新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

7月6日 その2 21年6月の新宿区の人口

2021-07-06 13:47:14 | コラム
21年6月の新宿区の人口は対前月比△0.1%で343,681人となった:

新宿区の6月の人口は4月の302人、5月の437人の減少に続いて459人の減少となっていた。また、昨年6月の347,014人との対比では、約1%の減少だった。外国人も5月に続いて△234人を記録して35,495人となり、新宿区の全人口に占める比率も、5月の10.4%から僅かにマイナスの10.3%に低下した。因みに、4月は10.6%、3月は10.9%と2月は11.0%だったので、続落傾向は止まっていなかった。昨年までは彼らが占める比率は12%台を維持していたので、かなり減っていたのだ。だが、大久保通りに出てみれば、何故か相変わらず多くの異邦人が群を為して闊歩しているのだ。

日本人は6月には△225人で308,166人となっていた。私の感覚では、我が同胞までが新宿区を嫌って出て行かれたとしても不思議ではないとなる程、この百人町/大久保界隈における低次元の国際化は進み続けているのだ。現に新大久保駅から我が家に向かう路地では、三重県の鳥料理の店が倒れた後にはイスラム教の焼き肉屋とケバブのスタンドが出現してしまった。また「ベトナムフォー」が店名のベトナム料理店は、道路にスタンドを出して大型のドリアンを¥1,800/kgで売り出してしまった。言うなれば、益々異国情緒タップリになってきたのだ。

マスク等の安売りも続いている。最早50枚入りの箱は¥200は当たり前なのだが、これが彼らハラルフード店が在庫を持て余しての投げ売りによるものか、あるいは中国から買い入れ価格が安いのかは、我々には分からない。だが、昨年の今頃は¥1,000だった事を思えば、彼らは濡れ手で粟のような商売を楽しんでいたので、投げ売りしても結局は損にはなっていないのかも知れないなどと考えてしまう。

目をウイルスの感染者の数に転じてみよう。1年前の6月にはここ新宿区の感染者は859名だった。それが、昨5日にはリバウンドとやらの兆しが見えてきた事も手伝ってか、9,537人となり何と対前年比で9倍にまで増加していたのだった。昨日も丁度日本語学校の授業が終わる正午過ぎに、買い物があって大久保通り方面に出掛けた。そこで2校から出てくる北京語を喋っている連中を主体にした留学生(なのだろうか)を見ていると、彼らがワクチンを接種してあるとは想像できないので、何とも言えない不気味さを感じたのだった。などと言えば、被害妄想かな。


参考資料:新宿区「広報」21年7月5日号


都議会選挙を振り返ってー自民党は負けたのか

2021-07-06 09:13:15 | コラム
あの42%の投票率は低いのか高いのかー自民党は負けたのか:

投票率:
我が3棟で576戸もあるアパート及びその周辺の住宅地帯における投票率は、あの降るのか降らないのかハッキリしない梅雨空の下で、リバウンドとやらの恐怖が声高く叫ばれているときにであれば、決して低くはなかったと思う。当方は11時半過ぎに出掛けていったところ、生まれて初めては大袈裟かも知れないが、投票所の入場に10人程の列の最後尾に並ぶ結果になった。しかしながら、毎度のことで並んでおられた方にも、帰りにすれ違う方々の中にも若年層は見当たらなかった。有権者の意識の問題ではないのかな。何れ出てくるかも知れない年齢別の投票率を見てみたい。

自民党は負けたのか:
私はもし負けたと言うのならば、その原因を作ったのがマスメディアと共産党だと思っている。それは、彼らは世論調査と称して誘導尋問としか言いようがない質問で罪なき一般大衆を惑わしては「菅内閣のCOVID-19制圧対策を評価しない」と言わせ、野党と組んではオリンピック開催の危険性を採り上げて「強行する菅内閣は怪しからん」と批判させたように、何かにつけて菅内閣と自民党を貶める逆宣伝に努めてきたからだと信じているのだ。

このように菅内閣が逆風を浴びさせられている一方で、スタンドプレー(このカタカナ語は不本意ながらこの儘々使うことにする。それは、英語本来の「グランドスタンドプレー」では理解されないと思うからだ)の名手小池東京都知事がCOVID-19対策では毎回のように先走っただけではなく、知ったかぶりのカタカナ語までを駆使して空疎な対策を打って見せ、菅首相と西村担当大臣を虚仮にしてきたのだった。これだけでもかなり成功していた。

ところがそれに加えるに、マスコミも小池都知事を褒め称える方に回ったのだった。私は菅首相は小池都知事とは余りに対照的であり、ひけらかしや空疎なスタンドプレーに走られることなく、COVID-19制圧に対しては実直且つ着実に対策を打たれてきたし、外交面でも成果を挙げられていた。だが、小池さんのような派手さが欠けていたために、中々大衆受けしなかったような感が濃厚だった。

それだけではないと私は思う。それはここ百人町3丁目の我がアパート群には576戸もあって、控え目に見積もっても1,000票以上は出ると思うのだ。だが、未だ嘗て各党の宣伝車が大挙して訪れたことなど皆無だった。選挙事情に詳しい人に言わせると「住民の多くは区外からの流入者が多くて地元意識が希薄な為に、多くの候補者が見放しているのだ」そうだ。それかあらぬか、今回の選挙期間中に複数回やってきたのが共産党候補の車だけで、その候補がトップ当選という有様だった。この結果は如何なる意識の表れなのかと、私には理解不能だった。

小池百合子式戦術:
「あの1週間程の過労のための入院は『悲劇のヒロイン』の演出が狙いではなかったのか」と、鋭くあの入院の裏を見ている説を為す人もいた。「いや、危うしと見ての雲隠れだ」との説もあった。私は如何に何でもそこまでの演出だったとまでは思わない、だが、あの入院の前の2週間程はテレビへの露出が激減したのは何故かと訝っていたし、偶に見せる表情には衰えきったお年寄りのような弱々しさが明らかに見えていた。

私の目には「何か深刻な病にでも罹っているのか」とすら見える程弱っていた。それが、あら不思議、選挙日前に復活して見せただけではなく、応援に回ったというのだから、これまで以上に見事なスタンドプレーだと言わざるを得ない。自民党の鴨下都連会長には出来るか、または仕掛けられそうな技ではなかったと見た。

その効果だったらしく、大方の予想だった都民ファーストの会の大敗を大きく?覆した31議席確保までを成し遂げてしまったのだった。その手腕と実績を引っ提げたのかどうかなどは私には解ることではないが、小池百合子さんは敵として仕立てておいたはずの自民党、その党の二階幹事長と再三会談して見せた。その挙げ句の果てに、記者の質問に答えて「国政に復帰するとは一度も言っていないのに、何故そういうそう質問をなさるのか」と煙に巻いて見せたのだった。

実体を伴わずともスタンドプレーとひけらかし戦法だけで何処まで行けるかの、壮大な実験を何時まで続ける気なのだろうか。総理大臣におなりになりたいのならば、何卒私が生存している間は願い下げにしたいのだ。