新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

6月25日 その2 これぞConspiracyだ

2017-06-25 16:21:10 | コラム
近頃気になること:

先ずは第三者委員会と有識者会議の乱発を挙げたい:
経営者、政治家、議員、教育委員会等々の方々は、自らの意思決定によほど自信がないと見えて、何かと言えば直接その事案に関係していないような外部の人々を集めては調査・研究・原因の究明・最善の解決案の審議を依頼するようだ。時には、外部の人の目や判断力が必要な場合があるとは思うが、私には責任回避としか見えない。「卑怯ですね」「卑怯だろう」と言っている何かのCMを想起させられる。教育委員会が常に「いじめなし」という結論を出させるのも、この種類の委員会だ。典型的な責任回避に見える。

パワーハラスメント:
次に不思議に思ったのが、豊田真由子議員の罵詈雑言で大きく取り上げられた「パワーハラスメント」(=パワハラ)なるカタカナ語。お気づきの向きもあると希望的に考えているが、こんな英語はない。マスメディアというかテレビに登場する連中は「力」という意味で「パワー」を使いたがるが、少なくともそれは英語の世界では日常的な用法ではないと思うし、不肖私はそういう意味で使った記憶はない。カタカナ語排斥論者としては、これを採り上げておきたい。

パワーハラスメントは広辞苑には和製語として「職場で上司がその地位や権威を利用して部下に行ういじめや嫌がらせ」とある。即ち、「パワー」を「上司」乃至は「権威」のつもりで使っているようだが、英語にはそういう意味はない。これも、我が国の学校教育における英語の輝かしくない成果で単語の知識だけを大切に教え込んだ為に生じたことだと思っている。

“power”をジーニアス英和で見ると「・・・に対する権力、勢力、(法的)権限、支配力(to do、政権)」が出てくる。しかも通常は複数形ともある。一寸違和感がある。Oxfordには先ず”CONTROL”が出てきており、the ability to control people or thingsとある。次はABILITYでthe ability or opportunity to do ~とある。この辺で十分だろうが、パワハラとは違うようだ。

考えてみれば、上司がハラスメントをするのであれば、その意味の単語には「上司」を表す”superior”があるが、難しすぎて「パワハラ」の発案者には思いつかなかったのだろう。日常的な言葉では”boss”と言えば上司を表しているし、通常はこれを使ってきた。であれば”boss harassment”の方が無理がないと思う。即ち、「ボスハラ」だ。欲を言えば、bossでもsuperiorでも所有格にしておきたいのだ。

加計問題:
最後は前川ぜん文科省事務次官。私にはこの方が色々と安倍内閣に難癖を付けて「行政を歪めた」などと言って、反安倍のメディアと野党を喜ばせているのを見て「この方は一体何がやりたいのか、またはやり遂げたいのか」と単純に疑問に感じていた。

しかし、先頃のプレスセンターでの記者会見で彼が「安倍内閣を打倒する気はないが」と言ったのを聞いて、漸くこの人物の正体が見えたと思った。彼がやって来たことは、何処の誰と組んでいるのか知る由もないが、安倍内閣打倒の試み以外の何物でもないと思うのだ。畏友尾形氏は「その辺りは今月発行の雑誌”HANADA”が明らかにしている」と教えて下さった。

先頃の籠池氏の安倍総理夫妻への100万円返還の上京の大芝居と言い、何と言い、安倍総理には「あれやこれやと、ご苦労のタネが多いものだ」と思って眺めている。これら一連の騒動は野党とマスコミ連合の安倍内閣を貶める狙いの”conspiracy”だと思うと解りやすい気がする。


24日のスポーツ

2017-06-25 08:11:54 | コラム
桐生祥秀君が4位だった

私は何の根拠も理由もなく桐生君は9秒台を出せないと思っている。だが、密かにその閃きが裏切られることを希望的に観測して、夜の8時半まで待っていた。24日は折角の好天だったが、前日の動きすぎを反省して何処に出ていかなかった。不思議なもので、ジムでは20分のストレッチ、20~30分のウオーキング、時には10~15分程度のエアロバイクという運動(workoutで良いと思うが)に加えて15分のマッサージチェアには体が慣れきっているのか何の疲れも出ない。

思うに、高校までの全国制覇を本気で狙っていた頃の練習は確かに厳しかっただろうが、体がその決まったことをやっている練習に慣れたのか、兎に角疲れは感じたが、来る日も来る日も何と言うことなく過ごしていた。筋肉痛を起こしたなどという記憶もないが。私などは良く言われる「練習名人」だったのかも知れないと思う時もある。

ラグビー:
その間に午後2時半からは日本代表対アイルランド代表(擬き?)のラグビーの試合も観戦した。17日に既に22対50と負けていたのを後半だけ見たので、勝敗の行方よりも2回目はどうかなという程度の関心しかなかった。結果は「なるほど、世界の第3位だけのことがあり、言わば一軍半でも強いのだ」と思わせてくれただけだった。

私が見た限りでは、あの顔触れでは目を奪うような技術がある訳でもなく、ただひたすら攻め続けて相手の一寸した失策を利用して得点してしまうだけの強さがあるというのが印象的だった。その辺りが「強いか、弱いか」の分かれ目だっただろう。言葉を換えれば「我が代表はメンバーを入れ替えただけ今回は点差を狭めた善戦だった」と言って良いかと思う。

私は以前から大畑大介は解説者としては全く不適任だと指摘してきた。昨日も日テレは私の忠告も聞かずに(?)大畑を使った。彼は日本代表の応援団に過ぎず、やれ「良いタックルをした」だの「ここをこうすれば良い」といったようなことばかり言っているので、ラグビー経験者ではない私にはアイルランド代表の何処が優れ、我が代表の何処に至らざる点があるのかなどはサパッパリ解らなかった。

大畑もアナウンサーも好い加減に気付いて欲しいことは「良い守りをする」とか「凄いタックルをして止めた」ことなどは「我が代表が押され続けていた」ことを示しているだけだを言っているのだと。サッカーとは違って、引いて守ってカウンターの機会を待っている戦法はラグビーにはないと思うよ。アナウンサーは「ラグビーは陣取りゲーム」と言っていたではないか。

100 m決勝:
さて、桐生君である。3人しか世界陸上に行かれないのに、山縣、多田、サニブラウン、ケンブリッジ飛鳥と強敵ばかりだった。しかも、何の因果か雨期を選んで開催した試合であれば、あの雨降りだった。雨は関係ないとしても、3位までに2人も父親が外国人である者が入り、真ん中に突如として現れた関学の学生が入ってしまった。陸連はこの一本勝負で代表を決めるのだろうが、桐生君の実力は未だしという残酷な結果だった。今後に期待したい。

プロ野球:
なお、その間に読売が無残に中日に負けるのも部分的に見ていた。先取点をされると20連敗とアナウンサーに教えられた。その1点を陽岱鋼の粗雑な守備で献上してしまったので、それもそうかと思って見放した。陽岱鋼は7回だったかにも粗雑な返球をしていた。私が高橋由伸だったならば、あの粗雑な後逸をした時点で引っ込めていた。他にもあの程度の打者ならベンチにいるではないか。甘い監督だ。何を遠慮しているのだ。

女子のゴルフ:
多くは語らないが、イボミが不調を脱しつつあるのは”bad news”だ。私は感性だけの愛国者として彼女のファンクラブに入っている我が同胞たちの性根を非難したい。本日の所はこの点を最も強調したかったのだが。昨日まででは、幸いにも1位も2位も日本の女性だった。そのまま行って欲しいものだ。

テレビでのスポーツ中継の見過ぎは矢張り目には良くないようで、PCには余り時間を割けなかった。そして10時過ぎには早寝にしてしまった。