新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

19日の党首会談

2019-06-20 08:23:22 | コラム
申し訳ないがほとんど関心も興味もなかった:

マスコミ報道からも察したついていたが、野党の党首たちは例の2,000万円問題を中心にして安倍総理を責め立てるというか揚げ足取りと悪口雑言に終始するだろうと見当がついていたので、見る価値無しだと思ってやり過ごした。夜になってPrime Newsで採り上げるというので野球観戦の合間にチラと見た時には国民民主党の今までに聞いたことがない名前の議員が出ていて、ただひたすら屁理屈を繰り返して司会の反町を辟易とさせていたのを見せられて「やり過ごして」(「スルーして」などと言うカタカナ語は使わないよ)良かったと思っていた。

野党の党首たちが愚かなことしか採り上げて論じないだろうことは予め解っていたことだが、彼らを貶してばかりいては安倍総理と与党の揚げ足取りしか能がない野党と同じになってしまうので、ここでは少し建設的な意見を述べておこうと思う次第。確かに2,000万円問題は重要だろうが、政府は彼らが非難するように隠蔽したも何も、最早周知の事実ではないか。それに村田様は国民が怒っていると曰うが、ここにいる国民の一人は別段怒ってはいないのだが、村田様はどれほどの範囲で国民の意見をお調べになったのだろうか。

私は野党の党首に安倍総理に問い質して貰いたい項目の中では
①アメリカ対中国の対立というか貿易問題に対して如何に対応して行かれる所存か、トランプ大統領にどのような助言を為さる予定かを伺いたい。
②韓国とその優柔不断なのか逃げ得を狙っているかの如き文在寅大統領に対して、如何に対処して行かれるお積もりか。あの何を提起してもシカトする不届きな姿勢を看過される訳ではありますまいなを伺いたい。
③中国と習近平主席が我が国に仕掛けてきている諸々の侵略とでも言いたい圧力を如何にして撥ねのけて行かれるご予定かも関心が高いのだ。

私は④としても良い項目には、トランプ大統領が来たるべき選挙で再選されるか否かは、我が国と安倍総理にとっては重要な問題を投げかけてくると思っている。トランプ大統領は再選を目指しての出馬宣言もされたし“Keep America Great”というスローガンまで公表された。そのトランプ大統領と全世界の首脳の中で最も親密な間柄を確立されている安倍総理にとっては(アメリカの知識階層には相変わらず嫌トランプ派が多くとも)再選されるかどうかな重要な案件だと思う。万が一にもバイデン氏だとか左寄りの民主党の大統領が出てきたら事は簡単には済まないのだ。

私は我が国はアメリカとの安全保障条約で守られている形であるが、庇護されているとまでは経験上も認識はしていない。ではその間柄を何に例えるかと尋ねられれば「子会社的存在であると、W社に在職中にアメリカの為に対日輸出に懸命だった19年間には捉えていた」となる。だが、同盟国であり多くの面でこれほど親密になっている国との間柄を案じるのが国会議員としての務めではないのかと、野党の党首たちに問い質してみたい。

自分で英語で話そうと通訳を介そうと、文化と思考体系を異にする外国人と意気投合するのは容易ではないのだ。安倍総理はその意気投合をトランプ大統領との間で成し遂げられているのだ。あの悪夢は二度と生じないとは思うが、万が一か仮にか、野党の党首の誰かが政権の座についた時にトランプ大統領と親密な関係となって相談役にまでなれる可能性あるか。断言するが「ゼロ」であろう。結びとしては「野党の党首たちよ、大規模に急速に変化する国際情勢を偶には直視して党首会談に臨んだら如何か」となるのだ。