起き抜けのぼんやりした頭になぜか「恋一夜」の歌詞が浮かんだ。
工藤静香の歌は好きで、カラオケではよく歌っていたけれど
少なくともこの2年近く、カラオケに行っていないし、
最近聴いた懐かしい曲と言えば松田聖子の歌だ。
なぜ、突然「恋一夜」が。
不思議に思いながらも頭の中で歌っていたら
驚くべきことに、2番まですらすらと歌詞が出てきた。
改めてしみじみ意味を考えると、結構きわどい歌詞なのだ。
工藤静香は大人っぽい雰囲気ではあったけど、可愛らしさもあり
お色気ムンムン・・・という感じではなかったし
真っ直ぐに力強く歌っていたので
当時は気にも留めなかった。
悲恋ではなさそうなのに、なぜか憂いを感じさせる歌詞。
不倫関係・・・と深読みも出来なくはないけれど
わたしはどちらかというと、両思いになったからこその怯え、であって欲しい。
互いのこの感情は今が頂点で、いつか醒めたりするんじゃないかしら・・・
そんな不安に苛まれている。
どこか不安定な幸せ。
それを失うことを恐れている
「逢ひ見ての 後の心にくらぶれば 昔はものを思はざりけり」
そういう気持ちなんじゃないかな。