アジア系の食材店で買い物をしていて、偶然会った知り合いから、うちの子がねえ・・・・。と、話があった。何をしたかというと、週一回土曜日に通う日本人補習校の教室の床の上で、どんぐりを足で踏み潰したらしい。教室が汚れるからと怒られたらしい。小学校二年生、のびのび、はつらつとしている女の子だ。
もともとは私と彼女との出会いが先だった。赴任してまもない子供たちは、現地のアメリカ人の先生との英語のやり取りにも大変苦労をする。そして、先生も大変な思いをしている。そのことは以前ブログでも触れた。http://blog.goo.ne.jp/marima2naru/e/bdaeeb6272aaf9153d8842cbd10d6eba
そこで、私はボランティで少しだけお手伝いをしていた。幼稚園だった彼女に英語を教えに行っていた。担任の先生と時間を示し合わせて、その時間帯だけは私と英語の勉強を日本語でしていた。しかし、実際には、英語の学習を中学校で文法から入っていった私は、実生活の中、それも幼稚園の子供がどうやって英語を学んでいくのかはなかなか理解できなかった。でもストレスを抱えているだろう・・・彼女が少しでも、日本語での会話で楽になればと思い、毎週図書館で英語の絵本を借りて持参し、彼女と一緒に読んだ。話の中で何か悩みはないかな?と、聞き耳を立ててもいたが、彼女は旺盛な好奇心と、明るさで、なんとも軽快に幼稚園生活を楽しんでいるように見えた。新しい年度を迎えたところで、彼女との学習は打ち切った。
その後お母さんとも知り合いになり、昨日の会話になる。
どんぐりの中に何が入っているのか気になったの。と、彼女の弁。そっか。教室で踏むと教室が汚れることがわからないの?。母親の弁。汚れたから掃除したんでしょう? 汚れることがわかったし、どんぐりのなかも見れたしよかったじゃない。私も子供のころはどこでやったか忘れたけど、どんぐりは食べられないのはどうして?栗と何が違うのかと、やはり自分で確認した覚えがあるよ。
それで、ことは一件落着。なんにも問題はないはずだ。彼女の旺盛な子供らしい好奇心が私は大好きだ。でも、確かに母親が後で・・・・・あ~あ。。。と、ため息をつきたくなるような云われ方をする学校生活があることも確かだ。
失敗できることが、子供のもつ特権と理解するのは、私だけだろうか・・・。