食べ物の好みは何で決まる:
佐藤隆一氏から今朝ほどの「カフェイン」について
「スパイスの香りで中東を思い出す!街にはそれぞれ匂いがあります。韓国はやっぱりキムチ臭い、台湾は場所にもよりますが、白檀のお線香の匂い、香港はウイキョウ・八角とパクチーの匂い、タイはハーブ・・・、で日本は何の匂いかと外国人に聞くと、醤油の匂いだそうです。日本人にはピンときませんが、そういうことらしいです。中東は行ったことが無いので分かりません。今度、新大久保の中東に行ってスパイス体験をしてきます。」
との意見が寄せられた。お出でになるのであれば、ハラルフードを商う店の中に入ってみることをお勧めしたい。所謂「異国情緒」も匂ってくるから。
そこで「日本の匂いは」で思い出したことがあった。それは10年以上も我が国に出張した経験がある、アメリカ人には珍しく全く躊躇することなく如何なる日本食でも「美味い、美味い」と楽しんでいた元の上司がいた。彼とは今でも家族ぐるみで交流を続けている。因みに、彼はW社をリタイヤーした後ではシアトルで大学院大学の教授となった知性派でいわば典型的なアッパーミドルである。彼がある時刺身と寿司を味わった後で言ったことが「日本の料理は美味だが、結局は醤油を味わっているのではないかと思う」だった。何となく説得力を感じて「そう言われてみればと一瞬考え込まされた。
また、矢張り日本の客先の工場等をを10年以上も技術サーヴィスで巡回して、かなり大胆に和食を味わっていた技術サーヴィスマネージャーがいた。彼はある時、お客様からの天ぷらの夕食の誘いを「なるべく先方の気分を害さないようにお断りしてくれ」と言い出した。それまでは天ぷらを好物の如くに食べていたので「何ゆえに」と尋ねた。答えは「あれほど何でも"deep fry"されたのでは何を食べても味が同じに感じられて楽しめない。今までは何とか耐えてきたが、それほど私の好みではなかった。だから今回は辞退したいのだ」だった。
これは、その個人の感性だからその通りにする以外ないだろうと、何とかお願いして変更して頂いたものだった。彼の好みは兎も角、このように、こういう場合でもはっきりと意思表示をする者がアメリカ人の中に入るのだ。そう言われてみれば、アメリカの食べ物には天ぷらのような揚げ物は少ないと思わせられた。だが、一度だけジョージア州アトランタで巨大なロブスターの唐揚げ(というのかな)をご馳走されたことがあった。「勿体ない。他の食べ方があるのに」と思ったが、非常に美味で驚かされた。
佐藤隆一氏から今朝ほどの「カフェイン」について
「スパイスの香りで中東を思い出す!街にはそれぞれ匂いがあります。韓国はやっぱりキムチ臭い、台湾は場所にもよりますが、白檀のお線香の匂い、香港はウイキョウ・八角とパクチーの匂い、タイはハーブ・・・、で日本は何の匂いかと外国人に聞くと、醤油の匂いだそうです。日本人にはピンときませんが、そういうことらしいです。中東は行ったことが無いので分かりません。今度、新大久保の中東に行ってスパイス体験をしてきます。」
との意見が寄せられた。お出でになるのであれば、ハラルフードを商う店の中に入ってみることをお勧めしたい。所謂「異国情緒」も匂ってくるから。
そこで「日本の匂いは」で思い出したことがあった。それは10年以上も我が国に出張した経験がある、アメリカ人には珍しく全く躊躇することなく如何なる日本食でも「美味い、美味い」と楽しんでいた元の上司がいた。彼とは今でも家族ぐるみで交流を続けている。因みに、彼はW社をリタイヤーした後ではシアトルで大学院大学の教授となった知性派でいわば典型的なアッパーミドルである。彼がある時刺身と寿司を味わった後で言ったことが「日本の料理は美味だが、結局は醤油を味わっているのではないかと思う」だった。何となく説得力を感じて「そう言われてみればと一瞬考え込まされた。
また、矢張り日本の客先の工場等をを10年以上も技術サーヴィスで巡回して、かなり大胆に和食を味わっていた技術サーヴィスマネージャーがいた。彼はある時、お客様からの天ぷらの夕食の誘いを「なるべく先方の気分を害さないようにお断りしてくれ」と言い出した。それまでは天ぷらを好物の如くに食べていたので「何ゆえに」と尋ねた。答えは「あれほど何でも"deep fry"されたのでは何を食べても味が同じに感じられて楽しめない。今までは何とか耐えてきたが、それほど私の好みではなかった。だから今回は辞退したいのだ」だった。
これは、その個人の感性だからその通りにする以外ないだろうと、何とかお願いして変更して頂いたものだった。彼の好みは兎も角、このように、こういう場合でもはっきりと意思表示をする者がアメリカ人の中に入るのだ。そう言われてみれば、アメリカの食べ物には天ぷらのような揚げ物は少ないと思わせられた。だが、一度だけジョージア州アトランタで巨大なロブスターの唐揚げ(というのかな)をご馳走されたことがあった。「勿体ない。他の食べ方があるのに」と思ったが、非常に美味で驚かされた。