まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

満足

2009年11月20日 16時18分20秒 | 日々雑感
風水に興味があるわけではないので詳しくはないが

黄色が金運を招くとか、玄関が散らかっていると良くないとかそういうことは耳にしたことがある。

玄関が散らかっているのは風水的にどうこうというより、生活上良くないと思うが

うちはどういうわけか常に玄関が散らかっている。

少人数家族なのに、玄関は靴でいっぱいだし

玄関をちょっと上がったところには、頂き物のりんごの箱とか

クリーニングに出す予定のワイシャツとかが、わんさと置いてあるのである。

「散らかっている」という認識があるうちはいいのだが

いつか見慣れた風景になってしまって、そこが定位置のようになってしまっていたりする。

ときどきハッとしてきれいにするのだが、いつの間にやら散らかる・・・の繰り返し。

今、そのサイクルの散らかりの状態なのだが

夕べ、柿の箱から(今は柿である)黄色い紙を見つけた。

『電話帳のお届けと回収に伺いましたが留守でしたので、明日の12時頃までに

門の外に古い電話帳を出しておいてください。ビニールには入れないでください』

うちには門がないが、まあ印刷なので各家庭に同じ文章の用紙が配られているのだろう。

この用紙をここに置いたのは両親のどちらかなのだが、まったく内容を読んでいないらしく

電話帳回収のことなど二人とも分かっていない。

やれやれと思いながら古い電話帳を探して、明日の昼までに出してねーと玄関に置いておいた。

今日は休みだったので惰眠をむさぼり昼ごろ起きると

(本当はこういうことしちゃいけないのだが。ただでさえ睡眠のリズムがよくないのだから)

電話帳がなくなっていたので、出してくれたらしい。

15時頃近所に買い物に出ると、うちの外の電話帳が回収されていない。

ふと近所を見回すと、あちこちの家から出された電話帳がそのままになっている。

まだ回収に来ていないんだな。

目的の店に付くまでに、ほとんどの家から電話帳が出されているのを見て

偉いな、みんなあのお知らせちゃんと読んだんだなと感心すると同時に

これ、どうやって回収するのだろうという疑問がわいた。

歩きや自転車ではたくさん回収できないし、かといって車では

いちいち停まって回収してを繰り返さなければならない。

どうするのかね・・・

買い物を終えて歩いていると、前を電話帳を持った男の人が歩いている。

あれは、もしかして。

わくわくと見守ると、男の人は電話帳を持ったまま停めてあった車に乗り込んだ。

やっぱり。

10数メートル運転すると、停車して近所を歩き電話帳を回収。

見守るうちにわたしは自分の家に着いてしまったのだが、しばらく見ていた。

一度にどれくらい運ぶのか興味があって。

でもその近所ではあまり出されていなかったのか、

ほんの数冊を持っただけで、また車に乗り込んで行ってしまった。

ふーん、一人でやっていたのか。

大勢が大きめの車でやってきて、一定の場所を一気に回収するのではないかと考えていたのだが。

実際は小さな車で一人だったのだ。

すべてがわかって満足満足。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする