久しぶりにモテた。
男の子から熱い視線を送られた。
犬だけど。
図書館を出て公園を歩いていると、すでに白い月が出ていた。
この月の白さからすれば、明日はさほど暑くないのか・・・などと考えていると
左手から小型犬を連れた女性が歩いてきた。
わたしは小型犬に興味がないので、ずっと月を見ながら歩いていた。
わたしを追い抜いた女性がちらちらとわたしを見ている。
月を見ながら歩いているから変な人と思われただろうか。
ふと視線を落とすと、女性の連れた犬が夢中でわたしを見ている。
振り返り振り返り歩いていたが、わたしと視線が合うと足を踏ん張って動かない。
飼い主の女性が不思議そうな顔でわたしを見ている。
しゃがみこんで頭を撫でながら、懐っこいですねと話しかけると
「いや、普段そうでもないんです。ワンちゃん飼ってますか?」
いえ、猫は飼ってますが。
「うーん、猫飼ってる人にそんなに反応しないんですけど。こんなに何度も振り返るなんて珍しい・・・」
自慢たらしく聞こえると困るので口に出さなかったが
わたしはこういうこと初めてではない。
犬がわたしを振り返る、わたしの前から動かない。
飼い主さんが驚き不思議がる。
そういうこと、何度か経験しているのだ。
わたしには犬にモテる何かがある!
のかも。
だからなんだということだが。
男の子から熱い視線を送られた。
犬だけど。
図書館を出て公園を歩いていると、すでに白い月が出ていた。
この月の白さからすれば、明日はさほど暑くないのか・・・などと考えていると
左手から小型犬を連れた女性が歩いてきた。
わたしは小型犬に興味がないので、ずっと月を見ながら歩いていた。
わたしを追い抜いた女性がちらちらとわたしを見ている。
月を見ながら歩いているから変な人と思われただろうか。
ふと視線を落とすと、女性の連れた犬が夢中でわたしを見ている。
振り返り振り返り歩いていたが、わたしと視線が合うと足を踏ん張って動かない。
飼い主の女性が不思議そうな顔でわたしを見ている。
しゃがみこんで頭を撫でながら、懐っこいですねと話しかけると
「いや、普段そうでもないんです。ワンちゃん飼ってますか?」
いえ、猫は飼ってますが。
「うーん、猫飼ってる人にそんなに反応しないんですけど。こんなに何度も振り返るなんて珍しい・・・」
自慢たらしく聞こえると困るので口に出さなかったが
わたしはこういうこと初めてではない。
犬がわたしを振り返る、わたしの前から動かない。
飼い主さんが驚き不思議がる。
そういうこと、何度か経験しているのだ。
わたしには犬にモテる何かがある!
のかも。
だからなんだということだが。