新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

韓国の加藤裁判とFCバルセロナのサッカー:

2015-12-18 08:04:15 | コラム
昨17日の夜はサッカーを棄ててBSフジのPrime Newsを優先した:

加藤裁判の無罪判決:
私は加藤前支局長が予想したと語ったように、有罪判決を懸念していた。それは韓国という国のお国柄を考えると、法律よりも「恨」と「情念」を優先する文化がある以上、その結論は見えている気がしていたからだ。しかも裁判が長引くにつれてまともな法律的な常識が備わり普通に言論の自由がある諸国からの批判が続き、我が国内でも無罪であるべきだとの与論も盛り上がってきたので、韓国の司法がそれに逆らって有罪判決を出すのではないかとすら危惧していたからだ。

そこに昨夜は新聞のテレビ欄を見なくてもPrime Newsではこの判決を採り上げると確信していたので、折角の世界の大強豪クラブFCバルセロナが出ると承知していても、それをPrime Newsが始まるまで見ることに予め決めておいた。幸いにも中国代表のブラジル代表や元ブラジル監督を擁する広州恒大とやらはバルセロナの敵ではないことが試合開始直後に判明しただけではなく、スアレスが忠実に詰めていたので1点が取れたので安心してPrime Newsに切り替えた次第。

裁判の経過や判決の内容をここに私が今更云々する必要もあるまい。私は今までに述べたことがなかったが実際に韓国に出張し、所謂観光旅行にも3回も行った経験から「韓国を我が国の常識にあるような国家と思うのは危険で、何らかの全く異なる独自の基準で運営されている組織体だ」と思う方が間違いが無いと思っていたのだ。事実、あの起訴に持ち込んだ辺りは我々の常識を越えた段階と次元の出来事で、「反日無罪」の裏返しで「反韓有罪」の表れだと思えば解りやすいとすら考えていた。

しかも「名誉毀損」というものは毀損されたご当人が訴えて出るものだとばかり思い込んでいたが、彼らの常識では第三者の右翼団体が訴えて出れば起訴まで持ち込めるという法解釈が成り立ってしまうのだったし、朴大統領ご自身が全く沈黙状態でも関係なかった辺りは「流石」と思うしかなかった。丸山参議院議員も韓国の法律に明るいと紹介される高弁護士も判決文の冒頭はまさしく有罪宣告を思わせたと言っていたのも印象的だった。ここでは東海大の金准教授の発言に触れる必要はないと判断する。

司法に政治が影響を与えたとか、世界の世論に配慮したのだろうとか、無罪判決に対する見解や意見も多々あると思うが、それは自国の基準で韓国を推し量って言っていることで、韓国の常識と物事の判断の基準とはかけ離れた視点からの見解である以上、私は「そういう見方もあるのかな」と韓国が受け止めるとは思えないのだ。私は加藤前支局長と同様に検察が控訴しないことを希望するだけ。

FCバルセロナのサッカー:
ある程度は期待していたが、日テレがTBSの手法と同様に試合開始の30分も前から中継を開始し、グタグタと言っている中でメッシとネイマールを起用しないと聞かされて興味は半減した。恐らく広州恒大を十分に観察してあって飛車角落としでも十分と判断したと読んだ。実際には生中継でも初めて一試合を始めから見るバルセロナは余りにも上手過ぎてボール支配率が70%を軽く超える有様では、先取点の前で見るのを止めても良かったと思わせてくれたほど格が違いすぎた。

あれにメッシとネイマールが加わってもヨーロッパではリーグ戦で負けることがあるのだから、世界は広いものだと痛感させられた。言ってみればアメリカに行ってNFLのフットボールを見れば、何か別世界の身体能力を備えた連中の集まりかと思わせてくれる凄さに感心するのと同じ「凄さ」を見せて貰えたのは、サッカー経験者としては有り難いことだった。20日にリヴァープレートとの決勝戦があるそうだが、バルセロナが飛車と角を入れて本気でやってくれれば良いがなと期待させてくれたのだが、どうなるだろう。

余談になるが、リヴァープレートのサポーターと覚しき連中が大阪は道頓堀のコンビニで乱暴狼藉を働いたようだと報じられていた。そういう連中が来て荒らさない為に選んだはずの我が国でも矢張りそういう事件が起きたかと思うと、世界も狭くなったと思わざるを得ない。サーポーターたちは我が国の物価の高さに驚いて万引きに走ったのではないかなと余計なことをふと考えた。