まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

消えた飲み物

2007年09月28日 14時55分40秒 | 箸が転んでも
昨日、会社で飲もうと野菜ジュースをリュックのポケットに放り込んで出かけた。

ところが飲もうとしたらジュースがない。

なぜ。

どこかで落としたか。

自転車はわりと揺れるので、かごの中身が飛び出したりする。

それにしても、落としたら気付きそうなものだ。

もしかして入れてこなかったのか?

家に帰って玄関を開けると、野菜ジュースが落ちていた。

思ったより早く落としていたらしい。

そして今日。

買い物に行き販売機でお茶を買い、ふと気付くとお茶がない。

え、なんでないの。

トイレに入ったときに置き忘れたか?

洋服を見ているときにどこかに置いたか?

記憶にない。

そもそも、そのお茶を飲んだ記憶がない。

ちょっと待てよ。

よく考えてみたら、買ってないじゃないか。

そうだ、さっき自販機の前まで行ってお金を入れたのだが

20円足りなくて、万札しかなかったから買えなかったのだ。

どこかでお金を崩してから買おうと思ってたんだっけ。

消えたというより初めからなかったわけだ。

大丈夫か、わたし。
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穴、ますます深し

2007年09月27日 20時06分26秒 | きれいになりたい?
先日NHKで、美肌に対する女性のこだわりを特集していた。

わたしといくつも違わない人が半年待ちのカウンセラーに予約し

シミやしわの具合を測定してもらっている。

「きちんと手入れした人と手抜きをした人では、年を取って差が出る」と彼女は言う。

確かにそういうこともあるのだが、しかし別に気にしない人もいるわけで

そういう人は手を抜いたわけではなく、自然に任せてシミやしわになっても

「あの人は手抜きした人」と言われてしまうのだろうか。

あるいは「もっと手入れすればいいのに」とか。

選択肢がなかった時代は楽だったと思う。

年を取ればシミもしわも当たり前、今より自然におばさんになれた。

しかし今は、手に入れようと思えば若さも美しさもある程度は手に入る。

手に入れる自由があるように、手に入れない自由もあるのだが

なぜか手に入れようとするほうが評価されがちだ。

「肌がきれいじゃなかったら、長生きしても楽しくない」と50代の女性は言う。

彼女の傍らにはなかなかに素敵な旦那様がいた。

旦那さんだって、彼女が若々しくきれいでいれば嬉しいだろう。

「同年代のほかの人より若くありたい」

「同窓会などで若いと言われたい」という意見もあり

もはや美しくあるということは異性に対してよりも

同性に対してひけらかすことになりつつあるのかもしれない。

特に、ある一定以上の年代の女性にとっては尚更だろう。

安定した家庭と愛情があれば恋をしたいと思うことはあまりない。

男に劣情を抱かれるよりも女に羨望される存在でありたいのではないだろうか。

今のわたしはそうだ。

恋とか愛とかを卒業したというよりは、元々あまり得意科目ではなく

退学したといったほうがいいだろう。

仮想恋愛の対象すら求めないところを見ると、よほど向いてないらしい。

しかし、きれいでいたい気持ちは強いのだ。

一体何のために。

男の気を引くためでないのは確かだ。

自分のためにきれいでいたいわけもなく、もちろん他者を意識しているわけだが

わたしの場合、人に嫉妬されるほどきれいでいたいというよりは

みっともなくない程度にこぎれいでいたいといったところだろうか。

結婚しないことは子供の頃から決めていたのだが

しかしそんなことを何度説明しても

結婚というルールが当たり前の人には通用するはずもなく

「しなかった」のではなく「できなかった」と言われるのがわたしは嫌なのだろう。

だからきれいでいなければ「あの人は不美人だから結婚できなかった」と言われてしまう。

しかしきれいでいれば「きれいなのになんで結婚しないのだろう」と言ってもらえる。

書いてみると馬鹿馬鹿しくもどうでもいいことだが。

もちろんわたしがきれいでいたい理由はこのことだけではない。

ないが、他の理由はよくわからない。

わからないけどきれいでいたい。

出口のない落とし穴かもしれない。
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今日の一句

2007年09月23日 22時34分43秒 | 57577または575
「なにもかも永久じゃないから救われる」
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しかも和柄

2007年09月21日 16時30分46秒 | 箸が転んでも
業界新聞を読んでいたら、新製品情報のところに

「ちりめんTバック新発売」とあった。

奥ゆかしいんだか、大胆なんだか。
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本当は天国

2007年09月13日 22時07分32秒 | ごちそうさま
3日に一度くらい、勤め先に梨を持ってゆく。

うちは今、梨地獄だ。

少し前まで素麺地獄だった。

ちなみに素麺も職場に持ってゆき、だいぶ持って帰ってもらったが

一向に減らず、家にはまだ3年分くらいの素麺がある。

春先はイチゴ、初夏はメロン、冬はリンゴ。

もらっておいてこんなこと言ってはいけないのは承知だが

正直、困ることが多い。

みっつよっつくれるのなら嬉しいが、なぜか皆さん箱で下さる。

20個入りの箱を続けて三箱もらった日には・・・

もう三人家族の手には負えない。

宮沢章夫さんも梨を持て余す話を書いていたから、梨はこの時期あちこちで

少人数家族を困らせているのかもしれない。

しかし職場の若い娘は梨が好きで、わざわざ買って食べているというのだから

あるところにはあり、ないところにはないのだろう。

梨だけに。

駄洒落はともかく。

うちは決して裕福な家庭ではないのだが、両親の仕事の関係で頂き物が多く

子供の頃から、相当ぜいたくな食生活を送ってきたと思う。

食べたい物が食べられないなんて経験、ないもの。

わたしは果物の値段を知らない。

買ったことないから。

よく考えたら本当にありがたいことなのだ。

人に配ってばかりいないで感謝して食べよう。

そんなことを考えながら玄関を開けると、また新たに梨の箱が。
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