17日間に世界では何が起きていたのだろう:
今朝はジムでウオーキング中に、ロッカールームの論客に「やっとオリンピックが終わったね」と声をかけられた。この論客もその過剰気味の報道を嫌ってぼやいていたものだった。当にそういう感を免れないほど、オリンピックに偏した報道が続いていたと思う。いや、余程注意してテレビや新聞報道を見ていないと、今我が国が何処にあるのかを確認できなかったほど浮かれていたと言えるのではなかったか。
しかし、中国の公船その他は連日のように尖閣に接続海域やEEZに侵入していたし、その為があるから日本に行くのだと注釈をつける王毅外相が日中韓外相会議に出席する為だけに来日して下さるそうだし、円高傾向は続いていたし、法制局は天皇陛下の早期退位の為には憲法改正も必要との見解を発表したし、小池都知事は委員会を設けてもオリンピック関連の予算を見直すと表明したし、アメリカの大統領選挙までもう3ヶ月も残っていないが、クリントン夫人とトランプ氏の何れが勝つのかという話題もある。安倍総理もマリオだかの仮装をしておられる場合ではないのかとも思ってしまう。
当方もこんな批判めいたことを言っていながら、この間にそれなりにオリンピックの中継や録画(と言っても何れを見させられていたのか判然としない場合が多かったと思う)も見て何となく批評もしていたし、甲子園の野球も「辞めるべし」などと唱えながら結構楽しみに見ていたのだから世話はない。しかし、上述のように国内も世界でも後から後から難しい事態が発生しており、金正恩などはアメリカの大統領選挙の端境期の如き不安定な事態を見抜いたかの如くに、ミサイルの発射に余念がなかった。
中国は多くの中国問題の専門家に言わせれば、一方では仲裁裁判所に決定は紙くずだなどと悪態をついていながら、着々と東シナ海どころか、我が国の領域への侵入を怠らず、習近平政権は何としてもそのご威光を保ち、アメリカとの太平洋での勢力分割どころか、アメリカとともに世界の二大勢力たらんとする野望に突き進まざるを得ない国内情勢のようだ。その関連だけでもないが、沖縄の翁長知事の暴走は何処かで歯止めをかける必要があるのではないのか。
アメリカのオバマ政権による弱体化はロシアのプーチン大統領の存在と彼の目指す覇権の方向性を明確にしたし、トルコのエルドアン大統領もロシアとの外交姿勢を改めたようだし、シリアとISを含めて中近東情勢も未だ未だ変化しつつあるように見える。私にはこのような情勢の変化というか新たな事態には我が国にとって有利なことは何もないのではと密かに憂いている。ここで漸くオリンピックも終わったことだし、2020の東京オリンピックも重要な案件だろうが、それよりも世界の変化に如何に対応していくかにも、内閣を挙げて没頭して貰いたいと願っている。事態はメダルが幾つなどと浮かれていることを許すまい。
今朝はジムでウオーキング中に、ロッカールームの論客に「やっとオリンピックが終わったね」と声をかけられた。この論客もその過剰気味の報道を嫌ってぼやいていたものだった。当にそういう感を免れないほど、オリンピックに偏した報道が続いていたと思う。いや、余程注意してテレビや新聞報道を見ていないと、今我が国が何処にあるのかを確認できなかったほど浮かれていたと言えるのではなかったか。
しかし、中国の公船その他は連日のように尖閣に接続海域やEEZに侵入していたし、その為があるから日本に行くのだと注釈をつける王毅外相が日中韓外相会議に出席する為だけに来日して下さるそうだし、円高傾向は続いていたし、法制局は天皇陛下の早期退位の為には憲法改正も必要との見解を発表したし、小池都知事は委員会を設けてもオリンピック関連の予算を見直すと表明したし、アメリカの大統領選挙までもう3ヶ月も残っていないが、クリントン夫人とトランプ氏の何れが勝つのかという話題もある。安倍総理もマリオだかの仮装をしておられる場合ではないのかとも思ってしまう。
当方もこんな批判めいたことを言っていながら、この間にそれなりにオリンピックの中継や録画(と言っても何れを見させられていたのか判然としない場合が多かったと思う)も見て何となく批評もしていたし、甲子園の野球も「辞めるべし」などと唱えながら結構楽しみに見ていたのだから世話はない。しかし、上述のように国内も世界でも後から後から難しい事態が発生しており、金正恩などはアメリカの大統領選挙の端境期の如き不安定な事態を見抜いたかの如くに、ミサイルの発射に余念がなかった。
中国は多くの中国問題の専門家に言わせれば、一方では仲裁裁判所に決定は紙くずだなどと悪態をついていながら、着々と東シナ海どころか、我が国の領域への侵入を怠らず、習近平政権は何としてもそのご威光を保ち、アメリカとの太平洋での勢力分割どころか、アメリカとともに世界の二大勢力たらんとする野望に突き進まざるを得ない国内情勢のようだ。その関連だけでもないが、沖縄の翁長知事の暴走は何処かで歯止めをかける必要があるのではないのか。
アメリカのオバマ政権による弱体化はロシアのプーチン大統領の存在と彼の目指す覇権の方向性を明確にしたし、トルコのエルドアン大統領もロシアとの外交姿勢を改めたようだし、シリアとISを含めて中近東情勢も未だ未だ変化しつつあるように見える。私にはこのような情勢の変化というか新たな事態には我が国にとって有利なことは何もないのではと密かに憂いている。ここで漸くオリンピックも終わったことだし、2020の東京オリンピックも重要な案件だろうが、それよりも世界の変化に如何に対応していくかにも、内閣を挙げて没頭して貰いたいと願っている。事態はメダルが幾つなどと浮かれていることを許すまい。