NA6CEやNA8Cの純正HLAをロックする方式のカムをマルハは出しています。
つまりインナーシム用カムのことです。
インナーシム式にプロフィールされているカムは:
1.B6用264度/8.85mm (HLAロック用)
2.NB8用カムをNA8用に使う場合 (同じくHLAロックで使用可)
これら詳細はマルハ・カム一覧か、あるいは各カム毎のページをじっくりご覧下さい。
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HLAロックとは、純正HLAのセンタープランジャーを引き抜き、代わりにクリアランスカラーを挿入することでカムとのクリアランスを調整する仕組みです。
B6であれば、264度カムで結構上まで回すことが出来ます。
多少はアイドルがぶれるものの、キャブレターや4連インジェクション仕様などでは結構楽しめるアイテムです。
NA8については、NB8用のFカム(作用角は同じでもリフト量が10mmと大きいのでNA8に使っていただきたい)をHLAロックで楽しむことが出来ます。
それ以上のレースカムも同様にHLAロックでNA8に装着可能です。
つまり、マルハのクリアランスカラーの設定で、皆さんが楽しめるカムの範囲が容易に広がったのです。
マルハではこのクリアランスカラーを11.00mm~13.00mmの間で0.05mm毎にストックしています。
実に僅か2mmの範囲で40種類ものストックがあるのです。
これはもう大変な管理になります。
さて、今夜紹介する画像はそのクリアランスカラーの試験について。
詳しい材質や熱処理などは企業事項なのでココでの説明は避けますが、結局のところ、材質、熱処理、浸炭度、表面硬度などはしっかりと確認された上で商品化されています。
製造に際し、画像のように樹脂に埋没させたカラーを実際に切断して、硬度や浸炭度を確認しています。
黒い樹脂に横に切断片があります。
元は樹脂に埋没しているカラーと一体のものです。
カラーは見れば本当に小さなパーツです。
これを1個1個作って管理することは、それはもう大変な事でもあります。
しかし、カラーがなくてはカムが取り付ける事が出来ません。
とても大事なエンジンパーツなわけです。
だから、製造試験も行い慎重に作るのです。
これを丁寧に隙間調整をして、バルタイを正確に取って,さてエンジンスタート。
ブルンと回り出すエンジンを見ながら、自分が行ったシム調整の結果を想像するのです。
この瞬間がたまらないのですね。
因みに、HLAがカタカタと鳴り出すのを何とかしようと、HLAをロックさせるのは、やめて下さい。
同じスペックのカムでも、HLA用とシム用ではプロフィールが異なるので、用途は異なります。
MIXな使い方は×です。
詳しい説明はまた別の機会でいたしましょう。
Sメカ
つまりインナーシム用カムのことです。
インナーシム式にプロフィールされているカムは:
1.B6用264度/8.85mm (HLAロック用)
2.NB8用カムをNA8用に使う場合 (同じくHLAロックで使用可)
これら詳細はマルハ・カム一覧か、あるいは各カム毎のページをじっくりご覧下さい。
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HLAロックとは、純正HLAのセンタープランジャーを引き抜き、代わりにクリアランスカラーを挿入することでカムとのクリアランスを調整する仕組みです。
B6であれば、264度カムで結構上まで回すことが出来ます。
多少はアイドルがぶれるものの、キャブレターや4連インジェクション仕様などでは結構楽しめるアイテムです。
NA8については、NB8用のFカム(作用角は同じでもリフト量が10mmと大きいのでNA8に使っていただきたい)をHLAロックで楽しむことが出来ます。
それ以上のレースカムも同様にHLAロックでNA8に装着可能です。
つまり、マルハのクリアランスカラーの設定で、皆さんが楽しめるカムの範囲が容易に広がったのです。
マルハではこのクリアランスカラーを11.00mm~13.00mmの間で0.05mm毎にストックしています。
実に僅か2mmの範囲で40種類ものストックがあるのです。
これはもう大変な管理になります。
さて、今夜紹介する画像はそのクリアランスカラーの試験について。
詳しい材質や熱処理などは企業事項なのでココでの説明は避けますが、結局のところ、材質、熱処理、浸炭度、表面硬度などはしっかりと確認された上で商品化されています。
製造に際し、画像のように樹脂に埋没させたカラーを実際に切断して、硬度や浸炭度を確認しています。
黒い樹脂に横に切断片があります。
元は樹脂に埋没しているカラーと一体のものです。
カラーは見れば本当に小さなパーツです。
これを1個1個作って管理することは、それはもう大変な事でもあります。
しかし、カラーがなくてはカムが取り付ける事が出来ません。
とても大事なエンジンパーツなわけです。
だから、製造試験も行い慎重に作るのです。
これを丁寧に隙間調整をして、バルタイを正確に取って,さてエンジンスタート。
ブルンと回り出すエンジンを見ながら、自分が行ったシム調整の結果を想像するのです。
この瞬間がたまらないのですね。
因みに、HLAがカタカタと鳴り出すのを何とかしようと、HLAをロックさせるのは、やめて下さい。
同じスペックのカムでも、HLA用とシム用ではプロフィールが異なるので、用途は異なります。
MIXな使い方は×です。
詳しい説明はまた別の機会でいたしましょう。
Sメカ