どっちにする?

人生って「どっちにする?」そんな選択の連続。あまたあるはずの選択肢。決めるのは自分\(^o^)/

忘れられない

2006-10-12 22:14:16 | なっとくる

ガレージセール2日前、初雪のミシガンから・・・・

頂いたコメントを読んでいて、忘れなれない私の大事にしている思い出を紹介しようと思いました。それは、その場にいた人は誰も覚えていないだろう、日常の一コマでした。コメントは下記のところ。YPさんから頂いたものに関してです。

http://blog.goo.ne.jp/marima2naru/e/e5b4d6c52a158477e2febdb31e2d20d6

やんちゃ盛りの子供達を一緒に遊ばせる育児サークルでのこと。友人のA子が生まれたばかりの赤ちゃんを連れてきていた。日頃から、なんなのこの子は?と実は思っていた5歳くらいの男の子が、赤ちゃんに向って暴言を吐いていた。ちょっと大人気ない表現だけど、かわいくない、変な顔・・・・とかその程度の子供らしい発言。しかし、日頃からその子の言動には、正直私は頭にきていたから暴言と感じた。母親は、その子が悪態をつこうが、へへへ・・・・と、笑っているだけだった。それも、結構私の中では、なんなの?この親にしてこの子・・・・と・・・要は、その子も嫌いだし、その母親も嫌いだった。

そして、常識人の私がそう思うのだから、他の母親もそう思っていると思った。子供たちはどうだったのだろう?・・・わからない。

しかし、人の悪口を表立って言うこともちょっと憚られるし、気持ちは胸の中にしまっていた。

と。その時、当のA子は何を言われてもにこにこしている。ちょっと、そこまで言う?と思えるようなことまでも、にこにこと。A子がにこにこしているものだから、その私の嫌いな子は、どんどんエスカレートして、次々にこれでもかと、悪態を赤ちゃんについている。私の方が、だんだん頭にきていた。その時、A子に思わず、いいの?と聞いてみた。

彼女曰く、私この子大好き。この子ね、うちの子が可愛くてしょうがないし、気になってしょうがないのよ。私、こんな子大好き。・・・・・・・。私は言葉を失った。

次の場面ではさらに驚いた。A子は、私の嫌いな子に、私の赤ちゃんがかわいいんでしょう?さわっていいし、抱っこしていいよ。だって。すると、その私の嫌いな男の子は、にこにこと赤ちゃんを抱っこさせてもらって、悪態をつくのではなく、いとおしいそうに見ている。

この私の前で起こった何気ないことに、私は感動し、言葉がでなかった。そして、自分を恥じた。それからというもの、その私の嫌いな子は、なんとも素直な自分を私たちの前で見せてくれるようになった。彼が、どうして鎧を着ていたのかわからない。しかし、私も彼の鎧だけを見ていたことだけは確かだった。

その後、その母親も実は、その子に対して悩んでいたと打ち明けてくれるような友人になった。もちろんそこでも、最初にその母親の心を開かせたのはA子だった。

A子は、弟を不慮の事故で亡くした経験があると話してくれた。その悲しみからは立ち直れないとも・・・・・。そして、彼女は幼稚園の先生の資格を持つ「プロ」でもある。やはりそこで、私はきちんとした知識に裏づけされた、プロの素晴らしさも知った。まあ、いろいろなプロがいるが・・・・。

あの感動は結構私を変えてくれたと私は思っている。そして、例えばその後もいろいろ有って、いろいろな形で私の前に現れた、嫌いなあの子を、いつも安心して大好きでいられた。そして、相手も私を信頼してくれていると、あの子の目を見て感じられた。

A子と私の関係。私はいつも、彼女を大好きよと、背中を押しているつもり。彼女からも心地よく押されていると感じる。

そうそう、私が前回帰った時は、チューハイが飲みたいという私のリクエストに答え、ビラを作り、仲間を集めてくれた。また、会いたいと願っています。よ。

 

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伏兵現る

2006-10-11 02:36:06 | うるるん

昨日の抜歯。

帰り際に、今日の手術についての注意事項とやらの紙を渡される。え?手術なの?先生曰く、そうです。ニ針縫ったし、根が深かったしね。だって。

薬局で痛み止めを買うこと。冷すこと。走ってはダメ。最後に自宅の電話番号を渡される。なにかあったら・・・と。

私は、すっかり病人になったように、家に帰ったら、お気に入りの韓国ドラマDVD、ちなみに題名は私の名前はキムサムスンをつけ、療養体制に入った。氷を頬というより首筋にあて、いつでも痛みがきてもOKの状態にした。

眠ったり、サムスニに笑ったりと極楽時間をすごし、夕方になったが、痛みはこない。そうなってくると、いろいろと食べ物が恋しくなってくる。昼も食べていなかったし・・・。おかゆにすべきだったが、用心深くゆっくりたべると、結構なんでも食べられる。

ゆっくりゆっくり食べた後、やってきたのは、歯の痛みではなく、猛烈な胃の痛みだった。胃が痛くてしょうがない。咀嚼をしたつもりが、粗爵だったに違いない。おまけに熱まで出てくる始末。

なんだか伏兵にしてやられたと感じた。

それに、先のことを考えると胃の痛みは続きそうだ。木曜までに、エッセイの提出。週末のガレージセール。ガレージの掃除と商品探し、値段つけ。おまけに今週は明日から雪だってさ。はあ~

月末のハーフマラソン。その翌週の、プロジェクトの報告。

全部自分が決めたから、これは伏兵に・・・・とはいえない事柄。

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ずれる -日本人だからね-

2006-10-10 09:55:00 | かたまった

めちゃめちゃ疲れた一日だった。

事の発端。次男の通う、高校で結核の患者がでた。同じクラスを取っていた子は、ドクターに検査をしてもらうようにとの手紙をもらった。夏休みの時期だった。

次男がみんなここに行っているというドクターに迷わず行った。学校の指定医と思ったからだ。結果は、陽性か陰性か非常に迷うので、三ヵ月後にもう一度検査を受けてくれたのことだった。その三ヵ月後の再テストを金曜に行い、今日は朝一番で検査結果を聞きに行った。結果はまだ、判断に迷うので、レントゲンを撮ってきてというものだった。そして、もし、陽性なら治療を始めるという、恐ろしい内容だった。

そこで私は初めて、これは指定医ではなく、自分のホームドクターに行くべきなのだと気がついた。次男に聞くと、学校に指定医はないし、みんなが行くからと・・・・高校生とは思えないような返答が返ってきた。なんと、しっかりしているようで、子供はこれだから始末に悪い。判断に迷うのなら、断定しないで相談をするという姿勢を持つように叱った。気がつかないそっちが悪いなどと反論してくる。

医者を代えることができるのか?こんな中途半端に・・・不安をそのまま持ってホームドクターに向かい、ナースに相談した。彼女は、私の話を聞いてすぐに、ここでレントゲンを撮ってと言ってくれた。え?いいの? すいませんが、このことを相手のお医者さんにあなたから電話してくれる?などと、お願いした。

どうも、日本人は医者の心証を害することには、気後れしてしまう。

それから、私は自分の歯医者に向った。前歯の治療だけでなく、奥歯を抜歯するという。化膿している場所が悪化してるらしい。私も意を決したものの、歯を抜くのは魂を抜かれるように落胆する。先生は、何度も私のコンディションを確認し、質問はないかと質問攻めにする。どんな質問でもOKなのだろうが、お上のご意向に逆らえない風に、つい対医者に対しては考えてしまう。

疲れ果て、日本人の自分を再認識した一日だった。

 

 

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福の入り口

2006-10-09 01:01:39 | なっとくる

昨夜は、女性同士5人で、ワイン、料理に囲まれ、おしゃべりを楽しんだ。

居心地のいい友人宅。その人となりを表すような、雰囲気が暖かな空間だった。女性同士、様々な話に華が咲いた。思わぬ突込みから、シングルでがんばっていた友人の、再婚が決まったことも聞かされた。

一番私の興味を引いたのが、家主が掃除の話を始めたことだった。彼女曰く、日本で今、盛んにTVに出ている人の話だそうだが、風水のことから始まって、玄関が福の入り口であって、そこを綺麗にしておく必要があるとういうことらしい。

そこで、彼女はここ何日間かけて、家の中を掃除していたらしい。家の中はぴかぴかだった。生活をしていないような綺麗さではなく、よく整理整頓され、清潔に保たれているという感じだ。

私ははたと、自分こと、我が家のことを考えてみた。こちらに来てからは、車をガレージに入れ、そこから家の中に入る。多くの人が、靴置き場はガレージにしている。私もガレージからの出入りだから、日本に居た時ほど、玄関に関心を払ってはいなかった。ホッタラカシ状態。そっか、だから、福が入ってこなかったのかな。

早速、今日から福の入りやすい、清潔で好感の持てる玄関にしようと考えている。

余談

再度歯が取れた。ガムを噛んでしまった。痛恨の極み。楽しい歓談の中、私の歯は5回以上も取れたて、落ちた。場は、爆笑。バカ受け。きっと、心に残る、美しい秋の夜長のおしゃべりなっただろうと思う。

 

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あった話

2006-10-06 18:44:56 | おろおろおろろ

こんなことが・・・と。思ったけど、あった話。

赤ちゃんが生まれる、お友達のお祝いをしようと何人かが集まった。こちらでは、前祝をする。baby shower かな。企画をしてくれたお友達の家に、ケーキを持って伺う。

出てきて友達に、こんにちは。。(日本人だから)。。。といったとたんに、なんと私の前歯が落ちた。さすがに突然には抜けない。差し歯だった。しかし、位置は中央から向って右2本目の歯。もう、挨拶どころではないし、第一顔もあげられない。しかも、肝心の私の差し歯が見当たらない。口の中にもない、足元にもない。まさか・・・・・・飲んだ?冷や汗がでそうだった。

と、友人の一人が(その場に三人はいたね)、冷静に、落ちた音がしたよ、と、一緒に探してくれた。ミシガンの枯葉が落ちている玄関先で、探すのは困難に見えた。

が、その友人が探してくれた。落ちる現場を彼女は目撃したのかも・・ほっと、一安心。とりあえず、装着し、楽しいお茶会を終了する。

その後、なんでも自分で直すこの地だから、きっと治せるキットはある、と信じて薬局へ。 言い換えると、この地は、アポイントこそが重要で、歯医者でも、医者でも、アポ無しに診療はしてくれない。どうしても我慢できない場合は、そういう緊急病院に行くしかない。なので、緊急の場合はなんでも自分で治すしかないということにもなる。

実は、私の歯は前から取れかかっていて、歯医者の予約は翌週にとってあった。なので、とりあえずの応急処置をすればいい。差し歯をくっつける、糊を捜しに出かけた。2件目の薬屋で、そんなものは無いことが分った。親切な薬剤師さんが教えてくれた。入れ歯を歯茎にくっつけたり、入れ歯を修理する糊はあるが、口のなかにいれていい糊はないらしい。

私は決心し、アポ無しで歯医者に向った。悲しいのはそんな中でも、なんてジョーク言おうかな・・・・、と考えてしまうこと。早速考えたジョークを使ってみた。

ハロウィンが早めにきたよう・・・私にだけ。グットタイミングと笑いながら、結構仲のいい、米人の受付の女性が、すぐに先生に知らせてくれた。みんなの笑いに迎えられはしたが、先生はすぐにくっつけてくれた。

歯が落ちるなんて・・・玄関先で・・・・挨拶した途端に。アポ無しで先生が診てくれるなんてここUSで。どっちも信じられないようなことだけど、あった話。

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心にのこる

2006-10-04 23:57:17 | 徒然に

ミシガンの秋が紅葉し始めた。といっても、黄色に変わる木が多く、赤はちらほらと見える程度で、日本でみる、紅 ほどは美しくはない。でも、黄色の美しさは、陽を受けて金色に見えることすらある。

先日おしゃべりのなかで、あるご婦人が(年上の方)、葉の色が変わるのは、古い木からなんですって。それを聞いて、悲しい気持ちになったのよ。 とおっしゃった。

その時は、なんとも言葉が出なかった。それは、ご自分への掛詞のようにも聞こえたから・・・。

それから、ジョギングコースを走りながらも、色づきはじめている木を見ると、なんだかその方の言葉を思い出す。そして、いち早く色づいた木に対して、いたわるような思いが自分のなかに芽生える。お疲れ様。綺麗ね。ゆっくりやすんでね。

そう思ってみると、確かに青々としている木には、若々しい力があるような気がする。まだまだ、緑で頑張りますと、言っているようだ。

私のお気に入りコースの木々は、とっても背が高い。そして、太い幹をしていて、枝が大きく広がっている。なので、木々のアーチの中にいるようだ。こんな幸せないよなあ・・・・と、思う。

 

 

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乾いた土壌

2006-10-03 11:30:09 | うるるん

先週の土曜に、若い友人が通う大学のコンサートに出かけた。お誘いを受けたメールは、控えめながら 来てね!!と言われているようだったし、充実して頑張れている様子が文面からも感じられ、妹の嬉しそうな顔を見に行くようなつもりだった。

行きます!!とメールを出した後、試験に関するペーパーをもらった。実は、明日火曜が試験、というか、試験の代わりのエッセイ、レポートを提出する期限。これに関しても、実は英語の解釈?意味がわからなくて・・・・、take on を確認しなかったために、ブログにも何にも手を付けられないほど、追い詰められてしまったのだが・・・。

そんなこんなで、コンサートに要する5時間余り(ドライブ時間を含む)、エッセイに当てられたらと。。。。ごめんね。正直に思ったのです。

でも、コンサートは素晴らしかった。質のいい音楽が楽しめるような、品のいい、オーディトリアム。また、その日は同窓生のために開かれてコンサートだったようで、その大学を愛して止まないといった感じの、素敵な同窓生達がロビーにたくさんいらした。軽食も用意してあり、同行者数名と、たくさんご馳走になった。暖かいココア、温かいアップルジュースまであったし、その土地で採れたような果物がたくさん用意されていた。

そうそう、コンサート。音楽大学ではないのに、非常に美しいコーラスだった。独唱の女性は、声楽家というよりは、賛美歌を歌うような澄んだ声をしていた。また、アメリカらしい、型にとらわれない、自由な曲がたくさん用意されていた。若い友人は、いい顔をしていた。

休憩を挟んでオーケストラの演奏もあった。人数的にはフルオーケストラには足らないようだったが、十分の迫力が伝わってきた。モーツアルト、ハイドン、メンデルスゾーンの曲。最後の曲は、バイオリンのソリストの演奏もあった。

私は、自分が乾いた土であったことに気づかされたようだった。私の心は、音楽を必要としないくらい、乾いていた。そこに、美しい音楽が、水となって、土壌を潤してIくれうようだった。恥ずかしくて、言葉にできなかったが、正直にそう思った。

行ってよかった。そして。また、音楽を聴きに行きたいと思った。誘ってくれてありがとう。また、行くからね。

 

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