新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

最近一寸気になったこと

2023-02-19 07:31:07 | コラム
LGBTQ問題他:

LGBTQの他に重要案件があるのでは:
荒井前秘書官のオフレコ舌禍事件(?)以降、野党もマスコミも自民党内でも、この問題というべきなのか案件なのか判断出来ないが、非常に重要な事案になっているようだ。私はこの問題に疎いので、Qが追加されたことすら知らなかった時代遅れである。岸田総理も慎重に発言しておられた事が示すようにこれは適時に適正に処理しなければならないことだとは十分に解る。

だが、私には現今の内外に問題山積の我が国からすれば、他にも喫緊の課題があるように思えてならなかった。事実、有本香氏は「憲法改正を優先すべきだろう」と夕刊紙で論じておられたそうだ。私には生活に密着する重要な問題として、電気料金等の物価上昇を如何にして抑えていくかの方を優先して頂きたい気がしてならないのだが、岸田総理がそうとはお考えでなかったら困るのだが。

マスコミとWBCの野球:
目先をグッと見近に寄せていこう。この件ではマスコミは連日連夜の大盛り上がりで、明日にも我が侍ジャパンが優勝しそうに、一般大衆を煽り立てている。私が気懸かりに思う点がこの過剰に思えてならない煽り立てなのだ。何故ならば、私の持論は「マスコミが持ち上げて大騒ぎすると、好ましくない結果が出てくる危険性が高い」のであるからだ。

彼らスポーツマスコミにすれば、サッカーのW杯で我が国代表の意外な(失礼)な大健闘で彼らは大いに盛り上げる材料を得て興奮していた。暫く人々を興奮させる材料がなかったところに、満を持して栗山監督が登場され、MLBからDarvishや大谷翔平や鈴木誠也等を参加させて史上最強の布陣を作り上げたのだから、WBC制覇が絶好の材料になったのだ。敢えて言うが、私は「騒ぎ過ぎもほどほどにしたら」だと危惧している。

Spy balloon:
中国は本当に面白い国だと思わせられてしまった。彼らは仮令地球がなくなってしまうおうと「我が方が悪う御座いました。落ち度を認めてお詫びます」などとは言わない人たちの集まりだと、私は見ている。だから、バイデン大統領が風船の撃ち落としを命令すると怒り狂って見せた上で「過去にアメリカが中国に向けて風船を飛ばしていたではないか」とまで言い募ったのだった。

「そうですか、アメリカもやっていたのですか」と惑わせられた人もいたかも知れない。一寸考えれば解ることで、アジアからは(で良いだろう)偏西風が吹いていて、気球のような物を高く上げれば偏西風に乗って太平洋を渡ってアメリカ大陸の方に飛んで行くのだ。これは、戦時中に我が国からアメリカに風船爆弾を飛ばし事からも明らかなのだ。我が国からアメリカ西海岸のシアトルまでは8時間で飛べるが、帰路は10時間以上を要するのだ。

また英語の講釈かと言われることを覚悟で言えば、私はそのシアトル往復の機内で機長が「向かい風」を“head wind”「追い風」を“tail wind“と言っているのを聞いて勉強ができたのだった。

という事は、アメリカからは仮令西海岸からでも、中国の方向に風船を飛ばすことは不可能なのである。中国の要人たちがこれくらいの常識を備えていないことはないだろう。そうであっても、彼らは自国の非を認めようとはせずに、他国を堂々と非難してみせるのだ。我が国も穏やかなので、誰一人として「中国はあんな与太話を」と批判しなかった。紳士的に過ぎると思うのは私だけか。言うべき事は言わねばなるまい。