まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

若さの怖さ

2012年03月20日 17時50分28秒 | 日々雑感
競輪かなんかののCMで、オダギリジョーと長澤まさみと大森南朋が共演しているものがある。

あれを見たとき、オダギリジョーと大森南朋が二人とも「オッサン」に見えたので笑ってしまった。

長澤まさみのせいである。

彼女がいなければ素敵な男のはずの二人が、彼女のせいでただのオッサン、

若い娘にかっこよく何かを語りたいオッサンに見えてしまう。

長澤まさみがまた、本当はなんでも知ってるオヤジ転がしなのに

なんにも知らない無邪気な若い子風なのがいい。

CMの世界どころか、現実世界のあちこちで、こういう風景は見られる。

若い子を前にすると年上の男は、ついつい自分の知識をひけらかしたり

「すごーい」と言われることを言ってみたくなる。

若い娘は、本当に感心している場合もあるが

心の中で舌を出して、ただ酒ただ飯を頂戴してる場合もある。

わたしだってオッサンのことを笑えない。

若い男の子の前だと「大人の女」を演じてしまうし

若い女の子の前だと「仕事の出来る女」を演じてしまう。

本当は中身がぐだぐだなのに、「酸いも甘いもかみ分けた」風を見せたがる。

若さの前で、人は意識的にか無意識的にか

理想の自分や虚栄の自分を演じてしまう。

でも自分の若い頃を思い返してみると、やっぱり年長者には

それなり感心し、さすが年上の人だよねという思いを抱いていた気がする。

当時の彼ら彼女らも、わたしのようにぐだぐだだったのだろうか。

それとも、自信を持って大人だったのだろうか。
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悪い予感

2012年03月19日 23時07分00秒 | 日々雑感
新聞や雑誌やテレビなどのメディアで「先の見えない時代」という言葉を目にする度、

これまで、「先の見える時代」なんてものがあったのだろうかと思う。

平安時代だって江戸時代だって、明治だって先なんか見えてなかっただろうに。

「今ほど先の見えない時代はない」などという文章を目にすると

昔に比べれば、まだ見えてるほうだと思うけど、と鼻白んでしまう。

100年どころか、50年前の人だって、現代のことを予想だにしなかっただろうに。

震災の後でわたしが驚いたのは「便利な生活がずっと続くと思っていた」とか

「この便利さを当たり前と思っていた」という人が多かったことだ。

わたしは、こんなに便利な世の中が続くわけないという漠然とした不安を持っていた。

たかだか一世紀前にはなかったものが溢れて、それなしには生活が回らないなんて

絶対にどこかで破綻すると恐れていた。

水道や電気や車があることが当然だなんて思えなかった。

世界には、まったくそれらと無縁の生活をしている人たちさえいるというのに。

ネガティヴと言われるかもしれないが、わたしにはこれから先が見える。

「どんどん悪くなる」のだ。

環境も、食糧事情も、治安も。

それはもう、便利な国に暮らす全ての人のせいである。

誰のせいとか誰が悪いではなく、人類が辿る悪い道。

もしかすると白亜紀の前にも、文明を持った生物が存在したんじゃないだろうか。

発展するだけ発展して、壊れた文明があったんじゃないか。

なんて考えると恐ろしくて悲しくなるので

やっぱり先は見えない・・・ということにしておこう。



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若さって

2012年03月13日 18時42分44秒 | 日々雑感
芸能人の年の差婚が話題になるたびに

男って、本当に若い女が好きよね・・・と呆れるが

まあ、わたしだって若い女が好きである。

若いと言っても、猿みたいにうるさいのはかなわないので

20代半ばくらい、若いけれどひと通りの常識はあって

でも自分がいずれ年を取るなんてこと、少しも考えずに

可愛いものやきれいなものが大好きで。

派手な子じゃなくても、若い子がいるだけで、華やいだ気持ちになる。

女のわたしがそうなのだから、男だったら尚更だろう。

わたしよりずっと年上の奥さんと話していたら、やはり若い子が近くにいると

気持ちがウキウキすると言っていた。

若い子がいると、空気がピンクっぽいんだよね。

せいぜい、若さを吸い取ろうと思いました。
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