小池都知事が立場を明らかにしたが:
6月1日に自民党に離党届を提出して立場を明らかにしたようだが、自民党も小池さん並みに立場を明らかにすることを先延ばしにして「預かり」にしたと報じられている。来る7月2日の都議会選挙を前にして小池さんも自民党も、はたまた安倍総理も色々と思惑があるようで、この綱引きなのか駆け引きなのか良く解らないが、裏と表で目に見えない争いが続くようだ。小池さんは、これでまたもや所属政党を変わられるようだが、今回はその長に就任されたようだ。
私は過去の都知事の選挙などで示された都民の政治的な判断力というか、あるいは民度と言うべきか、はそれほど高い次元にあるとは思っていないので、単なるミーハー的な感覚から来る小池都知事と「都民ファーストの会」に対する支持率は未だ未だかなり高いのではないかと、寧ろ危惧している。昨日今日小池さんの塾に参加して都議会選挙に出てくるのでは、簡単に品定めができないと危惧する。
それは小池百合子さんは昨年、桝添前知事の世にも珍しいしみったれた公金の私的流用と豪華すぎる出張旅費の使い方で辞任した後の選挙に鳴り物入りで登場され、余りにもお粗末な対抗馬を撃破して当選されたのだった。それほど大きな都民の期待を担って登場されたのだが、先ず豊洲市場の移転延期と東京の大改革を打ち出されたのだった。しかしながら、その何れも未だ道半ばである。
その巧妙に叩く目標というか、敵を定めて攻撃していく手法はマスコミの援護射撃をも得て、大いに都政は活気を呈した。特に豊洲への延期の期日を一向に決定しないと批判されるや、石原慎太郎元都知事を標的と定めて都議会に喚問したりした手法は、巧妙であり且つ桝添前都知事都は異なった狡猾さと私には見えたほど巧みなものと思わせてくれた。これだけではなく、繰り返して豊洲の地下水の分析を続け「移転を決定しない理由」を出し続けた。
一方、着任当初はあれほどたちの悪い対立関係を見せた東京都議会の自民党に対しては、内田前幹事長を標的に仕立てて「ドン」などと言う称号を奉り巧妙に攻撃して、徐々に都議会を制圧していったのだった。また、膨張する一方のオリンピックの経費の削減策は結果的には精巧なしなかったとは言え、森元総理を悪役に仕立て上げた作戦は巧妙で、恐らく小池さんへの同情票を集めることになるだろうと思って見ていた。但し、神奈川・埼玉・千葉の三県知事への対策は全く不成功に終わった。
ここまでで読み取って頂けたと思うが、私は小池都政は現在までの所では未だに成功への途上にあるだけで、見るべき成果はなく評価するのは時期尚早だと思っている。就任してから1年も経っていない時点で何か決めつける訳にも行くまいが、小池さんの上手の手から漏れている水は「何もかも来月の都議会選挙の為」としか見えない「これから決定するのでお待ちを」と言わんばかりで「決められない小池都知事」という印象を、彼女の支持者以外に与えているのだ。この手は決して得策ではないと思っている。
聡明な小池さんがそこに気付いていないはずはないと思うが、マスコミかマスメデイアか知らないが、固定電話で行うアンケートでは在宅の高齢者ばかりが答えていると伊藤惇夫が指摘していた通りで、彼女を若者が支持しているか否かは不明であろう。また、東京という所に、どれほど沢山の東京で生まれ育った者が「我が街」と思って愛着を感じて、熱心に東京のことを考えるかも甚だ疑問だと思っている。かく申す私だって、都議会選挙だと聞いて「そうか、俺も東京生まれの有権者の1人だったんだ」と気が付いたほどだ。
6月1日に自民党に離党届を提出して立場を明らかにしたようだが、自民党も小池さん並みに立場を明らかにすることを先延ばしにして「預かり」にしたと報じられている。来る7月2日の都議会選挙を前にして小池さんも自民党も、はたまた安倍総理も色々と思惑があるようで、この綱引きなのか駆け引きなのか良く解らないが、裏と表で目に見えない争いが続くようだ。小池さんは、これでまたもや所属政党を変わられるようだが、今回はその長に就任されたようだ。
私は過去の都知事の選挙などで示された都民の政治的な判断力というか、あるいは民度と言うべきか、はそれほど高い次元にあるとは思っていないので、単なるミーハー的な感覚から来る小池都知事と「都民ファーストの会」に対する支持率は未だ未だかなり高いのではないかと、寧ろ危惧している。昨日今日小池さんの塾に参加して都議会選挙に出てくるのでは、簡単に品定めができないと危惧する。
それは小池百合子さんは昨年、桝添前知事の世にも珍しいしみったれた公金の私的流用と豪華すぎる出張旅費の使い方で辞任した後の選挙に鳴り物入りで登場され、余りにもお粗末な対抗馬を撃破して当選されたのだった。それほど大きな都民の期待を担って登場されたのだが、先ず豊洲市場の移転延期と東京の大改革を打ち出されたのだった。しかしながら、その何れも未だ道半ばである。
その巧妙に叩く目標というか、敵を定めて攻撃していく手法はマスコミの援護射撃をも得て、大いに都政は活気を呈した。特に豊洲への延期の期日を一向に決定しないと批判されるや、石原慎太郎元都知事を標的と定めて都議会に喚問したりした手法は、巧妙であり且つ桝添前都知事都は異なった狡猾さと私には見えたほど巧みなものと思わせてくれた。これだけではなく、繰り返して豊洲の地下水の分析を続け「移転を決定しない理由」を出し続けた。
一方、着任当初はあれほどたちの悪い対立関係を見せた東京都議会の自民党に対しては、内田前幹事長を標的に仕立てて「ドン」などと言う称号を奉り巧妙に攻撃して、徐々に都議会を制圧していったのだった。また、膨張する一方のオリンピックの経費の削減策は結果的には精巧なしなかったとは言え、森元総理を悪役に仕立て上げた作戦は巧妙で、恐らく小池さんへの同情票を集めることになるだろうと思って見ていた。但し、神奈川・埼玉・千葉の三県知事への対策は全く不成功に終わった。
ここまでで読み取って頂けたと思うが、私は小池都政は現在までの所では未だに成功への途上にあるだけで、見るべき成果はなく評価するのは時期尚早だと思っている。就任してから1年も経っていない時点で何か決めつける訳にも行くまいが、小池さんの上手の手から漏れている水は「何もかも来月の都議会選挙の為」としか見えない「これから決定するのでお待ちを」と言わんばかりで「決められない小池都知事」という印象を、彼女の支持者以外に与えているのだ。この手は決して得策ではないと思っている。
聡明な小池さんがそこに気付いていないはずはないと思うが、マスコミかマスメデイアか知らないが、固定電話で行うアンケートでは在宅の高齢者ばかりが答えていると伊藤惇夫が指摘していた通りで、彼女を若者が支持しているか否かは不明であろう。また、東京という所に、どれほど沢山の東京で生まれ育った者が「我が街」と思って愛着を感じて、熱心に東京のことを考えるかも甚だ疑問だと思っている。かく申す私だって、都議会選挙だと聞いて「そうか、俺も東京生まれの有権者の1人だったんだ」と気が付いたほどだ。