新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

8月30日 その2 悩ましい英語の不規則さ

2017-08-30 10:51:44 | コラム
Peptideって:

一昨日だったか、BNPを論じて「PはペプチドのPである」と述べた。更に英語での発音は「ペプタイド」だと補足した。ここには中学の1年だったかに教えられた原則で「単語が e で終わる場合に、その前の子音の前に来る母音は、アルファベットの名称通りの発音になる」という、一度聞いたくらいでは何のことかサッパリ覚えきれないことがあった。

この peptide は見事にその規則通りになっている。だが、ローマ字読みが普及している我が国では、何処かの誰かが勇敢にも「ペプチド」にしてしまい、遍く普及した。同様の例には、目下世間を騒がせている missile がある。これが初めて出て来た頃に、英字新聞の編集にいた大学の同期に「ミサイルという読みはおかしくないのか」と尋ねると「馬鹿な。ミスルに決まっているじゃねーか」と一蹴された。それでも、我が国では「ミサイル」が戸籍を得て大手を振って歩いている。おかしいと思わない人たちは、何処で英語を勉強なさったのだろう。

しかし、何事にも例外はあって、極めて一般的な単語である give を「ガイブ」と発音する人はいないのは何故だろう。結論を急げば、「英語という言葉は、事ほど左様に不規則ばかりなのだ」と高校3年の頃に鈴木忠夫先生に教えられたのが懐かしい。大体からして「不規則動詞」のほうが「規則動詞」よりも多いのは何だと思うくらいに英語を勉強して貰いたいのだ。

Security Council招集だそうだ

2017-08-30 10:25:04 | コラム
事ここに到ってもUNに依存を唱える空しさ:

安倍総理はトランプ大統領との40分間に及んだ電話会談で、緊急のSecurity Councilの会議を招集することで一致したと報じられている。私は、お気づきの方もあるかと思うが、United Nations不信論者であるし、お為ごかしの和訳を忌避してUNとしか表記せず、この委員会も英語のままにするか頭文字を取ったSCとしている。

このSCにはPermanent memberである中国とロシアがおり、常に拒否権を発動してこれという決議に悉く反対して潰してきた。そういう敵国条項が未だに残っている組織に我が国では政府からマスコミまでご信頼申し上げている心理状態は理解不能だ。序でに言っておくが、永久会員とでも訳したいものを「常任理事国」と訳したのは何処の誰だ。この二つの単語にそういう意味が含まれているのか?!

こう言う私でも、安倍総理が緊急にSCの会議を招集されたいお気持ちは解る。だが、その会員の中にどれほどDPRKのmissile発射による危機感に震えている国があるのだろうか。その諸国はDPRKと国交を樹立しているのではなかろうか。この一連のmissile発射の(危害が及びかねない)当事国は我が国と、アメリカと韓国くらいのものだ。他の諸国が「対岸の火事」とでも認識していることはないのだろうか。

私は寡聞にしてアメリカのトランプ様が言われる fake news発信のマスコミや、我が国の偏向新聞が上記の3ヵ国以外でのDPRK問題をどのように受け止め報道しているかというニュースを見たことも聞いたこともない。我が国の報道機関はそういう諸国にも Correspondent を置いているだろうに。言いたくはないが「特派員」なんて言葉は如何にも時代錯誤ではないのか。

私は SC で如何なる決議が為されようと、これまでのように金正恩委員長は何処かの国からの裏と表の支援を受けて試射を継続し、グアム島の周辺に向けて打つ企画も放棄することはないと危惧するものだ。事ここに到っても文在寅大統領は「対話」の固執するそうだから、よほど金正恩委員長の説得に自信があるのだろう。やって頂こうじゃないか。

金正恩委員長はアメリカが核保有国として認めるまでは引かないと報じられているが、文在寅が何を言おうと「はい、そうですか」と引き下がる訳がないと思うのだが、如何なものだろう。