菅首相に「上手く行って良かったですね。お目出度う御座います」と申し上げておきたい:
アメリカ時間の16日に開催されたこの初会談が無事に「上手く行った事」を、心よりお祝い申し上げたい。共同声明も発表されたし、外国人記者団がやや奇異なその場にそぐわない質問をしたとしても、共同記者会見もこなされた事をお慶び申し上げたい。その通訳のみの会談から大人数の会談も含めて、その経緯や論評には私如きが何か差し出がましい事を言う(カタカナ語を使えば「コメントする」だろうが)必要などなく、全て専門家とジャーナリストにお任せするのが筋だと思う。しかし、アメリカのバイデン政権の中国に対する毅然たる態度がトランプ政権時代とさして変わっていなかったようだったのは、誠に結構な事だったと見て良いと思う。
余計な事だろうが、バイデン大統領も菅首相も恐らく3M社製の「N95」のマスクをしておられたのが目についた。バイデン大統領はその上に黒いマスクを重ねておられたが、菅首相は単体だった。当方は未だN95を何枚か持っていて「万一」の場合に使うかと思っているが、これは今や我が国ではず入手できないだろう。それをアメリカ連邦政府だから準備されたのかと思って見ていた。トランプ大統領だったら、そこまではおやりにならなかったのではないだろうか。
私はこの記念すべき会談の他に成果だと思っている事がある。それは、仮令短時間であっても、菅首相がファイザーのCEOと電話会談されて、ワクチンの追加出荷を要請された点だ。私は追加よりも可及的速やかに我が国向けに出荷される事を要求して頂くべきだった気がする。この入荷の遅延は取りも直さず厚生労働省の取り返しが付かない輸入交渉の不手際である。厚生労働省の失態は内閣の不手際であり、その責任が何処にあるかと言えば、野党どもやマスコミが好む言い方をすれば「手配失敗の責任」は究極的には菅首相にあると言えるのではないか。
私は故に菅首相はその責任を自覚しておられたので、折角アメリカにおられる地の利を活かして、ファイザーに交渉されたのだと解釈している。だが、伝え聞く所では「ファイザーはドイツのビオンテック(BionTech)というトルコ人の会社と共同で(しつこいと言われても言うが、カタカナ語にすれば「コラボレーション」である)あのワクチンを開発して、アメリカ政府は億の単位の開発資金を投入して、入手の優先権を確保してあった」とかだ。我が方にはそのような資金面の協力もなく、素人の厚生労働省に交渉させたとの失態があった。菅首相はその点を現地で交渉して補われたのだろう。「良くやって下さいました」なのだが、賞賛に値するかの意見は留保したい。
アメリカの記者は「現在の我が国の状態でもオリンピックを開催するのか」と突っ込んだ由だが良く考えれば、これはお門違いで、IOCのバッハ会長とNBCに問い質すべき事柄ではなかったか。彼ら記者団とても、バッハ会長の専横振りを知らぬ訳ではあるまい。その会長様が我が国にお見えになるのは来月だとの事だ。私が何度「何時まで彼らを崇め奉る気か」と言ったではないか。
菅首相は今日中には帰ってこられるだろうが、そこで早速取りかかって頂きたい事は「蔓延防止等重点措置」では済まないだろう事態にどのように対応すべきかの検討に入って頂きたい事。都市封鎖というか何が何でも「外出禁止」を検討する段階だという現状を、速やかに再確認して対応して頂きたいのである。
余談で、またしても英語の講釈だが「上手く行った」を英語にすれば、精々“turned out to be a success”程度なのだ。彼らが使っている英語の感じでは「大成功」と言うよりも「上手く行った」という辺りの感覚のようだと捉えてきた。首脳同士の初会談は無事に予定通りに終わったのではないか。
アメリカ時間の16日に開催されたこの初会談が無事に「上手く行った事」を、心よりお祝い申し上げたい。共同声明も発表されたし、外国人記者団がやや奇異なその場にそぐわない質問をしたとしても、共同記者会見もこなされた事をお慶び申し上げたい。その通訳のみの会談から大人数の会談も含めて、その経緯や論評には私如きが何か差し出がましい事を言う(カタカナ語を使えば「コメントする」だろうが)必要などなく、全て専門家とジャーナリストにお任せするのが筋だと思う。しかし、アメリカのバイデン政権の中国に対する毅然たる態度がトランプ政権時代とさして変わっていなかったようだったのは、誠に結構な事だったと見て良いと思う。
余計な事だろうが、バイデン大統領も菅首相も恐らく3M社製の「N95」のマスクをしておられたのが目についた。バイデン大統領はその上に黒いマスクを重ねておられたが、菅首相は単体だった。当方は未だN95を何枚か持っていて「万一」の場合に使うかと思っているが、これは今や我が国ではず入手できないだろう。それをアメリカ連邦政府だから準備されたのかと思って見ていた。トランプ大統領だったら、そこまではおやりにならなかったのではないだろうか。
私はこの記念すべき会談の他に成果だと思っている事がある。それは、仮令短時間であっても、菅首相がファイザーのCEOと電話会談されて、ワクチンの追加出荷を要請された点だ。私は追加よりも可及的速やかに我が国向けに出荷される事を要求して頂くべきだった気がする。この入荷の遅延は取りも直さず厚生労働省の取り返しが付かない輸入交渉の不手際である。厚生労働省の失態は内閣の不手際であり、その責任が何処にあるかと言えば、野党どもやマスコミが好む言い方をすれば「手配失敗の責任」は究極的には菅首相にあると言えるのではないか。
私は故に菅首相はその責任を自覚しておられたので、折角アメリカにおられる地の利を活かして、ファイザーに交渉されたのだと解釈している。だが、伝え聞く所では「ファイザーはドイツのビオンテック(BionTech)というトルコ人の会社と共同で(しつこいと言われても言うが、カタカナ語にすれば「コラボレーション」である)あのワクチンを開発して、アメリカ政府は億の単位の開発資金を投入して、入手の優先権を確保してあった」とかだ。我が方にはそのような資金面の協力もなく、素人の厚生労働省に交渉させたとの失態があった。菅首相はその点を現地で交渉して補われたのだろう。「良くやって下さいました」なのだが、賞賛に値するかの意見は留保したい。
アメリカの記者は「現在の我が国の状態でもオリンピックを開催するのか」と突っ込んだ由だが良く考えれば、これはお門違いで、IOCのバッハ会長とNBCに問い質すべき事柄ではなかったか。彼ら記者団とても、バッハ会長の専横振りを知らぬ訳ではあるまい。その会長様が我が国にお見えになるのは来月だとの事だ。私が何度「何時まで彼らを崇め奉る気か」と言ったではないか。
菅首相は今日中には帰ってこられるだろうが、そこで早速取りかかって頂きたい事は「蔓延防止等重点措置」では済まないだろう事態にどのように対応すべきかの検討に入って頂きたい事。都市封鎖というか何が何でも「外出禁止」を検討する段階だという現状を、速やかに再確認して対応して頂きたいのである。
余談で、またしても英語の講釈だが「上手く行った」を英語にすれば、精々“turned out to be a success”程度なのだ。彼らが使っている英語の感じでは「大成功」と言うよりも「上手く行った」という辺りの感覚のようだと捉えてきた。首脳同士の初会談は無事に予定通りに終わったのではないか。