まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

僕らはたまに死んでいる

2010年09月23日 23時46分14秒 | 日々雑感
職場で、セミの死骸を見つけた。

なぜこんなところに、というような場所に行儀よくちんまりとしていた。

虫の死骸は生々しくないものが多い。

そのセミも、生きているかのようだった。

こんなところで死んでしまったのか、可哀想にと思ったが

本当のところ、可哀想かどうは分からない。

わりと小さ目のセミだったのだが、しみじみと顔を見てみたら

やっぱりツノゼミの顔に似ていると思った。

今、わたしが一番気に入っている虫はツノゼミだ。

とにかく可愛いし面白い。

擬態をする虫なのだが、もう何を真似したのか分からないものもいて

「過剰進化」と呼ばれているらしい。

こういうの楽しい。

ふつう生き物は、生存に有利なように進化や変化をする。

高い木の枝に生る実を食べるために首が長くなるとか。

それが、まったく何の役に立つか分からないような進化を遂げているツノゼミ。

1cmに満たないくらい小さいので、なんでこれがセミなのかと思っていたが

今回、なんとなく納得。

わりといろんなところにいるらしいけど、この辺にもいるのかしら。

見てみたいなあ。

で、売り場で死んでいたセミをつまんだまま同僚男性に見せたら

「うわあ!」

だって。

最近の男の子はこれだから。

といってももう30過ぎてるけど。

カブトムシの幼虫も触れないって。

もしかしたら成虫も触れないのかも。

カミキリムシは絶対無理だろうな。

そういえば店に入ってきたスズメバチを捕るのはいつもわたしだ。

蝶々に青ざめた男の人もいたっけ。

今、家のパセリの鉢にアゲハの青虫が7匹いる。

ちょっとした集合住宅だが、その成長たるやすさまじく

5mm程度だったものが、数日で3cmくらいになる。

パセリの量は足りるのか。

こういうの、虫の苦手な男の人に見せたら逃げ出すのだろうな。

虫愛ずる姫君であるわたしとしては、嘆かわしい限り・・・
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総括

2010年09月21日 18時28分26秒 | テレビの話
とうとう最終回まで見た「熱海の捜査官」。

もしかしたら、筋も結末もないんじゃないかと薄々思ってはいたが

まったく何もわからないま終わった。

思わせぶりな「東京は大変」も「素子さん」の正体も明らかにならず。

収拾がつかなくなったのか、初めからつける気なかったのか。

やっぱり「ツインピークス」のパロディだったんだろうな。

そういえばわたしは、ツインピークスを最後まで見たのだろうか。

朦朧としているところもツインピークス的かもしれない。

風宮は死んだの?

倒れていた看護婦は死んでるの?

オダギリジョーは死後の世界へ行ったの?

なーにがなんだかわからない。

わからなくてもいいんだろうけど。

それより、栗山千明が「子供のように泣く」シーンがあったのだが

あまりの下手さに驚いた。

栗山千明は怒ったり、にらんだりの表情はとてもいいのに。

最初うっとうしかった、ふせえりが段々と面白くなってきたのは見慣れたせい?

銀粉蝶の存在感、東雲役の子のふっくらほっぺがよかった。

小島聖もきれいだったし。

最終回でオダギリジョーが怒鳴ったのがちょっと新鮮だったかな。

それまでずっととぼけてたから、なんかギャップで。

そしてうっかり最終回を見た「うぬぼれ刑事」。

初回と2回目と最終回が宮藤官九郎の演出だったらしいけど

ドラマの演出、向いてないと思う。

最終回は特につまらなかった。

5人で踊るシーン、時間調整かと思うほど長くて退屈。

長瀬君にあんなにお尻振らせる意味もわからないし。

最後に酒井若菜を出したのは誰へのサービス?

最後までクドカンファミリーにこだわったこのドラマは、

宮藤官九郎の宮藤官九郎による宮藤官九郎と、そのファンのためだけのドラマでした。

生田斗真(こういう字?)芸達者だけど、知人によると今度、光源氏をやるそうで

ちょっと顔がうるさすぎないか?・・・ってこれはうぬぼれ刑事の受け売り。

演技派だから、意外としっくりくるかも?
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音楽が秀逸

2010年09月13日 13時30分43秒 | テレビの話
なんだかよく分からないまま、欠かさず見続けている「熱海の捜査官」。

わからない、というのは筋がではなく自分の気持ちが。

面白いのかつまらないのか、見たいのかそうでもないのか。

「うぬぼれ刑事」もキャラクター祭りなどと言われるけど

熱海の捜査官こそ、筋がどうこうではなく登場人物の個性を楽しむドラマかもしれない。

だって毎回、筋という筋はないんだもん。

不可解な人物、不可解な出来事。

あっという間に来週は最終回だという。

えー、だ。

でもまあ、そこそこ楽しめた気もする。

オダギリジョーの不思議さはもちろん、萩原聖人が想像以上によく、

今まで関心もなかったけど、この人ってこういう俳優だったんだ・・・と再認識。

驚いたのは、犬塚君という警官役の人と「うぬぼれ」のバーテンが同じ人だったこと。

新聞で読むまで全然気が付かなかった。

なにより劇中の音楽がいい。

要所要所に流れるエリック・サティ。

不安で不吉で美しい旋律。

エンディングの「東京事変」。

敷島先生という人の歌った「翼をください」、下手な上にまがまがしくてびっくり。

診療所のシーンで流れていた「テネシーワルツ」は、心に沁みた。

ああいう音楽を選ぶ人ってすごいなあ。

「時効警察」のような面白さはないけれど、これはこういうドラマとして楽しむものなのかも。
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見るべきか見ざるべきか

2010年09月06日 13時27分24秒 | テレビの話
4話で見るのをやめた「うぬぼれ刑事」を久しぶりに見た。

もう何話目なのか分からないが、なぜ見たかといえばゲストが光浦靖子だったからだ。

光浦靖子に、わたしは興味がある。

ちょっと自分と顔の系統が似ているというせいもあるかもしれないが

むしろ、その自意識のあり方や存在に不思議な魅力がある。

不美人といってしまえばそうかもしれないが、彼女は浮世絵のような顔立ちをしている。

普通なのに個性的。

そして、目と肌がきれい。

こういう人をどう扱うのか興味があったのだ。

それが、結構面白かったのだ。

小泉今日子とかおなじみのファミリーの回は見ていないので

見ない間が面白かったのかどうか分からないが、今回結構面白かったのだ。

それはドラマがこなれたせい?

それとも光浦さんのおかげ?

うーん、来週見るか悩むなあ。

それにしても、光浦靖子はきっと可愛い人だと思うのだ。

男ってそういうよさには気づかないんだよね~。

いや、気づいても彼女にしようとは思わないんだよね。

男が好きな可愛さって、コマーシャルの中の壇れいみたいな。

おえーだ。
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