まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

二度手間どころか

2023年10月25日 23時03分22秒 | 日々雑感
身内が入院し、とある申請に診断書が必要になった。

看護師さんが言うには「先生は忙しくてなかなか書いてくれないから早く頼んだ方がいいですよ」

慌ててすぐに頼むと、文書受付の人は「3週間くらいかかります」とのこと。

それからひと月近く入院していたのだが、一向に診断書の連絡が無い。

退院が決まったので、数日前に「出来れば退院の日に受け取って帰りたい」と病院に頼んでみた。

理由は、この病院が駅から遠い上にバスの便も悪く

タクシーでも約50分、バスなら1時間以上を往復に費やさなければならないからだ。

結果は「まだご用意できていません」。

仕方が無い。

退院時の支払い明細を見ると、ちゃっかり支払いに含まれている。

会計だけは素早い。

退院の翌日の朝。

「診断書のご用意が出来ました」

だったら、昨日も用意できたんじゃないかな。

まあ、それは仕方ない。

済んだことだ。

入院してすぐのこと。

「市役所に行って、申請書類をもらってきて病院に提出して、それをまた市役所に持って行って申請して下さい」

え、なんて?

その手術を受けた人がほぼ100%申請することになる申請書類。

どうして病院に置いてないのだろう。

なぜオンラインからダウンロードも出来ないのだろう。

申請のために市役所に行くのはまだ分かるとして、申請のための用紙をもらうためだけに市役所に行く意味あるか?

マイナンバーも記入させられるのだけど、何のためのマイナンバーなのだろう。

こういうことの簡素化のためのマイナンバーではなかったのか?

それにしても。

病院にしても役所にしても土曜日は書類の受け取りも申請も出来ない。

今回、別の申請も含めると市役所に4回行っている。

そしてもう一度行かなければならない。

市役所の人は親切で、ひどく待たされることもないけれど

わたしは、たまたま平日に休みが取りやすい仕事だけど

一般的な会社員の人たちはどうしているのだろう。

昼休みを利用するのか。

半休をもらうのか。

疑問の残る日々だった。






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全員参加

2023年10月22日 00時07分22秒 | 日々雑感
どんな職場でもそうだと思うけれど、仕事をしていると

「気づき」とか「学び」とか「意識」とか「顧客のために」とか

「コンセンサス」とか「コンプライアンス」とか「ウインウイン」とか

「エビデンス」とか「オールフォーワン」とか

そういう言葉を「社会人としてのプレイ」と割り切って使っている人と

なんの疑問も持たずに使っている人とに分かれる。

プレイと割り切って使っている人の中にも、

「プレイですよ」って態度の人と、それをおくびにも出さない人がいる。

わざわざ言うまでもないだろって感じでプレイを続ける人もいる。

だから何だという話ではないのだけど。



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新しい感じ

2023年10月10日 11時32分07秒 | 日々雑感
「パパは仕事、楽しい?」

7歳くらいの子供の、唐突な質問に父親が

「え、なに急に」という場面に出くわした。

なんて答えるのかな、と思っていると

「うん、楽しくありたいと思ってるよ」

なんか新しいなあ。

楽しいよと答えても、楽しくないけど頑張ってると答えても、本当は行きたくないと答えても

間違いではないし、別にかまわないけど

楽しくありたいと思ってるって、なかなかの答えだ。

ちょっとかっこよすぎる気もするけど

かなり、理想と正解に近いのではないかしらん。

新しい感じ・・・というわたしの感想は古いのかもね。
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結局、満足

2023年10月04日 23時23分45秒 | 日々雑感
先日、盛岡へ行ってきた。

盛岡へ行くのだという話をしたとき、仕事関係の知人から

「盛岡?つまんなくない?」と言われた。

失礼な。

盛岡の人に謝りなさい。

「それだけの旅費をかけるんなら、北海道に行った方がいいよ」

なるほどね。

その人みたいに家族4人で旅行するなら、旅費もホテル代もわたしの4倍。

旅行するなら有名な観光地で、名物の美味しいものを食べて、絶景を見て、なにかアクティヴィティを楽しんで・・・

とにかく結果を残さなければならないだろう。

違うんだな。

旅にコスパもタイパも求めてないのだよ、わたしは。

逆だ。

むしろコスパとタイパの悪い旅を望んでいる節がある。

仙台に行ったときに牛タンも食べず、盛岡でわんこそばも冷麺も食べず、という話をすると

件の知人には苦笑いをされたけれど。

そもそも結果を出す気が無い。

スポーツや習い事もそうだけど、勝たないと嫌だとか上達しなければ面白くないという人もいれば

漫然と、だらだらと続ける人いるでしょう。

あれだ。

嫌になったらやめても休んでもいい。

そういう感じの旅なので、行こうとしたところへは辿り着け無いことも多い。

でも帰ってきてから、そうか、ここで迷子になったのかーなんて思うのも楽しい。

また行ったときに寄ればいいや、って考えると楽しい。

旅先では思う存分、無計画ゆえのままならなさを味わい、心細さを味わいたい。

旅費のことを言う人にとっては、乗り物に乗っている時間は「移動の時間」でしかないらしいけど

移動時間も旅ですから。

例え旅先の風景が、近所の風景とさして変わらなかったとしても

長い時間、電車にゆられてその地に来て、家からは遠く離れたところにいるんだと思うと、

周りにいる人とは二度と会うこともないんだなーなんて感傷的な気分と共に

なんとも言えない解放感で満たされて、街の中を当てもなく歩き回りたくなる。

仙台も盛岡も一日10kmくらい歩いてしまった。

東北の空の色は濃いなーと思った旅でした。

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