新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

2月3日 その2 再び岸田翔太郎氏について

2023-02-03 08:59:39 | コラム
「ビジネスマンの服装学」から言わせて貰うと:

矢張り、もう一言も二言も言いたくなってくる。

それは「ネクタイとは服装をキチンとしようと意識する人たちは、好い加減な選択はしないし、等閑に出来ないもの」であるのだ。その意味は「高価な物」や「一流と認められているブランド品」をしていれば良いという事ではなく、その場の服装に適した調和が取れているか否かが問題なのだ。解りやすいと思う例を挙げれば「3万円のスーツに、非常に高価なジョルジュアルマーニやブルガリのネクタイではチグハグだ」という事。

即ち、先日取り上げた「ビジネスマンのあるべき服装」では色彩を同系色は1色と看做して、上から下の靴までを3色以内に纏めるのが好ましいのだから、ネクタイの色にも十分に配慮せよとなるのだ。

それに加えるに「着こなし」という要素も入ってくる。どういう事かと言えば、下記に麻生太郎氏を例に挙げるが、高価な生地を一流のテイラーが仕立てた服を着こなせる為には、それなりの知識も必要だし、高価な服をそれに相応しく着こなせるような経験をしていなければならないのである。22~23歳程度の若者は麻生さんが着ておられるような誂えのスーツを、いきなり着こなせるようにはならないということだ。

昭和26年に百貨店のアルバイトで教えられた「お客様の品定めの方法」で最も重要な部位はベルトで、これに何処まで金が掛かっているか、全体の服装と調和が取れているかで判断出来る」からも言えることで、全体との調和が取れていることも重要なのだ。私は今日までに、そこまで気を配った調和が取れた服装をしている国会議員など見たことがない。故安倍晋三元総理や麻生太郎副総裁は例外的だと言える。

もっとハッキリ言えば、閣僚にアルマーニのネクタイを締めこなせるだけの人がいるかということ。そもそも、洋服は日本国古来の文化ではないのだから、それが誰にでも十分な知識と経験に基づいて身につけられていないのは当然なのである。換言すればヨーロッパの高級なブランド品ならば何でも良いという事ではないのだ。エルメスばかりに憧れるなとも言える。

視点を変えよう。私は「コスパ」の点からは、岸田翔太郎氏は何もロンドン市内のハロッズでなくても、何処か市中にもあったはずの免税店か、空港の中の免税店を利用されれば良かったのではないかと思うのだ。ここだったならば公用車も要らないし、誰の目も届かないのだ。また、LDH空港の免税店の品揃えは良かったかと思うが。

なお、余談の部類になるかと思うが、世界で免税店の数が最も多く、品揃えも良いと定評があるのがアムステルダムのスキポール空港。ここには一度だけ立ち寄れたが素晴らしいと思った。

また、恥を申し上げれば、昨日は「アルマーニ」のスペリングを間違えていたのだった。正しくはGiorgio Armani。私はこのブランドのネクタイを買ったことがなかったし、我が国の閣僚でアルマーニのネクタイが合うような垢抜けたスーツの着こなしている人がいるとは思えないのだが。

安倍晋三元総理はかなりの頻度で、アメリカ縞のネクタイをしておられたと見ていた。現場で見た訳ではないが、テレビの画面からは一度倒産したBrooks Brothersのネクタイが多かったが、もしかするとPolo Ralph Laurenかも知れない。麻生太郎氏は誂えで物凄く仕立てが良く、高級な生地だと思うスーツを着ておられる。一国の総理大臣であれば、これくらいに服装に気を配るべきだと断言出来る。


また,らくらくスマートフォンが鳴ったので

2023-02-03 07:46:27 | コラム
21万人の高校生は青山学院大学を第1位に選んでいた:

昨2日の夕刻にまた鳴っていたので「来たのか」と開けば、GoogleからのJSコーポレーションが23年1月に21万6,781人の高校生に聞いた進学希望先の調査結果だった。矢張りと言うべきか何と言えば良いのか、私立大学の第1位は青山学院大学だった。この結果は高校生たちが数多の調査の結果から青山学院大学が優れた大学であると認識して希望したのか、この大学が優秀であると広く認識されたかの何れか、あるいは両方かと感じ入っていた。

そこで、私には扱いにくいスマートフォンの画面から拾い上げた、私立大学の上位20校を列記してみようと思う。第1位は青山学院大学、2位は近畿大学、3位は慶應義塾大学、4位は明治大学、5位は関西大学、6位は早稲田大学、7位に上智大学、8位には中央大学、9位は日本大学、10位が駒澤大学となっていた。ここまでは明らかなことは「東高西低」であるようだ。

11位以下は立教大学、法政大学、東海大学、関西学院大学、中京大学、東洋大学、名城大学、順天堂大学であり、東高西低は変わらない印象だった。私にはこういう傾向は、ただ単に地方に育った高校生たちが「東京に行こう」か「東京に行けば」という願望を持っているのではないかとも見えるのだ。現に関東大学駅伝競走であるに過ぎない「箱根駅伝」を走っている学生たちの出身校を見れば、東京都出身者などいないと言っても誤りでは無いと思うほどだ。

私はこのような中央集権ではなく「中央吸い上げ」の流れが続けば、地方都市の衰退が続き地方の過疎化が止められない気がしてならない。個人的に興味が無いので取り上げなかったが、国立大学の1位は東京大学だった。

どうやら、当方は大学関連の情報のマニアだとGoogle似認識されたようだ。なお、「マニア」は英語ではmaniacで、「メイニアク」とカタカナ表記する方が正確だと思うのだが。