新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

横浜市のシーサイドラインの事故に思う

2019-06-05 08:11:58 | コラム
「これは機械ですから、いつ何時故障が」:

これは10年ほど前だったか、量販店で購入したPCの据え付け(設定)に来た請負先のサービスマンが到着早々私に警告した台詞である。彼の意味したことは「本日は依頼された品を持参はしましたがこれが機械である以上、欠陥品であるかも知れないのです。だが、私はそこまで関知していないし、チャンと動くどうかは予測出来ないのである」と、再度聞かされた。「なるほど、PCはある程度以上精密な機械である以上、故障を生じるのは仕方がないことか」と理解した。

コンピュータと雖もというのか、コンピュータだからと言うべきか、私には解らない。だが、PCはチャンと手順を踏んで動かしていても、「何故か」と訝るおかしな動きをするものである。現在使っているものの前のPCは、メーカーのサービス係と長電話の結果修理に出すことになって引き取りに来て貰った。だが、結局は使用を諦める結果に終わった。PCでさえこういう状況であるにも拘わらずというか、そうと承知していても、車や鉄道に自動運転を導入し、何処かの誰かが何れは電気でしか動かない自動の車に全面的に切り替わる時代にしようとしているのだ。

私はこれまでにジム等で何度か「PCがダウンした為に、手書きでしか入場を受け付けられない」という目に遭ったことがあった。「なるほど。あのサービスマンが言った通りだ」と寧ろ感心していた。大きな都会の新交通システムには自動化というのか運転手不在のものがあるとは承知していた。しかし、この場合は逆走とか追突の危険性は低いのだろうと思ってはいたが、今回は逆走だった。良く考えてみれば「機械(コンピュータ制御)である以上、故障が起きるのは当然か」と再確認させられた。

これから来たるべき自動運転の自動車は精密に設計され組み立てられ、最新鋭のAI等の技術を組み込み駆使して行くことになるのだろう。自動車のアクセルとブレーキが何処にあるのかも知らない知らない私には、コンピュータ制御の機械である自動運転の車が何れは日本中というか世界中の道路を占拠するのだろうと思って聞いている。だが、事故発生以来、未だに事故の原因の究明が出来ておらず、運転手が乗務して動かせるようになったシーサイドラインのことを、自動車メーカーさんたちがどう思っているかを聞いてみたくもなる。

コンピュータはそれほど依存すべき存在なのかは私には解りようもない。だが、技術者とはそういう最先端の技術を手がけて見たがる存在であると聞かされてきた。それは決して否定すべきことではないとは思う。PCでは多少の不具合を生じても人命に危害を加えるとは思えない。スマートフォンのバッテリーが発火してもそうだろう。だが、公共交通機関や自動車ではそうは行かないのではないのか。まさか、AIがアクセルとブレーキを踏み間違えはしないだろうが、シーサイドラインは逆走の原因を発見出来ていない。矢張り気になることだ。


無届け欠席

2019-06-05 07:17:27 | コラム
昨4日は休載しました:

早朝より胃腸の調子が最悪と言って良いほど狂い、何もする気力が失せて終日伏せっており、心ならずも休載いたしました。それと言うのも、朝からパン半切れとオジヤだけで過ごしていたからでした。何との不甲斐ない一日でした。お許しを。

真一文字拝