「生霊を とばした夢に うなされる」
先日、職場である娘から「たまにAさんのことがうざったいんです」と打ち明けられた。
ああ、どうしてこういう話はワクワクするのだろう。
どちらの娘も嫌いじゃないから単純に面白がってしまう。
わたしは、悪口言うくらいなら面と向かって言ってしまうので、日頃ほとんど悪口を言わない。
しかしそれは、ホントに悪口が嫌いというよりは悪口を言う自分が嫌なだけで
本当のところは悪口というのは面白いものである。
言って楽しく、聞けば面白い。
しかし、それを自分に許してしまうと際限ないし
根が真面目なわたしは根腐れを起こしてしまう。
だからわたしは自分に悪口を禁じているのだが(ちょっとは言うけどね)
人から聞かされたときにワクワクしてしまう自分をよこしまな奴だと思う。
こんなのは序の口で、わたしの心の中にはもっともっと陰険でよこしまな気持ちもあるのだが
「悪い心を持った人にしか『よい心』は分からない」という怪しげな逆説もあるので
自分のよこしまな部分を、さほど苦にしてはいないのだ。
さて、ワクワクする打ち明け話をされて、わたしはどう答えるべきか。
こういうときの答え方はひとつ。
あおらない。
そして他言しない。
「そうなんだ、まあいいんじゃない?そう思ってても」
「だからこの間、ほとんど話さなかったんですよ」
こいつ、あたしともあんまり話さないときあるよな・・・。
ああ、どうしてこういう話はワクワクするのだろう。
どちらの娘も嫌いじゃないから単純に面白がってしまう。
わたしは、悪口言うくらいなら面と向かって言ってしまうので、日頃ほとんど悪口を言わない。
しかしそれは、ホントに悪口が嫌いというよりは悪口を言う自分が嫌なだけで
本当のところは悪口というのは面白いものである。
言って楽しく、聞けば面白い。
しかし、それを自分に許してしまうと際限ないし
根が真面目なわたしは根腐れを起こしてしまう。
だからわたしは自分に悪口を禁じているのだが(ちょっとは言うけどね)
人から聞かされたときにワクワクしてしまう自分をよこしまな奴だと思う。
こんなのは序の口で、わたしの心の中にはもっともっと陰険でよこしまな気持ちもあるのだが
「悪い心を持った人にしか『よい心』は分からない」という怪しげな逆説もあるので
自分のよこしまな部分を、さほど苦にしてはいないのだ。
さて、ワクワクする打ち明け話をされて、わたしはどう答えるべきか。
こういうときの答え方はひとつ。
あおらない。
そして他言しない。
「そうなんだ、まあいいんじゃない?そう思ってても」
「だからこの間、ほとんど話さなかったんですよ」
こいつ、あたしともあんまり話さないときあるよな・・・。
子供の頃、三年ほどピアノを習っていた。
実は、三歳のときにオルガンを習ったのだが先生とウマが合わず(!)やめてしまったのだ。
あの頃から続けていればどんなに弾けるようになったかとは思うが
やりたくない時に無理に続けても上達はのぞめなかっただろう。
再び習い始めたときは姉妹三人揃って始めたのだが、妹はすぐにやめてしまった。
先生は六十代半ばくらいだったろうか。
優しく厳しく、しっかりした人だった。
九官鳥とウサギを飼っていて、彼らに会うことと、おやつが楽しみだった。
三年の間にバイエル、ソナチネ、ブルグミュラー、などの練習本を終え
自由曲を始めた頃にやめてしまった。
その後、適当ながら「エリ-ゼのために」「トルコ行進曲」「ジムノぺディ」などが
弾けるようになった。
そんな話をTさんとしていたら
「お母さん、無駄な投資をしたわね」と言われびっくりした。
「え、何で無駄なの?」
「何の役にも立ってないじゃない」
「そんなことない。弾いてれば楽しいもん。楽譜も読めるようになったし」
一体、どんな状態だったら無駄じゃなかったというのだろうか。
ピアノの先生にもピアニストにもならなかったけど
音楽を楽しむ気持ちと、楽器が弾けるという喜びを得ているというのに。
すごく難しい曲は無理だけど、楽譜があってちょっと頑張れば色んな曲を弾けるのに。
なんだか、がっかりするような一言だった。
実は、三歳のときにオルガンを習ったのだが先生とウマが合わず(!)やめてしまったのだ。
あの頃から続けていればどんなに弾けるようになったかとは思うが
やりたくない時に無理に続けても上達はのぞめなかっただろう。
再び習い始めたときは姉妹三人揃って始めたのだが、妹はすぐにやめてしまった。
先生は六十代半ばくらいだったろうか。
優しく厳しく、しっかりした人だった。
九官鳥とウサギを飼っていて、彼らに会うことと、おやつが楽しみだった。
三年の間にバイエル、ソナチネ、ブルグミュラー、などの練習本を終え
自由曲を始めた頃にやめてしまった。
その後、適当ながら「エリ-ゼのために」「トルコ行進曲」「ジムノぺディ」などが
弾けるようになった。
そんな話をTさんとしていたら
「お母さん、無駄な投資をしたわね」と言われびっくりした。
「え、何で無駄なの?」
「何の役にも立ってないじゃない」
「そんなことない。弾いてれば楽しいもん。楽譜も読めるようになったし」
一体、どんな状態だったら無駄じゃなかったというのだろうか。
ピアノの先生にもピアニストにもならなかったけど
音楽を楽しむ気持ちと、楽器が弾けるという喜びを得ているというのに。
すごく難しい曲は無理だけど、楽譜があってちょっと頑張れば色んな曲を弾けるのに。
なんだか、がっかりするような一言だった。