新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

7月1日 その2 新札発行を悪用する詐欺」に思う

2024-07-01 06:38:39 | コラム
この世は油断も隙も無い:

週刊AWACS氏が新札交換という新たな詐欺の手口を取り上げておられたのに刺激されて、当方は詐欺の手口かどうか知らないが、所謂フィッシングだろうと思う迷惑電話の件を。

我が家には不動産売買、不用品買い取り、投資勧誘等々の電話がほぼ毎日のようにかかってくる。だが、絶対に出ないようになっている。それは「ナンバーディスプレー方式」にしてあるので、登録してある以外の番号からの電話には出ないのだから。

そして、その正体不明の電話の番号を控えて検索すれば、何であるかは直ちに判明する。我が方は現時点ではその番号と業種(正体)をメモ書きして固定電話の脇に置いてあるので、これと照らし合わせれば場合によっては何者からかも解る仕掛け。何れ一表に纏めようかとは思っているが、関西弁で言えば「邪魔くさい」ので未整理のままに放置してある。

思うに、カモとすべき高齢者のリストが出回っているのだろう。言うなれば「石川や 浜の真砂は 尽きるとも 世に盗人の 種は尽きまじ」状態ではないか。我が方は光栄にも彼等悪漢どもに「カモだ」と認知されているのかもしれない。

ところで佐藤愛子さんが「九十歳。何が目出度い」と喝破されたそうだが、誠にその通りかと痛感している。迷惑電話の標的にもされてしまったのだから。それだけではなく、一昨日から未だ嘗て経験したことがなかった、一過性の筋肉痛であってくれと願っている腰の辺りの痛みに悩んでいる。その他にも体中のあちこちが年がら年中痒いし痛いのである。91歳、これらだけでも楽じゃないのだ。

斎藤栄君が亡くなっていた

2024-07-01 04:20:54 | コラム
同期の仲間がまた一人:

推理小説の作家、斎藤栄君の訃報を今になって知った。と言うのは彼の訃報は去る6月25日の新聞に載っていたのだが、この日は湯治に出かけていた中日で新聞を読んでいなかったのだから知らなかったのだった。

斎藤栄君は昭和20年4月に神奈川県立湘南中学校に入学した同期だった。彼とは確か戦争中に同じ地区の者たちが集まるように組替えがあった時に同じ組になって、短い期間の同級生だった。

彼は真面目で地味な勉強家で東大に進んでから横浜市役所に就職したのは承知していたが、将棋を主題にした推理小説作家で文壇に登場した時は拍手喝采したが、推理小説を書くとは意外な感があった。

我が同期の作家ではかの故石原慎太郎君のような華やかな存在があったが、斎藤君はついぞ石原慎太郎君のような世間に広く知れ渡るような作家ではなかったようだ。

我らが同期にはあの三銀行合併を成し遂げた西村正雄君(東大卒)を始めとするそうそうたる財界人が何名も出ているが、斎藤君や石原君のような作家として名を為した者もいたという異色の第26期だった。

斎藤栄君のご冥福を祈って終わる。