まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

眠れぬ夜に

2010年02月26日 21時19分34秒 | 日々雑感
不眠症とまでは行かないが、寝つきが悪く眠りが浅い。

昨年、体調を崩してからはその傾向が強くなり

寝る前に弱い安定剤を常用するようになった。

休みの前の日はなるべく飲まずに頑張ってみるが、明け方まで眠れないときもあり

それはそれで身体に悪そうなので、無理せず薬を飲んだりもする。

眠れないとあれやこれやが頭に思い浮かぶが、そのとき何を考えるかが重要だ。

うっかり嫌なことなど思い出そうものなら

どういうわけか芋づる式に悪い思い出が浮かんでくる。

腹立たしくて眠れなくなる上に、悪夢必至という感じ。

眠れないときに本当に羊を数える人っているのだろうか。

実際やってみたことがあるけれど、あまりのつまらなさにすぐにやめてしまった。

本来その単調さが眠りを誘うのだろうが、つまらない上に眠れないとなったらイライラしてくる。

わりと面白い上に効果があったのは「しりとり」だ。

一人でするしりとりなどつまらないの極みと思われそうだが

「名詞以外しりとり」などと決まりを作ると結構おもしろい。

例えば「祝福」→「苦悩」→「鬱屈」→「辻斬り」・・・という具合。

「動詞のみ」だったらもっと難しくなるだろう。

あとは芸能人の名前を「あ」から順に思い浮かべる。

始まりは必ず「哀川翔」で、「相川七瀬」「浅野ゆうこ」「石田純一」「井上和香」・・・

うまくいえけば「和田アキ子」までいかずに眠れる。

ハリウッドスター限定にしたりと、バリエーションも楽しめる。

しかし最近、一番気に入っているのは「蟻」である。

羊を数える代わりに蟻を数えようと思ったのがきっかけだ。

蟻が角砂糖を運びながら、札幌雪祭りの雪像を作るみたいに

ピラミッドやお城を作る様を想像しようと思った。

蟻を想像してみて気づいたのだが、他の昆虫に比べて擬人化しやすい。

手足が細くて器用そうだし、くびれもあるからなんとなく人っぽい。

角砂糖を運ぶのに疲れた蟻が一匹、砂糖に腰かけて休み始めた。

休みながらカフェオレを飲み始めて・・・

元々昆虫好きなので、すっかりこの蟻が可愛くなってきた。

蜂とくびれ比べをしたり、キリギリスを家に入れてやってカラオケをしたり

わりと楽しく暮らしているようである。

そんな様子を思い浮かべながら眠りにつく。

ありありと。

失礼!


毛ほども気にせず

2010年02月17日 23時18分35秒 | 日々雑感
草食系男子からのシャレなのだろうか、業界紙に「装飾系男子急増」と見出しがあった。

アクセサリーや小物や衣服を装飾的に着こなしている男性のことらしい。

今更、新しく名付けなくても男性のアクセサリーなんて珍しくないのに。

もっとも、装飾品にレギンスやコサージュといった女性的な服装も含まれているのが今といえば今っぽいか。

しかし、スカート男子でさえもはや驚かない。

体系もどんどん華奢で細くなり、洋服を共有している恋人同士もいるらしい。

男性の女性化・・・というよりは女性も男性化しているし

どちらかというと、両性とも中性化しているのだと思う。

その中で残念と思うのは「ムダ毛」に対しての意識だ。

別の新聞に、男性用のムダ毛処理シェーバー新発売という記事があり

やっぱりそっちに流れたか・・・とがっかりした。

だいぶ前から体毛やひげの濃い男性は敬遠される傾向にあったし

男性専用の脱毛コースがあるのも知っていたけれど

一般にはそれほど普及していないのだろうと思っていたが

大手のかみそりメーカーが参入したということは、市場を見込んでのことだろう。

実はわたしは、まったく逆になることを密かに望んでいたのだ。

つまり、女性もムダ毛処理をしないのが流行らないかと。

脛も脇も、みんなで生やせばそれが自然になるんじゃないかと。

しかし時代はその方向に流れなかった。

こうなったら男達にも苦労してもらおうじゃないか。

剃っても剃っても生えてくるムダ毛と日々格闘してもらおうじゃないか。

もっとも彼らはすでに、毎日のようにひげを処理しているのか。

そもそもムダ毛はムダなのだろうか。

生えてくるのだから、生やしておいたほうがいいんじゃないだろうか。

脛毛は頭に植毛できないのだろうか・・・

なんだか考えは、あちこちしてしまうけど。

真面目に考える気なんか、毛頭ない・・・なんちゃって。

それが許されるのはルー大柴だけ

2010年02月15日 15時07分37秒 | 日々雑感
新聞を読んでいると、やたらカタカナが目に付く。

意味の分からないものもあり、わたしの年でこうなのだから

年配の人には、もっと分からない言葉が多いのではないだろうか。

テレビを見ていてもそうだ。

父や母から「XXってどういう意味?」と尋ねられることがよくある。

聞かれても分からない言葉もあるが、わかっても説明が難しいことがある。

カタカナ語だけど、もう日本語のように馴染んでいて、適当な日本語に訳すのが難しい場合。

まあ、そういう言葉は父母もなんとなくは知っているのでまだ理解してもらいやすい。

厄介なのは、日本語に訳せるのだがそれでも意味がよく伝わらない場合。

例えばモチベーション。

初めて耳にしたのは10年以上前だろうか。

職場の朝礼でいきなり「えー、モチベーションを上げるために・・・」

なにを上げるって?

「動機付け」

上げる?動機付けを?

「やる気を出す」や「目的意識を高める」じゃ駄目なんだろうか。

若干の意味合いの違いはあるにしても、よほど分かりやすい。

そもそも「動機付け」は上げたり下げたりするものなのか?

わたしは今でも「モチベーション」と口にする人間のことを信用できない。

最近一番はてなと思ったのは「ゼロベース」という言葉だ。

ゼロは無、ベースは基とか基盤とか・・・

ということは「白紙に戻す」とか「初めから練り直す」くらいの意味だろうか。

「ゼロベースで」と繰り返す人を見ながら、要職に就いている人ならば

分かりやすい言葉を心がけるべきなのに、敢えてそれをしないのは

分かりづらくして何かをごまかそうという魂胆だろうかとさえ疑ってしまった。

最近目に付くというか鼻につくのは、外来語やカタカナ語だけでなく

日本語をカタカナ表記することだ。

「コトバ」とか「チカラ」とか「キズナ」とか。

初めのうちはそれなり新鮮だったが、あまりにも氾濫すると安っぽさしか感じない。

出来の悪いケータイ小説のようだ。

日本語というのは豊かな言葉だと思う。

ひらがな、漢字、カタカナを使いこなすことで、さまざまなことを表現できる。

悲しみと哀しみ、喜びと歓びでは意味が違う。

心、こころ、ココロ。

同じ読み方でも、字から受ける印象は全く違う。

カタカナ表記がいけないとは言わないが、使い方が安易に流れると軽薄なだけだ。

ちなみに「危険」「きけん」「キケン」「kiken」という表記を見たとき

その意味をもっとも早く理解させるのは漢字の「危険」だそうな。

なにかを伝える意思があるなら、分かりやすく伝わりやすくをモットーに。

あ、モットーって日本語に直すと・・・?

憂鬱なような大したことないような

2010年02月14日 23時32分00秒 | 日々雑感
みんなが好きだという人を自分だけ苦手だというような場合、ひどい疎外感を覚える。

嫌い、というわけではないのだ。

ただ波長が合わないというか。

みんなが思ってるほどいい人には思えないというか。

みんなには見えないその人の嫌な面が見えるというか。

こちらがこういう風に思っているからその人もなんとなく自分にはよそよそしく

余計にその人が苦手になってゆくのだが、それを訴えるときっと「被害妄想」だと言われるのだろう。

恐ろしい言葉だ。

世の中の大半のことは多数決で決められている。

多くの人がいいと思うものをいいと思えなければへそ曲がりか変わり者か仲間はずれだ。

しかし、今に始まったことではないので別にそれでも構わないという気もする。

もちろん、好んで仲間はずれになりたいわけではないが

大体わたしのこれまでというのは、そういうことの繰り返しが多かったような気がする。

それでも年を取るうちには多数決に従うことも飲み込まれることも覚え

そういう自分に嫌気がさしている自分を

もしかしたら選民意識の持ち主かと疑うことにも飽き

すべてがどうでもいいと、なるようになれと思える日もあったのだが。

やっぱり苦手なものは苦手なのだ。

また同じ日々と疑問を繰り返す。相変わらずな。

夢のような

2010年02月12日 14時36分13秒 | 日々雑感
実生活は修道女のようなわたしだが、夢の中では数々の男性と浮名を流す。

先日は、向井理と付き合っているのだが、二人の仲は冷めていて

実はわたしには桜井翔君が思いを寄せている・・・という夢を見た。

怒ってはいけません、夢の話です。

どうしてそんな夢が見られるのかとよく聞かれるが、わたしにもさっぱり分からない。

夢に出てくるのが好きな人とも限らないし。

いい夢だったなーと思い返しながら図書館へ行くと

かっこいいと可愛いの中間くらいの若い男の子が、

わたしのために図書館のドアをずっと押さえていてくれた。

例によってわたしは心の中でつぶやく。

(ジェントルメーン!)

知人に話すと「夢のような一日でしたね」。

うん、半分は本当に夢だけどね。