最後じゃなくて・・・

両親と、ホームセンターに買い出しに行った。

正月はなんだかんだ客が来るので物いりである。

おまけに母は浪費家なので、要らないものも買いたがる。

車の中で母が「ＸＸさんも、息子が家を建てたって。最後に笑ったわね」

うちは持ち家じゃないので、母はこういう話が羨ましくて仕方ないらしい。

わたしは、立って半畳、寝て一畳、雨露がしのげればいいという考えなので

むっとして「じゃあ、うちは最後に泣くっていうの」と言い返す。

すると母が「いいえ、これから笑うのよ。娘が大金持ちと結婚して」

あっははー！そんなこと考えてたのか。

最後どころか、即座に大笑いさせていただきました。

忘れたいことばかりだから？

２４日は弟子とディナー。

近所のバイキングレストランで雑多なものを食べながら

店長の悪口とか店長の悪口とか。

２５日は包装もひと段落していたのだが、夕方になって大量の包装が入り

休憩したきり出てこないＳとＹのことをいつも温和なＯさんが怒っていたので

まあ、わたしはＯさんの本性を知っているので驚きゃしないけど

いつもＯさんをいい人だと言っている弟子に「陰ではいろいろあんのよ」と言うと

「だったら師匠みたいにはっきり言ってケンカしたほうがいいですよね」

可愛いこと言うなあ。

ここのところイライラしていて、もうなにが原因でイライラしてるのか分からないくらいにイライラしている。

そんなわけで考えもまったくまとまらず、人の話もよく聞いていないし物忘れがひどい。

ほんのちょっと前まで覚えていたことを簡単に忘れてしまう。

家を出るときバッグを忘れそうになるんだから重症？

もっとも、子供の頃からランドセル忘れたりしてたからな。

じゃ、子供がえり？

どんなに物忘れがひどくても、ほんとに忘れたいことは忘れられないのにね

。毎日イライラして、夜はなんだか不安で寝つきが悪い。

人相が悪くなったような気がするし、顔色もくすみがち。

イライラしたり、人のこと悪く思えば顔にも身体にもよくないのにね。

分かっちゃいるけどどうにもならない。

だけど同情しないでね。

心配もしないで。

大丈夫？って聞かれたら、大丈夫って答えるしかないから。

誰かに助けてもらいたいわけじゃないから。

これまでも、自分でどうにかしてきたしこれからも、自分でどうにかしたいんだから。

今日の一句

「君はどんな　針のむしろで　年を越す」

どんぶらこ

わたしは「アレルギーは併発しない説」を信じている。

よく知られるアレルギーといえば「ぜんそく」「アトピー」「花粉症」である。

三大アレルギーと言われるほど、これらに苦しめられている人は多い。

だが、一度に発症することはないという。

つまり、ぜんそくの人はアトピーにはならず、アトピーの人は花粉症にはならない。

なるほど、わたしはアトピーで苦しんでいるが花粉症でもぜんそくでもない。

ひとつのアレルギーにしか苦しめられる恐れはないというこの説をわたしは頑なに信じているので（信じたいので）

医学に詳しい人や経験者の人は「えっ、そんなことないんだよ」などと言わず、そっとしておいて欲しい。

今、プライベートでも仕事でも、ちょっとした大波小波に揺られている。

おかしいなぁ、と思う。

アレルギーじゃないけど、こういうことは一度に起きないんだけどな。

あっ、今思い出した。

一ヶ月のうちに職と恋人を失ったことがあった。

なんだ。

ということは、今の大波小波状態は驚くことでもないのか。

それに、どちらの波も大したことはないんである。

わたしという小船は揺られ続けているが、転覆するほどではない。

かつて転覆する波だって何度かあったのだから、こんな波はもちろん、転覆だって恐れることはないのである。

「人生は重荷を背負って遠き道を行くが如し」と家康は言ったが

「人生は大海に揺られ続ける小船」と思う。

自分の意思でどうにもならないことが起こることを考えれば

歩いているよりも、海にいると考える方が気が楽である。

ああ、わたしは今、嵐に遭っているのだな、とかさ。

気休めに過ぎないと言えばそうなんだけど。

それを言っちゃあ、おしまいよ。

今日の一句

「さよならを　言わずに消えた　シャボン玉」