新宿区百人町に本格的な四川料理店が出てきた:
つい先日、我が新宿区百人町では既存のベトナム料理店が、路上でドリアンの目方での販売を開始したことを採り上げた。更に、料理の国籍に関係なく絶対に当たらない場所に新たにケバブのスタンドと、何を意味するのか私には解らないハラルフードを売りにした焼き肉屋が開業した事にも触れた。それだけでも十分に低次元の国際化が一層進んだと思って見ていれば、今度はJR山手線・新小窪駅の反対側に「四川料理」の看板を掲げた店が出てきた。その前を通過したときに中から出てきた男の顔付きと髪の毛の生え具合では、間違いなく中国人だと判定した。
そこで、今週はどのような料理を提供するのかと、ランチ¥880の立て看板に惹かれて家内と共に地下に降り立っていった。店内は想像以上に広く、赤を中心にした飾り付けは紛う事なき中国風だった。11時半頃だったが未だ客はいなかったにも拘わらず、厨房には中国語が飛び交って数名が忙しく働いていた。
客席にはニューは置いてなかったので「矢張りか」と妙に納得させられた。そこには「華為」(Huawei)のタブレットだけがあった。ICT化というのかデイジタル化が我が國よりも進んでいると聞かされている中国人の店であれば、当然だろうと思わせられた。メニューはチャンと日本語の表記にもなっている辺りも「凄いな」などと感心なしたくなかった。そこで、典型的な四川料理である「麻婆豆腐」と「ジャージャー麺」を注文してみた。
注文して料理が来る間待たされて解ったことは、厨房の忙しさは配達と持ち帰りの注文が非常に多いという点だった。電話は鳴り続けていたし、UBERではない多くの配達人が次々と降りてきては駆け足で階段を駆け上がっていくのだった。察するに、中国人からの注文が多いのだろう。
そこで料理の味である。これまでに我が国で所謂「四川料理」を都内や横浜の南京町(我々の年齢層では中華街とは言わない)で味わってきたものとは全く違っていた。麻婆豆腐の辛さは痛烈なんていう生易しいものではなく、家内と共に歯が立たなかった。ジャージャー麺の辛さも強烈だったが、家内は何とかこちらは制覇した。私は何とか粘って辛い豆腐を3分の1ほどは食べたが、結局は諦めて残す事にした。少量でも口に入れたときには確かに美味さは感じるのだが、次の瞬間に例えようもない辛さが襲ってきて、美味だったことを忘れさせてくれるのだ。
我々の隣の席に座った中国の青年は全く何事もないように麻婆豆腐を食べ進め、アッという間もなくご飯をお代わりし、辛い料理を征服して帰って行った。店内は瞬く間に多くの客も入ってきたが、あれほど配達と持ち帰りが繁盛しているということは、この界隈にはどれほど中国人が多いかということの証明のように思えるのだ。少し疑問に感じたことは、中国全土に住む者たちは、皆四川料理を好むのだろうかということ。我と思う方はここまでお出でになってお試しあれ。
つい先日、我が新宿区百人町では既存のベトナム料理店が、路上でドリアンの目方での販売を開始したことを採り上げた。更に、料理の国籍に関係なく絶対に当たらない場所に新たにケバブのスタンドと、何を意味するのか私には解らないハラルフードを売りにした焼き肉屋が開業した事にも触れた。それだけでも十分に低次元の国際化が一層進んだと思って見ていれば、今度はJR山手線・新小窪駅の反対側に「四川料理」の看板を掲げた店が出てきた。その前を通過したときに中から出てきた男の顔付きと髪の毛の生え具合では、間違いなく中国人だと判定した。
そこで、今週はどのような料理を提供するのかと、ランチ¥880の立て看板に惹かれて家内と共に地下に降り立っていった。店内は想像以上に広く、赤を中心にした飾り付けは紛う事なき中国風だった。11時半頃だったが未だ客はいなかったにも拘わらず、厨房には中国語が飛び交って数名が忙しく働いていた。
客席にはニューは置いてなかったので「矢張りか」と妙に納得させられた。そこには「華為」(Huawei)のタブレットだけがあった。ICT化というのかデイジタル化が我が國よりも進んでいると聞かされている中国人の店であれば、当然だろうと思わせられた。メニューはチャンと日本語の表記にもなっている辺りも「凄いな」などと感心なしたくなかった。そこで、典型的な四川料理である「麻婆豆腐」と「ジャージャー麺」を注文してみた。
注文して料理が来る間待たされて解ったことは、厨房の忙しさは配達と持ち帰りの注文が非常に多いという点だった。電話は鳴り続けていたし、UBERではない多くの配達人が次々と降りてきては駆け足で階段を駆け上がっていくのだった。察するに、中国人からの注文が多いのだろう。
そこで料理の味である。これまでに我が国で所謂「四川料理」を都内や横浜の南京町(我々の年齢層では中華街とは言わない)で味わってきたものとは全く違っていた。麻婆豆腐の辛さは痛烈なんていう生易しいものではなく、家内と共に歯が立たなかった。ジャージャー麺の辛さも強烈だったが、家内は何とかこちらは制覇した。私は何とか粘って辛い豆腐を3分の1ほどは食べたが、結局は諦めて残す事にした。少量でも口に入れたときには確かに美味さは感じるのだが、次の瞬間に例えようもない辛さが襲ってきて、美味だったことを忘れさせてくれるのだ。
我々の隣の席に座った中国の青年は全く何事もないように麻婆豆腐を食べ進め、アッという間もなくご飯をお代わりし、辛い料理を征服して帰って行った。店内は瞬く間に多くの客も入ってきたが、あれほど配達と持ち帰りが繁盛しているということは、この界隈にはどれほど中国人が多いかということの証明のように思えるのだ。少し疑問に感じたことは、中国全土に住む者たちは、皆四川料理を好むのだろうかということ。我と思う方はここまでお出でになってお試しあれ。