まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

テキトー男とかけまして・・・

2010年05月31日 23時00分16秒 | テレビの話
最近、高田純次が好きだ。

見るたびに、これほど尊敬されなさそうな人も珍しいと思う。

本人も尊敬される気なさそうだし。

人を笑わせる立場の人間にとって尊敬されることほどつまんないことってあるか?

若手に「尊敬してます」って言われるのって「あなたはもう面白くない」って言われるようなものじゃない?

芸人もある程度地位が固まってくると、いるだけで面白い人というシード扱いで

面白いことしたり言ったりしなくても許されるようになって途端につまらなくなる。

やってることは「大物芸能人」の太鼓持ち。

あと嫌なのは「本当は真面目」とか「努力家」とか。

わたしは真面目な人も努力家も好きだけど、笑うのにそういう情報はいらない。

努力してもつまらなければそれまでだし。

高田純次は尊敬される気もないし、求められてもないのに変なことして

笑いを取りにいくというか、人を呆れさせて喜んでる。

予定調和かもしれないけど。

周りが気を遣って笑ってくれるようになったら芸人もおしまいだよね。

「本当はいい人」なんて、絶対言われないで欲しい高田純次。

あと、テレビはお笑いの人を消費しすぎ。

ちょっと目新しい人を次々探してきて、大して面白くないのに人気者に仕立て上げて

半年やそこらで飽きられて、一発屋呼ばわり。

もっと大事に育てればもっと面白くなったかもしれないのに。

なぞかけのコンビがもてはやされてるけど、あの人たちの芸って

決してテレビで毎日見るようなものじゃないし、大笑いできる類のものじゃない。

細々と長く続けて欲しいから、もてはやして駄目にしないで欲しい。

テレビに長く出続けるためには、太鼓持ちになるしかないのかなー。

そう思うとやっぱり高田純次はすごいなーとしみじみ思った。
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幻の・・・

2010年05月25日 18時43分45秒 | 日々雑感
わたしは早口言葉が得意なのだが、

ふと東京特許許可局に勤める人は、電話がかかってきた際に

「はい、こちら東京特許許可局です」って上手にいえるのだろうかと思った。

それよりも何よりも、本当に「東京特許許可局」って存在するのだろうか。

調べてみると、やはり!というかなんと!というか存在しなかったのだ。

これまで生きてきて一度も存在を疑ったことのなかった「東京特許許可局」。

あると思い込んでいたわけではないが、あるのかないのかさえ考えてみたことがなかった。

生麦も生米も生卵もあるし、坊主が上手に書いた屏風絵もあるだろうに。

柿をよく食う客もいただろうし、隣に立てかけられた竹垣もあっただろうに。

ちなみにもっと難しくすると「東京特許許可局、局長、今日急遽許可却下」となるそうだ。
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大人になった・・・

2010年05月21日 16時44分23秒 | 日々雑感
部屋の掃除をしていると、表からゴロゴロという音が聞こえてきた。

さっきも同じ音を聞いた。

スケボーの音にも似ているが速度が遅い。

窓からのぞくと中学生がキャリーカートを引きずっている。

ああ、あれか。

なにかというと、この辺の中学は二年生になると北海道へ行くのである。

毎年、今頃の時期に実施される。

そうか、あの帰りか。

しばらくして出かけようとすると、またもや家の前をカートを引いた男子。

目が合うと軽く会釈をする。

可愛いではないか。

なかなかすっきりした顔立ちをしている。

船中泊の帰り?

(ちなみにこの北海道行きはフェリーで行くので通称『船中泊』である)

「そうです」

じゃあ疲れたでしょう。

「疲れました・・・」

ゆっくり休んでね。

こくんと頷いた男の子と別れて自転車を走らせる。

わたしが中年になったなーと実感するのはこんなときだ。

長くわたしにとって、中学生男子というのは敵であった。

馬鹿な上に乱暴、無神経で騒がしく・・・

じゃあ女子はどうか。

女子は脅威である。

小中学生女子の意地の悪さ、腹黒さ、悪賢さ、排他性・・・

子供が純粋で無邪気だなんて本気で思ってる人がいたら、よほどの幸せものだ。

長い間、わたしにとって男子は敵で女子は脅威であった。

しかしそんなわたしが中学生男子に声をかけ、可愛いと思ったりするんだから。

対等な存在としての敵意を感じなくなったということだろうか。

よく考えてみればわたしが20代半ばに子供を産んでいれば、そのくらいの息子がいるのである。

対等な訳ないではないか。

結局いつでもどこでも、男子も女子も嫌な奴は嫌な奴だし

いい奴はいい奴ということ。

なんだかまとまらない話ですが。
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確かに「やばい」

2010年05月11日 17時48分08秒 | 日々雑感
バスの時間まで、駅ビルをぶらぶらしようとエスカレーターに乗ると、

わたしの前には三人の男子高校生。

ふと顔を上げると、その先には短いスカートの女子高生。

こういうミニスカートの女子高生の後ろになったとき、見えそうで見えないなーと感心していた。

今の子はスタイルがよいので、うんとスカートを短くしても大丈夫なのだろうと勝手に解釈していた。

ところが。

エスカレーターが進むにつれ、中身が見える。

どういう下着なのか分からないが、下着は見えず中身が見える。

まあ。

まずいんじゃないの。

と思っていたら、案の定男子高校生たちも

目のやり場に困るというか、嬉しくて困るというか

友達の手前、あからさまに見たり喜んだりするわけにもいかず

といって、見えてないふりをするわけにもいかず

微妙な笑顔で「あれはやばいよ」「やばいよなー」「やばいやばい」と

やばいを連発。

しかし顔はゆるみっぱなし。

嬉しかったんだろうか。

盗撮やのぞきはいけないが、見えてしまったものは仕方ない。

世の中で、もっとも卑劣な犯罪は性犯罪だとわたしは思う。

犯罪に巻き込まれた女性に対して「隙があったのではないか」とか

「挑発するような服装をしていたのではないか」などという批判を聞くたびに腹が立つ。

たとえ裸で歩いてたって、合意じゃなきゃ犯罪だ。

しかし。

例えばお互いに酔っ払っていて、合意したわけではないが抵抗したわけでもない場合

相手から「合意の上だった」と言われてしまう恐れもある。

例えそれが酔っ払っていて身体の自由が利かず、抵抗しなかったとしても

相手は言い訳ではなく本当に「合意だ」と思ってしまう恐れもある。

行為をしたいがために、そう思い込むかも知れない。

今どき男子は草食男子なんて決め付けないで。

男は狼になることだってあるんだから。

眠れる狼を起こさないために、刺激を与えすぎないことも大事だと思うんだけど。

ファッションは個人の自由であるが、そのために「誘惑された」なんて

言いがかりをつけられたら悔しいじゃないか。

とはいえ。

「やばいよー」と言い合ったことも青春の1ページだろうか。

少年老い易く。

思春期はあっという間に過ぎてゆく。
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なんだか哀しい

2010年05月04日 17時48分50秒 | 日々雑感
少し前、新聞に窃盗で捕まった男の話が載っていた。

夜間、病院に忍び込んだところを捕まったのだが供述によれば

以前は覚醒剤の売人をしていたという。

しかし「薬で壊れていく人間を見るのが嫌」で、窃盗に転向。

初めは、日中空き巣をしていたのだが、一昨年からフレンチブルドッグを飼い始め

「昼間は犬の世話をするため」に、夜間の窃盗に変更したという。

なんだかわたしは、この男があまり悪い人間には思えないのだ。

もちろん、やってきたことは悪事である。

ただ「薬で壊れる人間を見るのが嫌になった」というのはまともな感覚である。

売人をやりながらも、そういうことに非情になりきれなかったのだろう。

そして、犬の世話のために窃盗時間を変えたというのは

まあ、いろんな意味で間違ってるよと言ってやりたい行動だが

犬好きで、優しいところがある男なのだろう。

悪いやつではないのに、いろんなことが少しずつずれている。

もしかしたらこの男は、そういうずれが重なって悪事に手を染めてしまったのだろうか。

43歳・・・

男がどういう境遇に育ち、どういう人生を歩んできたのか気になる。

そして一番気になるのは、男の愛犬のことだ。

男が逮捕されてどうなったのだろう。

誰か親しい人に預かってもらっているのだろうか。

男が戻ったときに、尻尾を振って迎えてあげられるといいのだけれど。

なんだか哀しい事件。
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