新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

6月21日 その2 海外での日本人選手の活躍に思う

2019-06-21 14:47:50 | コラム
八村塁、大阪なおみ、サニブラウン・ハキームに思う:

何故錦織圭君が抜けているかと訝る方もおられるだろう。本音を言えば内心では非常に微妙なことになるかも知れないと危惧する問題を採り上げようとしているのだ。

八村塁君:
先ほどジムから帰ってヒルオビだかを見ればゴンザガ大学に行ってバスケットボールをやっていた八村塁君が世界のバスケットボールの最高峰であるNBAのドラフトで1巡目に指名され、ウイザーズに入団が決まったと報じていた。これは将に素晴らしい快挙であって大いに祝福すべきことだと思う。

私は幸いにも在職中に何度もNBAのゲームを見る機会があったので、それがどれほど凄いことかが解る。彼は本場アメリカの強豪大学に行ったからこそ天与の素質を伸ばせたのだろう。ご存じでない方の為に付記しておけばアメリカの大学の運動部では成績が悪いと試合には出さないというのが一般的である。

実は、私はバスケットボールは本職だったサッカーに次ぐ得意なスポーツで、高校の頃には身長のハンデイキャップをものともせず、学年のバスケットボール部員以外の5人に選ばれていたほど好きな競技だった。何故上手くやれたのかといえば、サッカーをやっていればそれなりにスピードがある動きが出来るし、パスの理屈はサッカーと同じなので、気が合う仲間と組めば十分に楽しめたのであった。

サニブラウン・ハキーム君:
次は100 m走で日本記録の9.97秒を叩き出したサニブラウン・ハキーム君。Wikipediaのお陰でSani Brownが名字だと知り得た。彼もアメリカの優れた指導法のお陰で矢張りその持てる素質を遺憾なく伸ばして、0.01秒の差でも桐生祥秀君を追い越せたのだろう。大方の専門家はサニブラウン君には未だ伸びしろがあると見ているようだ。彼の他にも期待されている走者にはケンブリッジ飛鳥君もいるではないか。

大阪なおみさん:

さて、大阪なおみさんである。私は彼女がUSとオーストラリアオープンを制した後でも「あの勝ちは出会い頭ではないか」という疑いを捨てきれなかった。彼女が少なくとも私の知らないところから突如として現れ、その抜群と見える素質を活かして急速に腕を上げて、世界的な大会を連覇しても「あれが彼女の正味の実力が発揮された結果である」とは信じられなかった。確かに希に見る素材である事は否定しないが、グランドスラム以外で遙か下のランキングの選手にコロリと負けてしまうのを続けざまに見せられては「何処までが正味の実力なのか」と疑いたくもなるのだ。

ここまでに採り上げた3人の選手たちは抜群の素質と体格と体力を十二分に活かして世界という場で力を発揮して結果を残してきた。何処かの局で使っていた表現は「両親の何れかが日本人ではない人たち」という解ったようで解らないことを言っていた。全員の父親がアフリカ系であるとは言いにくかったのだろう。かく申す私だってこう言ってしまったことは「大いなる過ちを犯したことになるかも知れない」と本当に密かに怖れている。

こういう両親の下に育ってきた運動選手たちは上記以外にもNPBにはオコエ君もいれば、ヴァレーボールにもいるし、サッカーにもいると思う。少なくとも私が一寸見ただけでも、非常に優れた素質の持ち主であると解る。私はアメリカでMLB、NFL、NBAの試合を何度も見てきたので、アフリカ系の選手たちの身体能力等の凄さは十二分に解っている。また微妙な表現になるが、何かと言えば人種差別を云々されるアメリカで、アフリカ系アメリカ人たちがどのように看做されているかも承知している。

結び:
ういう両親の下で育った我が国の選手たちが世界最高峰の場で活躍してくれていることは大いに結構で、景気がどうのとか、2,000万円の蓄えがないとどうのとか、余り気分良くない話題が多い時に、八村塁君がNBAのドラフトで1位指名されたなどというのは、2,000万円問題などに引っかけて野党どもが安倍内閣を責め立てて問責だの不信任案を出すなどという話題よりも遙かに気分を良くしてくれる事柄である。八村塁君には夢の世界だったNBAでも思う存分やってくれることを期待しよう。



私事ですが

2019-06-21 08:15:44 | コラム
快方に向かっている顎関節症:

頬の筋肉が痛いと言うべきか、食べ物を噛むと何とも形容出来ないような痛さで食べる意欲を喪失してしまう奇妙な状態になったのが今年の1月中旬で、将に臭覚がなくなって悩まされていた蓄膿症から解放された直後だった。何のことか解らないままに、何とかして噛める物を食べる意欲が失せる前に、少しずつ食べていた状態が3月中旬まで続いた。掛かりつけの歯科医には隔週に通っていれば済む状態だったので、2月になってから苦境を訴えると「顎関節症」と診断され、原因も確かめられておらず確固たる治療法もないと絶望的なようなことを告知された。辛かった。

だが、その歯科医の先生はご出身の昭和大学で同期の先生が「新設の顎関節症治療科の教授をしているから、行って診て貰いなさい」と紹介状を頂いて、3月20日に東急目黒線の洗足の病院に行ってみた。ご紹介頂いた菅沼教授の診断は「これは軽症の部類で、これから指示する顎の運動を続ければ95%は治癒する」と言われた。昭和大学に伺って驚いたことに、この治療科には実に多くの患者さんが来ておられたことで、この病気に悩む方が多いのだと知り得た次第だ。

その内容は*口を開けられるだけ開けることを10回、*右手で下顎を下に引き下ろし、左手で上顎を引き上げるという運動を最初は10秒間維持することを5回行う、*この二つの運動をワンセットして1日に3セット行い、最終的には開いている時間を30秒まで持って行くというものだった。聞かされた瞬間には「こんな事で治るのか」とは感じたが、選択肢はないと思ってその日から開始して、3ヶ月を経た今では確かに30秒まで出来るようになった。「出来る」という意味は秒数を延ばした後は、食べ物を噛む時に少し苦痛を生じるのだ。そこを克服せねば事が進まないのだ。

初診の時に教授に色々と「食べて(噛んで)良いものを伺っておいたが、その中でステーキは細かく切れば良い」との指示を頂いていた。そこで6月の今ではかなり状態が良くなってきたと思っているので、昨日は思い切って外食で150 gのアメリカからの輸入のアンガスビーフのステーキに挑戦してみた。これは発症前に何度か食べているのでその柔らかさは解っていた。そこで、細かく切ったものを噛んでみたが何の問題もなかったし、切らなくても軽々と?噛み切れて一安心だった。非常に気分良く昼食を楽しめたのだった。

実は、2月頃には余り噛まずに無理矢理に飲み込んでいたので消化不良による便秘まで起こして苦しんだので、自然に小食となり「おじや」や蕎麦や饂飩の類いの噛みやすい物を少しだけしか食べないようになってしまっていた。その結果として胃が縮小したのか、毎月ほぼ1 kgも体重が減少し今では50 kg一寸の辺りになってしまった。負け惜しみのようなことを言えば「体重が減少することは心臓への負担が減って結構なことなのだが、着るものが皆ダブダブになってしまったのは外見上も芳しくなく、ビジネスマンの服装学の提唱者としては体裁が悪い」ような気がするのだ。

だが、半年近くも深刻に悩まされた病から解放される方向に進んでいるのは本当に有り難いことであるし、結構なことだと心から喜んでいる。自分自身の診断では回復の度合いは70~80%くらいの気がするので、これからも日に3度の顎の運動を続けていこうと思っている。あの運動は入浴中が良いと言われているので、恥も外聞もなくジムの大きなジェットバスの中でも敢行している。昨日は顔馴染みの方に「何をやっているのか」と尋ねられて、喜んで詳しく説明してあげて「これが何時貴方を襲ってくるか解りませんよ」と余計な警告までしてしまった。