ミシガンの秋が紅葉し始めた。といっても、黄色に変わる木が多く、赤はちらほらと見える程度で、日本でみる、紅 ほどは美しくはない。でも、黄色の美しさは、陽を受けて金色に見えることすらある。
先日おしゃべりのなかで、あるご婦人が(年上の方)、葉の色が変わるのは、古い木からなんですって。それを聞いて、悲しい気持ちになったのよ。 とおっしゃった。
その時は、なんとも言葉が出なかった。それは、ご自分への掛詞のようにも聞こえたから・・・。
それから、ジョギングコースを走りながらも、色づきはじめている木を見ると、なんだかその方の言葉を思い出す。そして、いち早く色づいた木に対して、いたわるような思いが自分のなかに芽生える。お疲れ様。綺麗ね。ゆっくりやすんでね。
そう思ってみると、確かに青々としている木には、若々しい力があるような気がする。まだまだ、緑で頑張りますと、言っているようだ。
私のお気に入りコースの木々は、とっても背が高い。そして、太い幹をしていて、枝が大きく広がっている。なので、木々のアーチの中にいるようだ。こんな幸せないよなあ・・・・と、思う。