まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

浮ついた気持ちイコール・・・

2011年10月31日 23時40分16秒 | 日々雑感
「女子会」だの「ガールズトーク」だの、なんで女がすることいちいちもっともらしい名称つけるのだろう。

ただの「飲み会」や「食事会」でいいじゃないか。

世の中には、言葉を無理やり流行らせておいて

「流行語」に仕立て上げて儲かる商売があるらしい。

もっとも友達の少ないわたしには、女子会もガールズトークもあまり縁がないので

ひがみと思われても構わない。

それでも職場では色々な「女同士の話」に巻き込まれることがある。

夫や彼氏の愚痴や自慢。

これまで付き合った男自慢、あるいは悪口。

昔は一切聞きたくなかったが、今はそうでもない。

自分が話すのが面倒なので、人の話を「へー」と聞いているのが楽になったのだ。

思えば、昔はわたしも色々話したいことがあったのだなー、他人に。

今は、自己完結で自己満足なので他人に話したいほどの話題がない。

というつまらない人間なのだ、わたしは。

伝えるとか伝わるとかいうことの空しさを、年々感じている。

伝わらないことに苛立ちを覚えたり、伝えようと頑張る必要があるのだろうかと。

伝わらなくてもいいじゃないか、と思うことのほうが多くなった。

一体なぜ、なにを伝えたいのだと疑問に思うことさえある。

なんていいながらもこういうものを書いている自体、なんだか未練たらしいというか潔くないというか。

読む人には迷惑だろうが、わたしにとっては明日になれば全く違うことを考えているかもしれないという

書き捨ての場所に過ぎないのかもしれない。

とはいえ「女同士の話」といえば、まあ恋愛である。

自分には持ちネタがないので、専ら人の話を聞く。

よくある話題のひとつ「どこからが浮気?」

この質問を25才の女の子にしたら、すごい答えが返ってきた。

「好きって思った時点で」

これまで色々な答えを聞いてきたが、一番厳しいと、初めは思った。

「二人きりで食事に行ったら」とか普通は言うじゃない?と聞いてみたら

仕事柄、彼氏はそんなことしょっちゅうだと言う。

女の子を車で送っていったりなんてことも。

なるほど。

そういうことはいちいち浮気とカウントしない以上、気持ちに重きを置くことになるのか。

なんらかの「既成事実」を浮気とみなす場合が多いけれど

そんなものは、もののはずみということもあるだろう。

しかし「好き」と思ってしまうのは、うっかりではない。

よく考えてみたら、彼女の意見に同感できる。

わたしにもしも恋人がいたとして、一番嫌なのは

なんの関係もないけれど、その人のことを深く思っているなんて

プラトニックな相手がいることである。

そんならいっそ、何らかの関係があったほうがまだいい。

プラトニックであればこそ、いつまでも心の中を支配するということもある。

判定。

浮気は「好き」と思った時点で。

ただ、心の中は見えないからなぁ・・・

おばさん力

2011年10月22日 22時02分02秒 | 日々雑感
20代の頃、職場のおばさん(といっても今のわたしくらいか少し上)が

細かいことにやたらとうるさいので、どうでもいいじゃんと思っていたが

最近わたしも、職場でうるさい。

いや、わたしの場合は昔から結構職場でうるさいのだが

なんというか、おばさん的にうるさくなってきた。

おばさんというのは、違う人もいるけれど基本真面目でおせっかいである。

あまりにも正しいことを言うので、正しさが鼻に付くというやつ。

わたしも職場であれこれ言いながら、自分は間違っていないけれど

しかしこの正しさが鼻に付くなーと自分で思ってしまうときがある。

だけどおばさんは、気になって仕方ないのだ。

色々なことが。

許せない間違いが多いのだ。

女が意見を言うと、若いうちは「生意気」と言われ、歳を取ると「お局」と言われ。

強い口調で言うと、若いうちは「生理?」と囁かれ、歳を取ると「更年期じゃないの?」と笑われ。

しかしね。

煙たがられるおばさんがいて、会社はなりたっている部分もあるんだよ。

「日本の中年女性にはユーモアが足りない」なんて、中年の作家が書いていたけれど。

男の独りよがりの「ユーモア」だの、つまらないギャグなど理解したくもないよ。

縦社会でぎちぎちの男社会に風穴を開けるのはきっと、おばさん力なのだ。