「何かおすすめって、ありますか?」
本が好きなら言われてみたいこのセリフは、なかなか言ってもらえない。
本を読む人なら自分が読みたい本や好きな作家が分かっているし
本を読まない人は、そもそも読もうと思ってないから、おすすめなど聞いてくれない。
そういう人に「これ面白いから読んでみて」などと言っても鬱陶しいと思われるだけだ。
なんて、昔は一方的にプレゼントしたりしたけどさすがにやらない。
いろんな意味で失礼だと、さすがに気付いた。
本を読む、読まないは自由なのだ。
本なんか(と言っちゃなんだが)読まないで済めばその方が幸せじゃないの、なんて思ってしまう。
読書してると「偉いねえ」とか「真面目」とか「勉強家」とか言われることもあったけど
わたしにとっての読書は娯楽でしかないのだ。
読みたい本しか読まないし、偏ったジャンル、作家のものしか読まない。
その時々で夢中になる作家も変わるし。
なのでいざ、「おすすめって・・・」と聞かれたとき、ドギマギしてしまった。
うーむ、と思う。
単純に自分が面白いと思った本をすすめるべきか。
その人に合いそうな本をすすめるべきか。
なんか、それも傲慢な感じだけど、でもいくら面白いって言ったって
いきなり「鬼平犯科帳」とかすすめるのはどうか。
「竜馬がゆく」は面白いけど長い。
村田沙耶香は受け容れるタイプか?
川上弘美の世界はどうだ。
津村記久子の良さが分かりそう?
星新一ってどう思うだろう。
柚木麻子なら分かりやすいか?
朝井リョウ、瀬尾まいこ、西加奈子・・・
自分が好きな作家もそうでもない作家もおすすめするべき?
椎名誠、東海林さだお・・・
エッセーもすすめてみようか。
これが中学生か高校生なら迷わないのだ。
村上龍をすすめる。
わたしはもう村上龍を読めないけど、10代のわたしにはガツンと来たから。
好き嫌いは別にして、10代が読めば景色が変わる可能性がある。
いや、中高生なら森見登美彦もいいかも知れない。
わたしは大人になってたけど面白かった。
できることなら10代に読みたかったが彼のが年下だから仕方ない。
「おすすめ本」を聞かれてから1分くらいの間にめまぐるしく考えて
誰にすすめても間違いなし!の人を思い出した。
思い出したってのも変なのだ。
中学からずっと、いつも読んでいるんだから。
田辺聖子さん。
ふつう作家には敬意を表して(?)さん付けしないのだけど、彼女は別格。
どれをすすめるか悩むほどの著作があるが、どれを手に取ってもいいと思う。
そんな中で、わたしが特にすすめたのは『夢のように日は過ぎて』
素敵なタイトルでしょう。
本が好きなら言われてみたいこのセリフは、なかなか言ってもらえない。
本を読む人なら自分が読みたい本や好きな作家が分かっているし
本を読まない人は、そもそも読もうと思ってないから、おすすめなど聞いてくれない。
そういう人に「これ面白いから読んでみて」などと言っても鬱陶しいと思われるだけだ。
なんて、昔は一方的にプレゼントしたりしたけどさすがにやらない。
いろんな意味で失礼だと、さすがに気付いた。
本を読む、読まないは自由なのだ。
本なんか(と言っちゃなんだが)読まないで済めばその方が幸せじゃないの、なんて思ってしまう。
読書してると「偉いねえ」とか「真面目」とか「勉強家」とか言われることもあったけど
わたしにとっての読書は娯楽でしかないのだ。
読みたい本しか読まないし、偏ったジャンル、作家のものしか読まない。
その時々で夢中になる作家も変わるし。
なのでいざ、「おすすめって・・・」と聞かれたとき、ドギマギしてしまった。
うーむ、と思う。
単純に自分が面白いと思った本をすすめるべきか。
その人に合いそうな本をすすめるべきか。
なんか、それも傲慢な感じだけど、でもいくら面白いって言ったって
いきなり「鬼平犯科帳」とかすすめるのはどうか。
「竜馬がゆく」は面白いけど長い。
村田沙耶香は受け容れるタイプか?
川上弘美の世界はどうだ。
津村記久子の良さが分かりそう?
星新一ってどう思うだろう。
柚木麻子なら分かりやすいか?
朝井リョウ、瀬尾まいこ、西加奈子・・・
自分が好きな作家もそうでもない作家もおすすめするべき?
椎名誠、東海林さだお・・・
エッセーもすすめてみようか。
これが中学生か高校生なら迷わないのだ。
村上龍をすすめる。
わたしはもう村上龍を読めないけど、10代のわたしにはガツンと来たから。
好き嫌いは別にして、10代が読めば景色が変わる可能性がある。
いや、中高生なら森見登美彦もいいかも知れない。
わたしは大人になってたけど面白かった。
できることなら10代に読みたかったが彼のが年下だから仕方ない。
「おすすめ本」を聞かれてから1分くらいの間にめまぐるしく考えて
誰にすすめても間違いなし!の人を思い出した。
思い出したってのも変なのだ。
中学からずっと、いつも読んでいるんだから。
田辺聖子さん。
ふつう作家には敬意を表して(?)さん付けしないのだけど、彼女は別格。
どれをすすめるか悩むほどの著作があるが、どれを手に取ってもいいと思う。
そんな中で、わたしが特にすすめたのは『夢のように日は過ぎて』
素敵なタイトルでしょう。