まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

のんきな職場 「言えなかったの」と彼女はつぶやいた編

2024年05月25日 20時34分42秒 | のんきな職場
職場で一番ホットな話題といえば、Sさんが猫を飼い始めたことだ。

元々、猫を飼ってる人が何人かいて、かつてはわたしも飼っていた。

なのに、なぜか少しの間、飼い始めたことを黙っていたのだ。

よく言わずにいられたね。

なんで黙ってたの?と聞くと

「・・・ペットショップで買ったから」

ああ、そうか。

少し前にわたしと犬のブリーダーの話になったときに

わたしがブリーダーに対してあまり良い感情を持っていないと言ったから。

「その時にはもう飼ってたんです」

道理で微妙な顔をしたはずだ。

てっきり知り合いにブリーダーがいるのかと思い、慌てて

まあ、ブリーダーも色々だよねとフォローまでしたのだ。

「保護猫とかも考えてはいたんですけど・・・。買ってしまいました!」

言いづらかったのはわたしのせいか。

いいんだ。

その子が売られていた事実は変わらないんだから。

買ったその子を大事にしてくれればそれでいいから。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

のんきな職場・お帰り、ベルト編

2024年05月23日 21時27分36秒 | のんきな職場
落としたベルトが戻ってきた。

王子が届けてくれたわけではない。

「ベルト見つかりました?」と職場で聞かれたときに

帰り道で探したけどなかったよーと答えながら

そう言えば、落とし物検索ってあるんだよね、とサイトを開いて

まさか届いてないと思うけど。

むむ・・・これはもしや。

「市内・路上・ベージュのベルト」

日付も全て条件が合っている。

職場は大騒ぎである。

まじか、まじです。

休日、遺失物を扱っている署に行くと

「あなたの落としたのは、この金のベルトですか。それとも銀のベルトですか」

とは聞かれなかったけれど、落としたと思われる場所と時間を聞かれ

念のために色違いで同じ形のベルトを持参し

「これと同じものを落としました」と見せると

届いていたのはまさしく、わたしのベルトだった。

夕方に最寄りの交番に届けられたらしい。

その夜は雨が降ったので、雨で濡れる前に届けてもらえたベルトはキレイなままだった。

ベルトが戻ってきた話は、笑いと共に職場で共有された。

「どうして落としたのか聞かれなかったのか」という質問をする人が何人かいたが

聞かれなかったなあ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

のんきな職場③

2024年05月21日 22時30分27秒 | のんきな職場
先日わたしは、通勤途中でベルトを落とした。

そんな人いる?と思われるでしょうが、いる。

子供の頃から落とし物が多いのだが、さすがに大人になる過程で注意深くなり

そんなに大事なものは落とさなくなった。

だが手袋は毎年落とすので左右が合わないものをいくつも持っている。

ベルトを落とした話は職場でも驚かれた。

そんなことってある?

一体、どうして。

ひとしきり盛り上がった後で誰かが言った。

「王子様が探しに来るんじゃない?」

そうだよ、このベルトにぴったりのウエストの女性はいますかって。

本当にわたしたち、このパターンの話が好きだなあ。

ひとしきり笑った後で誰かが言った。

XXさんのベルト、フリータイプだったよね。

そう言えばそうだった。

みんな合うじゃん!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

のんきな職場②

2024年05月20日 21時09分14秒 | のんきな職場
毎度お決まりの「何にでもなれるとしたら何になりたい?」という話をしていた。

平和な職場である。

派閥の話でもなく不倫の話でもなく、誰かの悪口でもなく

「ねえねえ、何になりたい?」

子供か。

でもこれ、意外と(へぇ、この人はこういう人だったんだ)という驚きがある。

「キャビンアテンダント」とか「インフルエンサー」とか

普段のその人からはちょっと思い浮かばなかった答えを聞くと

密かな野望というか欲望を知ってしまったような気になったりする。

しかし、たまに予想の上を答える人がいておかしい。

「魔法使いになりたい」

なるほど、その手があったか。

大抵の願いは叶うじゃん。

以下はもう、誰が何を言ってるのか分からないほどぐだぐだ。


魔法をかけてXXさんをインフルエンサーにしてあげてよ。

でも12時になると魔法が解けちゃうんだよね?

魔女が用意してくれたスマホと配信スタジオで、生配信をして王子様と出会うんだけど

え、王子ってなに?

12時になったら魔法が解け始めてさ、慌てて帰るときに魔女にもらったスマホを落とすんだよね。

で、王子が拾って探しに来るじゃない?

顔認証でスマホの持ち主を探すんだけど、魔法が解けて顔が違うから認証しないの。

見つけてもらえないじゃん!

あとはもう、女子高生のようにコロコロと笑い転げるわたし達。

職場にいつもファンタジーを!




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

のんきな職場

2024年05月19日 22時54分55秒 | のんきな職場
職場の人間関係が良ければ、生きている悩みの半分以上は無くなったようなものだ。

と思うのはわたしだけだろうか。

今の職場もいろいろあったが、異動や退職などでメンバーが入れ替わって

ほぼ平和な毎日である。

幅広い年代の同僚がいるが、漫画の貸し借りをしたり

(わたしは「鬼滅の刃」と「ゴールデンカムイ」と「カラオケ行こ」たようなものだ。

と思うのはわたしだけだろうか。

今の職場もいろいろあったが、異動や退職などでメンバーが入れ替わって

ほぼ平和な毎日である。

幅広い年代の同僚がいるが、漫画の貸し借りをしたり

(「鬼滅の刃」と「ゴールデンカムイ」と「カラオケ行こ」を貸して「スラムダンク」を借りた)

アニメの話や誰かの飼い猫の話で盛り上がったりする。

子供の話をしたがる人もいるが、基本的にスルーしているうちにあまり話さなくなった。

職場にいるときは自分の話をして欲しい。

「旦那が」とか「子供が」で始まる話が好きな人は

そういう話が好きな人と話したらいいと思う。

誰も傷つけることなく、マウントの取り合いにもならずに盛り上がる話題が

「もしも・・・だったら」という話だ。

前にも書いたと思うけれど

「もしも願いが何でも叶うとしたら」とか

「もしも生まれ変わったら」なんて話を、いい大人が真剣に話していることに気づいて

大体、大笑いで終わる。

先日は「ドラえもんの道具で何が好き?」という話で盛り上がり

「暗記パンって、当日食べなきゃダメだよね」と本気で言った人がいておかしかった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする