新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

2月5日 その2 マスコミは不親切だ

2023-02-05 11:22:30 | コラム
彼ら広域強盗団の首魁が何故「ルフィ」と称するのか:

時代に遅れたとしか思えない当方には、「ルフィ」とは何のことかサッパリ解らなかった。テレビも新聞も不親切で、何らの説明もなくただ「ルフィ」と言うだけだった。尤も、この嘆かわしい強盗団が存在していて、彼らが外国の収容所の無秩序振りを利用して指揮していていながら、我が国の警察権が及ばす、放置(していた訳ではないだろうが)されていたことの方が重大で深刻な問題だろう。

昨日だったか、何処の何方だかも解らないテレビ的な有名人が「全巻愛読してきた『ワンピース』の主人公をこのように悪用するとは許しがたい」と嘆いておられたのを聞いて、「アニメ」とやらから取ったものだと初めて知り得たのだった。尤も私は「アニメ」などという世界の事情の知識は皆無だし、「ジブリ」だと言われても「そう言えば聞いたことがあるな」という程度。

話を否定的と言うか、時代に乗り遅れた者の視点から進めれば、私は「アニメ」の前身が漫画であり、私が学齢に達した前後に流行っていた漫画と言えば横山隆一の「フクチャン」と、田河水泡の「のらくろ」くらいしか思い浮かばず、戦後では長谷川町子さんの「サザエさん」を先ず取り上げたくなるだけ。

そういう次第だから、テレビ局も新聞社も人口の30%が高齢者になってしまうときだから、その点に十分に配慮して超後期高齢者向けに「因みに『ルフィ』とは」と説明する親切さを求めたいのだ。尤も、お孫さんがおられるご家族にはそういう解説は無用かも知れない。

「ルフィ」は兎も角として、政府は一刻も早くフィリピン政府に協力を要請して、あの4名だかを強制送還させて、悪の芽を根から断ち切って貰いたいのだ。そして、世界に冠たる我が国の安定した治安を取り戻して欲しいのだ。

だが、懸念材料は残されたのではないかとも思っている。それは、今朝ほど家内とも語り合ったのだが、あれほど詳細に連日のように彼らの手口を報道しては、「そうすれば良かったのか」とばかりに、模倣犯が出てこないという保証もまたない気がしてならないのだ。

岸田さん、最後にお願いがあります。ご子息に続いて今度は秘書官の問題も出て来て何かとご苦労が多いのですが、何卒最大限の努力を願って、我が国民の安全を保障して下さい。宜しくお願いします。喫緊の課題です。


“lithium“だったとは知らなかった

2023-02-05 07:44:29 | コラム
だからカタカナ語は怖くて面白おかしい:

昨日のことだった。またまたカタカナ表記のおかしさと面白さを味わう機会があった。確かニュース番組だったと思うが、幕が張られている画面に“Lithium”という字があった他に、Toyotaとあったと一瞬見えた。そこで、トヨタである以上、EVの肝である「リチューム電池」のことかなと想像を逞しゅうした。実は、私はその瞬間まで「リチューム」の綴りに全く何の関心もなかった。そこで、確認の為に調べてみた。

言い訳めいたことを言えば、自動車に余り関心がなくEV騒ぎ(?)も電力不足に悩む国でどうやって推進する気かと批判的だったので、リチュームとは何かなども気にもかけていなかった。辞書で確認すると、綴りは“lithium”で「アルカリ金属」とあった。そこで「なるほど、この単語をカタカナ表記しようとするときに「リチューム」としたのかと解った。英語式に表記すれば、勿論「リシアム」が最も近いだろう。

私は「リシアム」であった方が良かっただろうものを「リチューム」としたことを、この期に及んで責める気にはならない。だが、毎回同じ事を言うのもイヤになるが、何故最初にlithiumを見た人が辞書を引かないで、勝手にリチュームとした感覚というか、神経が理解出来なくて悩む。英和辞典くらい持っていなかったのかと非難する根拠がここにある。

念の為に、同類のカタカナ表記を挙げてみよう。先ずは「アルミニューム」がある。この元は“aluminum”で、原語の発音に最も近い表記は「アルーミナム」だ。次は「水族館」の“aquarium”。これは「アクアリゥーム」ではなく「アクアリアム」が最も原語に近い。「シンポジューム」は元はと言えば“symposium”であり、カタカナ表記は「シンポウジアム」にしておけば原語に近かった。

これらのカタカナ表記に共通すると見えた問題は“um“の発音のようだ。これはローマ字では「ウ」でしかない字が、「ア」になっている点だろう。この英語の不規則さに挑まずして、辞書も引かずに、ローマ字読みにした先人か報道機関の好い加減さを私は嫌っている。私の疑問点は「何故、英語本来の発音通りの表記を避けたのか」だ。最初から「シンポウジアム」としておけば「シンポジューム」などという奇怪な表記は生まれなかったのではないか。

「また、こんな事を言ってやがるのか。うざい」と厳しき批判される前に、幾らかでもカタカナ表記のおかしさと面白さと、英和辞典すらも持っていなかったかのような先人の苦労を察して頂ければ幸甚である。