こんなことが・・・と。思ったけど、あった話。
赤ちゃんが生まれる、お友達のお祝いをしようと何人かが集まった。こちらでは、前祝をする。baby shower かな。企画をしてくれたお友達の家に、ケーキを持って伺う。
出てきて友達に、こんにちは。。(日本人だから)。。。といったとたんに、なんと私の前歯が落ちた。さすがに突然には抜けない。差し歯だった。しかし、位置は中央から向って右2本目の歯。もう、挨拶どころではないし、第一顔もあげられない。しかも、肝心の私の差し歯が見当たらない。口の中にもない、足元にもない。まさか・・・・・・飲んだ?冷や汗がでそうだった。
と、友人の一人が(その場に三人はいたね)、冷静に、落ちた音がしたよ、と、一緒に探してくれた。ミシガンの枯葉が落ちている玄関先で、探すのは困難に見えた。
が、その友人が探してくれた。落ちる現場を彼女は目撃したのかも・・ほっと、一安心。とりあえず、装着し、楽しいお茶会を終了する。
その後、なんでも自分で直すこの地だから、きっと治せるキットはある、と信じて薬局へ。 言い換えると、この地は、アポイントこそが重要で、歯医者でも、医者でも、アポ無しに診療はしてくれない。どうしても我慢できない場合は、そういう緊急病院に行くしかない。なので、緊急の場合はなんでも自分で治すしかないということにもなる。
実は、私の歯は前から取れかかっていて、歯医者の予約は翌週にとってあった。なので、とりあえずの応急処置をすればいい。差し歯をくっつける、糊を捜しに出かけた。2件目の薬屋で、そんなものは無いことが分った。親切な薬剤師さんが教えてくれた。入れ歯を歯茎にくっつけたり、入れ歯を修理する糊はあるが、口のなかにいれていい糊はないらしい。
私は決心し、アポ無しで歯医者に向った。悲しいのはそんな中でも、なんてジョーク言おうかな・・・・、と考えてしまうこと。早速考えたジョークを使ってみた。
ハロウィンが早めにきたよう・・・私にだけ。グットタイミングと笑いながら、結構仲のいい、米人の受付の女性が、すぐに先生に知らせてくれた。みんなの笑いに迎えられはしたが、先生はすぐにくっつけてくれた。
歯が落ちるなんて・・・玄関先で・・・・挨拶した途端に。アポ無しで先生が診てくれるなんてここUSで。どっちも信じられないようなことだけど、あった話。