が長くて短いドラマくらい延々とやってる。

NHK、こういうドラマ好きだよね。

40代女性が、年下男性から迫られるっていう。

なぜか女性から好きになるんじゃなくて迫られる。

なぜか野暮ったい年下男じゃなくて、ちょっとセクシー。

戸惑いながらも受け容れる恋・・・

なんか、背中がかゆい。

気持ち的に。

若い世代のテレビ離れが進んでいるので、20代の美男美女の恋愛ドラマを仕掛けても

わが身に引き寄せて見てくれる視聴者が少ない。

だからといって、40代女性の夢を詰め込みすぎじゃないか。

恋から遠ざかっていたキャリアウーマンが、とか平凡な主婦が、とか。

大体、鈴木京香や長谷川京子みたいな美人が平凡だろうか。

まあ最近はきれいな40代増えたので、いるにはいるだろうけど。

そういう人は、充実した恋愛を現役でしているので

ドラマなんかで夢見る必要はないんじゃないだろうか。

美人ばかりが恋をしているとは限らないけど、

本当に本当に平凡な40代が、女優に自分を重ねられるかなあ。

重ねてうっとりできるかなあ。

大体、相手から迫られるっていう受け身のシチュエーションがなんか嫌。

40代にもなったら、ガツガツするのはみっともないって言われてるみたいで。

言ってないか、まあひがみです。

どうしてわたしなの?とか言っちゃって

百戦錬磨のくせに。

むしろ、40代肉食女子ドラマを見たいなあ。

ガツガツしてみっともなくて、でも強くて優しくて

年下男を守ってやるような。

どうして僕なんですか?って

戸惑わせてもいいじゃんか。

40代、容姿も衰えてもう恋なんてしないと思っていたわたしなのに…

みたいな決めつけやめてほしい。

逆に言うと、世間はそう思ってるってことでしょう。

ばばーのくせに色気づくなよって。

ばばーだってじじーだって色気づく人は色気づくし

つかない人はつかないし。

宮本武蔵だか大岡越前だかが母親に聞いたという逸話にもあるじゃないか。

灰になるまで女は女だって。

必ずしもじゃないけどね。

大体、80歳で死んだら「まだ若いのに」って言われるくらい長寿国なんだから

30代で恋愛が終わったらちょっとあんまりじゃないか。

あとは食べることと寝ることしか楽しみないじゃんか。

って、吠えてみたけど。

ない人にはなんにもないということを、すでに知っているわたし。

だから尚更、なんかあるんじゃないかって思わせようとするようなドラマに

腹が立つんです!