新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

19年5月の新宿区の人口:

2019-06-07 15:43:02 | コラム
5月には外国人が1,407人も増加:

7日の産経新聞に興味深い記事があったので、以下に引用する。

新宿区内の住宅宿泊事業施設数は1,050件(5月15日現在)を数え、大阪市、札幌市に次いで全国で3番目に多い。区は「外に出れば直ぐにコンビニや飲食店が見つかって食事を簡単に済ませることが出来る」と人気の理由を説明する。”

となっている。一読した途端に「これはここ百人町/大久保地区のことを指しているのか」と思わずにはいられかった。大久保通りと我がアパート(3丁目)に所謂中央病院通りを結ぶ数多い路地には明らかに外国人向けと思わせる宿泊設備と言うか住宅がこれでもかとばかりに無数に存在し、四六時中ガラガラを引っ張った連中が出入りしている。JRの新大久保駅と中央線の大久保駅の間の4~500 mの間にはイスラム横町以外のハラルフード店もあれば、ネパール料理店も増えつつある。コンビニではセブンイレブンが2店舗とファミリーマートが1店舗もあるので、確かに外国人には便利だろうと思う。

更に上記の路地に入れば、香港か中国の裏町に来たかと思わせられるほど洗濯物が多数干してあるアパートが林立している。この風景を見れば、なるほどこの街はアジア系の外国人にこれほど人気が高かったのかと、あらためて痛感させられるのだ。

それかあらぬか、何と5月には外国人が1,407人も増えて43,564人に達していたのだった。これは対前月比+3.3%で、348,804人となっていた新宿区全体の人口の12.5%を占めるに至っていた。直感的にはこれまでに外国人が1ヶ月間にこれほど増えたという記憶がなったほどの急増振りだ。産経の記事にも符合する点を感じさせるではないか。この街に住んでいれば、区が言うように「外国人にこれほど人気が高い」などと手放しで喜んでいられる事態ではないと思うのだ。これまでに私が何度「この街は外国人に食い物にされている」と指摘したことか。

5月には新宿区全体の人口は2,397人の増加で348,804人となり、対前月比では+0.7%となっていた。そのうち日本人も972人の増加で305,240人と対前月比+0.3%となっていた。因みに、4月は955人の増加だったのだから、ここにも人気の程が示されているように思える。私はこの原因として考えられるのは、新宿区には早稲田大学、慶応大学医学部、東京医大等を始めとして多くの専門学校がある事と、60校に垂んとする日本語学校がある事ではないかと考えている。それ以外にも、高層のオフィスビルが続々と建設されていることも原因の一つだろうか。

私は年齢に反比例して行動範囲が縮小し、広い新宿区内では西口か高田馬場駅周辺にしか出ていかないが、何処に行ってもこの界隈ほど多くのアジア系とイスラム系を中心とする外国人を見かけることはない。本当に偶に出向く京橋と銀座方面では、その昔副社長と冗談交じりに定義していた“ホワイト・ガイジン”(=白人)ばかりが目立って、アジア系は完全に少数派に落ち込んでいるのだ。そこには確かに中国人は多く見かけるが、彼らは買い物乃至は観光客で、居住者ではないようだから、ここ百人町/大久保地区とは風景が異なっている。

先日も某有名私立大学の教授をご案内したが、この地区を外国人たちが我が物顔というか全く無警戒で歩き回っている風景をご覧になって、水道橋/神田地区との余りの違いに驚き且つお怒りでお帰りになったのだった。これは、この辺りに初めてこられた方の反応としてはごく普通なのだ。私はなるべく多くの方にこの街の異常さを見て頂きたいと願っている。

参考資料:新宿区広報19年6月5日号