新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

サッカー協会の快挙だ

2015-12-22 07:05:33 | コラム
Jリーグ・アウオーズの発表:

昨21日に都内でサッカー協会が表彰式を開催したと報じられている。この表彰を「アウオーズ」としたことはカタカナ語排斥論者の私から言えば「サッカー協会の快挙」である。

何故快挙というかと言えば、英語の"award"はこれまで繰り返してマスコミが、いや多くのテレビ局も新聞も「アワード」と全く言語の発音や辞書に明記された発音記号と異なる表記をしてきたのである。私はこれを繰り返して批判し、何とか通信社の「外来語ハンドブック」にでもそう表記せよと指示されているのかと皮肉を言ってきた。また、マスコミの担当者は手元に英和辞典すら持っていないのかとも指摘した。

私は"award”をあのようにカタカナ化するのは我が国の学校教育の科学としての英語」が如何に正しいことを教えていないのか、ローマ字読みの悪影響なのか、さらに教えていたとしても効果が上がっていないのか、または教えている人の発音が不正確なのか何れかとも言ってきた。そこに、この度のサッカー協会の(だと思うが)この「アウオーズ」という表記に接して「流石、我らのサッカー協会」と朝から気分が良いのである。

念のため申し上げておけば、私は何度も「カタカナ語を使うのは各人の勝手であり、それを阻止する意図など毛頭ない。カタカナ語は最早我が国の文化の一部となって定着してしまっているのだから。だが、カタカナ語は元の英語と比べれば言葉の誤用や和製語や誤った発音の表記があって全く別物であると承知でお使いになれば」とも言ってきた。だが、誤った発音の表記をするのは良いことではあるまい。

因みに、Oxfordには"award”は”(often in names of particular awards) a prize such as money, etc, for ~ that has done"とあり、Academy Awardと単数で出ていた。何れにせよ、英語では「アワード」とは言わないことを確認して終わりたい。