新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

12月10日 その2 ネイサン・チェンに思う

2019-12-10 08:48:29 | コラム
フィギュアスケートの王者・ネイサン・チェン:

私の偏見であると言われたら甘受するが、あのグランプリ・ファイナルとやらで羽生結弦に大差をつけて破った、このネイサン・チェン(20歳)がどうしても気に入らないので、何者であるかと、ここでもWikipediaに尋ねてみた。その(私には気に入らない中国的な)風貌からして彼がチャイニーズアメリカンであるとは十分に想像がついていた。

色々と判明したことがあった。先ずは氏名で Nathan Chenで、中国名は 陳巍であると知った。いきなり英語の講釈に行くが、ファーストネームとしてはNathanではなくNathanielが一般的で、その愛称がNatであると心得ていたので、何故“Nat Chen”と名乗ってこないのが不思議だった。また我が国のカタカナ語製造業者たちが良く素直に「ネイサン」と表記したものだと思う。これまでの手法で行けば「ナサン」と来るべきではなかったかと思った。

Wikipediaによれば、彼の両親は中国からの移民で、父親は留学生としてアメリカに入って科学の分野でPh.D.を取得しており、母やは中国語の通訳をしていたとあった。故に、この一族はトランプ大統領の支持層である非知識階級には属していないと思わせた。それが証拠に、チェン君はかのYale Universityに通っているとあった。私が常に指摘してきた今や年間7万ドル以上の学費がかかるIvy leagueの名門校であり、余計な話だが崇拝するウエアーハウザーの8代目CEO、ジョージの母校である。

チェン君はフィギュアスケートを始める前は体操をやっていたそうで、その際に鍛えた身体の動きがスケートでも大いに役立っていると記載されていた。これは尤もだと思う。アメリカのスポーツ界では多くの選手たちは一つの種目だけで育った来たのではないと言うべきか、多種目をこなしてその中から一つを選んで専門としていくのが普通であるからだ。チェン君もそうやって進歩してきたのだろうと想像がつく。それと対照的に羽生結弦君はフィギュアスケート一本で育ってきたのではないかと疑っている。

我が国の体育会制度の問題点というか、既存のシステムでは単能機的に育ってくるのはありがちなことだと思う。敢えて言えば、これも我が国とアメリカとのスポーツ界の文化の差であり、今後羽生君がチェンに追い付き追い越すのは容易ではないかと懸念させられた。ではあっても「羽生結弦君、一所懸命にやってくれ」と激励して終わる。

手首の痛さもあって、今日の所は短編だけで終わろうと思う。

参考資料:Wikipedia



ブロードリンク株式会社

2019-12-10 08:05:43 | コラム
IT関連の会社だと思っていた:

目下その社員が破壊を請け負ったハードデイスクをネットで転売したと世間を賑わしている会社だ。テレビの画面に映し出された同社が入っているビルが立派であるのに対して(日本橋室町の東京建物のビルだったが)、盗みを働いたとして逮捕された社員が到底IT関連の企業の社員とは思えない不釣り合い外見だったので違和感を覚えた。特に、受付にはBroad Linkと社名の英語表があったのも何となく厳かだった。そこで、これは如何なる会社なのかとWikipediaに訊いてみた。

そこで知り得たことは社員が約250名で18年度の売上高は51.5億円という、言わば堂々たる産業廃棄物業者でもある会社だった。今回責任を取って辞職を表明された榊彰一社長は筆頭株主のようであり、他には株主に大手会社や顧問等には立派な方が名を連ねていた。産業廃棄物業であるとはいうが、コンピュータ関連の器機のリユースも手がけている会社のようだった。しかしながら、今回のことで取引先から請け負ったHDDの破壊の管理が杜撰であったことなどは、会社などというものは建物の外見や役員や株主の構成だけでは判断できないものだと思わせてくれた。

私はこのようなICT関連の業界の事情やリユースだの使用済みの部品(で良いのかな)を破壊を受け持つ企業がある事などは、今回の一件がなければ知ろうとも、調べてみようとも思わなかっただろう。同時に感じたことは、使ってきたPCを入れ替えて引き取った貰った場合に、業者がその気になればそこに何が入っているか、例えば検索の履歴までも知られてしまうこともあるかと思うと、矢張り近大の超文明の利器には「コインの裏側」があるものだと思わずにはいられなかった。こうして、高齢者は時代に置いて行かれるのかとも思った辺りが偽らざる感想だ。

参考資料:Wikipedia