新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

8月24日 その3 トランプ政権が不安だ

2017-08-24 15:07:19 | コラム
一アメリカ市民の意見:

トランプ大統領のシャーロッツヴィルの騒動の件での発言が余りにも酷いし、揺らいでいるので、元の同僚のL氏に彼のアメリカの現状とトランプ大統領に対する意見と考えを問い合わせてみた。当方からは

「私か嘗て中学校だったかで学んだ我が国の英語の教科書に ”as dismal as three days of rainy weather” という句(phraseである)があったが、今月は1日から21日も雨降りが続いて憂鬱だった。一方で1月の就任以来7ヶ月もTrumpy weather(トランピーは私の造語)が続いている貴国の状況を、貴殿はどう見ているか知らせて頂ければ有り難い」

と発信してあった。L氏からは珍しく長文で、厳しく現状を見ていると知らせて貰ったので、及ばずながら和訳してみる次第。

>引用開始
現在会期中の連邦議会では、その長い歴史の中でも最も建設的ではなかったものになると信じて疑わない。ドナルド(敢えて原文のままで、トランプ氏のファーストネームである、念の為)は何らの強力乃至は適切な指導力を発揮していないし、共和党の政党間の調整も機能せず、状態を悪化させるのみだ。

私は共和党が医療保険制度(=通称オバマケア)の廃止に時間をかけ過ぎて存続しているのは良かったと思っている。また、メキシコ国境の壁の建設には十分な資金の確保が不可能だと思うし、移民の入国禁止案も当初に提案されたものよりも、遙かに緩やかなものになっていくと見ている。

私はアメリカ国内が、シャーロッツヴィルの騒動に象徴されるように、益々分裂していく傾向は好ましくないと大いに憂慮している。他には軍事予算の増額が求められ、それが北朝鮮との戦争が起きる可能性を示唆していることも心配の種となっている。中国は北に対する制裁の強化に程度の協力を示しているとみる。ロシアの強力にも未だ望みは残る。

そこにアフガニスタン問題が生じた。私は諸外国が如何なる力を用いようと、あの地域において何世紀も続く民族間の争いと家族への忠誠心を収めることなど不可能だと思っている。

私と仲間が現状を憂慮しているのかと尋ねるのか?答えは「大文字でイエス」だ。我々の希望は「既に調査が開始されているロシア関連の事案が、何時の日か弾劾にまで行ってくれれば良いが」という辺りにある。他にささやかれている望みは「彼自らが辞任すること」であろう。彼は彼がこれまでの全ての失政を他人のせいにして身を引き、そこから先は華麗な引退生活をすれば良いのだと思っている。

大統領と彼の一族はその移動にだけでも、既にしてSP等に膨大な予算を消費させている。そこで、私は彼の住居に新しい名称を考えておいた。それは「マーホワイトハウス」である。

仮に私がそこか外国の指導者だったならば、ドナルドと如何なる約束をする場合にも、細心の注意を払うだろう。理由は簡単で、彼は直ぐに心変わりするからだ。ここに一つ確かなことがある。それは、彼の支持率は今後の下がり続けていくことだ。
<引用終わる

正直なところ、私はここまで厳しいことを言ってくるとは予想していなかった。これは飽くまでも彼個人の意見であって、アメリカの全市民を代表しているものではないと思ってご一読願いたい。


8月24日 その2 時代の進歩と変化

2017-08-24 11:23:02 | コラム
アマゾンの時代の到来:

アマゾンで買えば新品の電子レンジが大型の量販店よりも30%燃やす買ったと述べたばかりだ。畏友O氏は日経新聞がUKのフィナンシャル・タイムスの記事を引用して「アマゾンは従来の小売業の全てを駆逐するだろう。これは技術的、経済的な必然だ」と言っていたと教えられた。良く分かる話だと思う。

その市場調査の帰路のバスの中で考えたことがあった。それは「もう何年前のことかも記憶していないが、パスモだのスイかだのが普及した上に、70歳を過ぎてから東京都のシルバーパスを利用するようになって以来、公共交通機関と言うかJRや私鉄や都バス等に乗る時に切符を買うことがなくなっていたのだ」だった。その当時思ったことは「これでは、それでなくても減少しつつある紙の需要から乗車券用紙が消えるのでは」だった。

時代の進歩と変化というかICT化が進めば止むを得ないことだろうが、デイジタル・デイバイド世代にとっては何でもスマホのアプリ化して便利にしてしまう世の中は意地悪いものなのだ。でも、車内の検札はなくなったし、時たま利用する小田急のロマンスカーなどは指定席券だけ買えば気楽に乗れる気がするのも時代だと思う。

思い起こせば、シアトル市内の南の外れというか今は解体されてしまったキングドームの近くにあった古びたビルに入っていたアマゾンや、スタンドだけの小さな立ち飲みの店で、所謂「アメリカンコーヒー」とは異なった苦いコーヒーを飲ませるのが売りだったスターバックスや、ショッピングのサウスセンターの片隅に小さな事務所を構えたマイクロソフトが、ここまで時代を変える大きな存在になるとは考えてみたこともなかった。

当時(1980年代になっていたか?)、サウスセンターの駐車場で同僚に「マイクロソフトって何をやっている会社?」と尋ねて「確かコンピュータのソフトだかを作っているらしい」と聞かされて「それって何のこと」と思った記憶がある。こういうのを「隔世の感あり」と言うのだろうか。

恐るべし、アマゾンと時代の変化

2017-08-24 08:10:32 | コラム
ビックカメラより30%も安かった:

22日には所用これあり新宿駅西口に出掛けた。先ず意外な現象に出会った。それは京王百貨店がシャッターを降ろして休業していたのだった。今時、定休日のようなことをしている百貨店があったとは知らなかった。つい先日「百貨店のような大規模小売業はネット通販等の新時代の無店舗販売に押されて一層衰退していく」と言ったばかりだ。だが、百貨店は私にとっては夏の暑さと冬の寒さから解放してくれる絶好の場なので、その為にはよく利用している。だが、22日にはそうとは行かずに残念だった。

そこで、ここまで出向いた用事を終えてから、小田急ハルクの中にあるビックカメラに入ることにした。それは、1週間ほど前にアマゾンから買い入れた電子レンジの価格を調べたかったからだ。夏場の週日とあっては店内には買い物客の姿はまばらかとの印象があった。そこで価格だが、アマゾンのそれはこの量販店を約30%も下回っていたので一安心だった。

家内とも語り合ったのだが、これでは現代人がネット通販に依存するのも納得であるし、宅配業者が多忙になるのも頷けるなということだった。シアトルのダウンタウンを外れた空港に近い南部に本拠を構えていたアマゾンが、スターバックスやマイクロソフトとともに、現在のような繁栄する時代が来るとは、1994年1月末までの在職時には想像もできなかった。

時代の変化の早さと規模には今更ながら驚かされるだけだ。西口にも相変わらず中国人の旅行者を数多く見かけるし、百人町に戻って大久保通りを歩けば何時もの通りに日本語を話している者は希だ。一昨日は久し振りに韓国語で語り合っている一団とすれ違い、何となくホッとしたのだった。この街がここまで非白人のたまり場と化すとは、1988年に移転してきた時には夢にも考えられなかった。

この変化を好ましいと思って受け入れている人がどれほどいるだろうか。毎度採り上げている業務スーパーのKの前の歩道には、彼らの自転車が数多く放置?されていた。彼らの眼中には道交法17条などあってなきが如くであるようだ。大久保駅前の歩道を自転車で塞いで喚き合っていた2名の中国人には「車道に降りろ」と窘めてみたが、馬耳東風のようだった。