新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

2月22日 その2 温故知新とはなり得なかったようで

2023-02-22 08:02:22 | コラム
財界四天王って何の事:

先週末に取り上げたこの去りし昭和の「財界四天王」の件は怖れていた通りの結果でブログでは見事に滑ったようで、アクセスは伸びなかった。それはそうだと思う、何分にも半世紀以上もの昔の話なのだから。

そこでという訳でもなく、70歳代と60歳代の元は会社勤めの方に「財界四天王」のことを伺って見た。矢張り「知らなかった」と言われてしまった。どうやら残念ながら「温故知新」への貢献すらできていなかったようだった。

私としては別に誇りに思っている訳でもないが、入社2年目頃の若手の末尾の社員の頃に、水野成夫社長には2度もエレベーターを乗り合わせたし、社内の理髪室で運悪く鉢合わせになって「何だ。青白い若いのがいるな」と声をかけられたこともあった。緊張で声も出なかった記憶がある。

ここで訂正しておきたいことがある。それは、先日の四天王からは岩佐凱実氏ではなくて、日本開発銀行総裁だった小林中氏(コバヤシアタルと読む)にすることだ。Wikipediaではこうなっているが、私の記憶では「水野、岩佐、長野、桜田」の4社長か、「水野氏、小林氏、長野氏、桜田氏」とする説があったとなっているのだが前者を採っていた。

私の記憶の根拠は、3社長・1頭取で、「紙パルプ」、「金融」、「製鉄」、「紡績」が当時の日本経済を牽引していたと感じ取っていたことにある。尤も、水野さんは国策から産経新聞の経営に転じていかれ、言論界でも活躍されたのだった。

と、このように語っても、矢張り高齢者の回顧談になってしまうのか。今日の財界から四天王に擬せられる実力者を挙げるとしたら何方と言うか、どの業種からになるだろう。


マスクの着用を継続するかかどうかの判断

2023-02-22 07:20:04 | コラム
3月からは個人の判断に任せるのか:

政府(厚生労働省)が屋外ではマスクを着用せずとも良いと発表されたと認識している。また、国内の航空会社は「飛行中の機内では乗客個人の判断に任せると」と決めたと報じられていた。在職中はマスクとは寧ろ冬の防寒具としては優れていると思っていた私は、屋外だろうと何処だろうと、この鬱陶しいマスクをせずに済ませるのだったら大歓迎だと思っている。

そこで、昨日は国立国際医療研究センター病院(NCGM)循環器内科での60日置の定期診断の際に、主治医である医長先生に「私のような場合にはマスクはどうすれば良いでしょうか」と伺って見た。私はNCGMが新型コロナウイルス対策の総本山のような病院だと認識しているので、担当は違うがこの分野にも明るい先生にお尋ねした次第だ。

先生の指示は「貴方の場合には矢張りマスクをしておられた方が良いのです。肝腎なことは未だ日頃の行動範囲を逸脱しないように安全第一にすることです」だった。即ち、私は何とか無事に切り抜けては来ているが、昨日の検査でもBNPの数値は200という慢性心不全の状態にあるのだから、常に感染しないように万全の注意を怠らないことなのである。

新型コロナウイルスの感染が始まった3年前には、半年もすれば終息するかと期待していたが、事はそう簡単には終わらなかった。確か、3年前の後半には「もしかしてこの儘死ぬまでマスク着用から解放されないのではないか」と危惧して見せた記憶がある。

本家本元のはずの中国では、習近平主席の「ゼロ新型コロナウイルス政策」は奏功しなかった。だからと言うか何と言うか、マスクが有効な防御策かどうかは不確定だと思うが、目に見えない敵であるウイルスからの自己防衛策としてもマスク着用からは当分の間解放されないようだと思って、NCGMから退去した。要するに「個人としては自主的に判断せず、医師の指示に従うこと」と決めたのだ。