最初の一冊~松村比呂美

自著の宣伝のために始めたブログですが、今では、風景や食べ物の写真が主になっています。

ロシア旅行 ピョートル大帝 夏の宮殿

2019-03-15 | 旅(海外)
サンクトペテルブルクのペテルゴフにあるピョートル大帝 夏の宮殿へ。
避暑地ですから、この季節は雪深くても仕方ないですね。


150もあるという噴水庭園の噴水は、5月頃から10月中旬頃までの楽しみだそうです。
夏場は緑豊かな庭園が見事でしょうね。


宮殿の天井画。


珍しい紫のシャンデリア。


繊細なシャンデリアにも目を奪われました。


エカテリーナ宮殿と同じく、夏の宮殿も金の装飾が多く使われています。


細かい部分の細工も手が込んでいます。


ストライプの模様のシャンデリア。


豪華な燭台。




肖像画の間。


エカテリーナ1世、2世の肖像画。


ロシア人の現地ガイドさんに聞いた話が興味深かったので、ちょっとその話題も……。


ロシアの女帝エカテリーナ2世の物語は、さまざまな作品になっていますし、ご存じの方も多いと思いますが……。
愛人が12名いたこと、クーデターを起こしてドイツに心酔していた夫ピョートル3世を幽閉し(幽閉後1週間でピョートル3世は急死)、その後、皇帝として力を発揮して、大帝と呼ばれるほどの功績を残したことなど。
ドレスは1度着たら2度と袖を通さず、死後15000着のドレスが残されたそうです。


エカテリーナ2世と夫のピョートル3世は、結婚当初から夫婦仲が悪く、ピョートル3世は、ロシアのことを懸命に勉強し、ロシア人になろうとしているエカテリーナ2世を修道院に送ろうとしたのだとか。
当時は離婚することが許されていなかったので、夫は妻が気に入らないと、修道院に送っていたのだそうです。
修道院に行くのを嫌ってクーデターを起こした、という説もあるようです。
エカテリーナ2世が使っていた扇子。


書類を書くための机。


一方、エカテリーナ1世は、出生のわからない農民の出で、結婚歴もある、ロシア語の読み書きもできない洗濯女だったと、ロシア人の現地ガイドさんが言っていました。
容姿にも恵まれているとは言えなかったこの女性を、ロシアの皇帝ピョートル大帝が見染めるまでの話も興味深かったです。


ピョートル大帝をたぶらかす魔術を使ったのではないかとまで言われているようですが、
あらぶるピョートル大帝を諫めることができたのは、エカテリーナ1世だけだったそうです。
きっと、とても魅力のある女性だったのでしょうね。


ロシアの歴史に触れることができた旅はもう少し続きます。


2月末に発売になった電子書籍オリジナル『家族の怪談』 (アドレナライズ)、
昨年12月に発売された長編サスペンス『黒いシャッフル』 (光文社文庫)、引き続き、よろしくお願いします。
既刊本等はここにまとめています。
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